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撮りたいことの一つ。

人は流れている時間を取り戻せない。
子どもと接していると、それを特に強く感じる。

前にも同じようなことを何処かで書いた気がするのだけど、書いておこう。

息子を撮る時に大事にしていることがいくつかある。
その中の一つが、彼が十数年先に家を離れるとき、生きていく中で大きな出来事に出会した時、幼い自分が五感で感じたことを思い返せるように。ということだ。

幼少期の原体験がその後の基盤になると信じている。

生きている人のその全員がいつか死ぬ。
その死ぬまでの間にどこで生きて誰と関わってどんなことを思ったのか。ということに自覚的でありたい。

息子が写る写真には、彼自身を含む彼と関わってくれた人の表情や姿勢を撮りたいと思っている。

さぁ、溜まってきたフィルムを現像所へだそう。
あの時の感情が思い返せるから写真は楽しい。


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子どもに教えられたこと

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