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イノベーションを促進するためには、3つの日課とイノベーションサンドイッチを活用しよう

スタンフォード大学工学部の非常勤教授であるジェレミー・アトリー氏とスタンフォード大学d.schoolの共同創立者の一人であるペリー・クレバーン氏は、d.schoolの非常勤教授およびエグゼクティブ・エデュケーション・ディレクターを勤めています。

d.school(デザイン思考研究所)は、Hasso Platner Institute of Design at Stanforの通称でデザイン思考の教育分野で他を牽引する存在です。

アトリー氏クレバーン氏は、以下のように述べています。

創造的な慣行を確立しそれを維持することによってのみ、必要なときに創造的思考ができるのだ。時間とエネルギーを着実に創造性につぎこめば、成果は自然に生まれてくるものだ。

スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法
ジェレミー・アトリー, ペリー・クレバーン他 著
KADOKAWA
より抜粋

創造的思考を身につけるためには、以下の3つのことを日課にしましょう。

1.種まき(Seed)──問題を選んで、それについて研究する。
2.睡眠(Sleep)──潜在意識に問題を処理させる
3.解決(Solve)──問題をアイデアで満たす

“種まき”として、睡眠前に複数のアイデアを考え、アイデアに関連した書籍を読みます。そうすることで潜在意識に問題を処理させるのです。
“睡眠”中には、潜在意識にある問題を処理します。そこで新しいアイデアが創造できるようになります。
そして、睡眠から覚めたときに問題への“解決”となる新たなアイデアが思い浮かぶという形です。


アトリー氏クレバーン氏は、こうも述べています。

ノートには、あなた自身のアイデアだけでなく、興味深い引用、事実、物語、統計、そのほかの将来に関係しそうなインプットを書きこむ。

スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法
ジェレミー・アトリー, ペリー・クレバーン他 著
KADOKAWA
より抜粋

プロジェクトにおいて、アイデアフローを確保することはとても大事です。アイデアフローとは、創造性を評価するための指標です。アイデアフローを確保するためには、チームメンバー全員がアイデアフローに参加できる環境を整えましょう。アイデアフローが十分に確保されている状態であれば、問題解決に向けたアイデアの数や品質が向上します。それにより、プロジェクトの成功につながるのです。


リーダーは、創造性を促進するために時間を確保しましょう。時間を確保する取り組みとして、Googleが導入した「20%ルール」があります。「20%ルール」とは、業務時間の20%を自分の好きなことに使っていいというルールのことです。このように自由な時間を設けることで、メンバーが新たなアイデアを思いついたり、プロジェクトを改善するために実験をしたりできる時間ができるのです。

リーダーは、メンバーが仕事中で自由にアイデアを発言し合える雰囲気作りをする必要もあります。日々仕事に追われると、アイデアを出す機会がなくなり、創造性がなくなってしまうことがあります。なので、リーダーは、メンバーがアイデアを出しやすい環境を作りましょう。

アトリー氏クレバーン氏は、以下のように指摘しています。

最高の結果を出すには、イノベーション・サンドイッチを使うべきだ。まずは、思わぬ発見や知識の共有によるメリットをすべて享受するために、メンバーを招集する。そしてそこで議論した内容を、席に戻って静かに考えさせる。最後に、もう一度全員を招集して、それぞれの考えを共有し、さらに大きな火花を出させるのだ。

スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法
ジェレミー・アトリー, ペリー・クレバーン他 著
KADOKAWA
より抜粋

イノベーションサンドイッチとは、イノベーションを促進するための手法のひとつです。イノベーションサンドイッチは、3つのステップで構成されています。3つのステップは、“招集・考える・共有”です。この手法を活用することは、新たな発見や知識の共有によるメリットがあります。

①招集
招集では、イノベーションについての話し合いをするために、関係あるメンバーを集めます。この際に大切なのは、チームメンバーや専門家など多角的な視点を持つ人たちを揃えることです。さまざまな専門知識や経験を持ち寄ることで、新たな発想やアイデアを共有することができます。

②考える
このステップでは、各自が持つ専門的な知識や経験を活用し、話し合いで出たアイデアを深化させたり、新しいアイデアを創造することができます。

③共有
このステップでは、再び全員を集め、各自で考えたアイデアを共有し、さらに話し合いをします。ここでは、新しいアイデアや発想が出てくることがあります。さらに、チームメンバーの発想を共有することで、意見の相違点や課題が明らかになり、より率的な解決策が見つかることもあります。

創造的なプロセスは、アイデアの共有や試作品の作成、改善、評価、そして修正を繰り返すことで成り立っています。はじめに思いついたアイデアが必ずしも成功するとは限りません。製品を作成して問題点や改善点を見つけることが極めて重要なのです。そのため、たくさんのアイデアや試作品を作成することが必要不可欠です。


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モウトレとは?

全ての前提条件や思考の壁を取り払い、自由な発想をする「妄想」を活用したワークショップ型のトレーニングプログラムのこと。「これを発言したら、バカにされるかもしれない」「自分にとって不利益になる発言は避けたい」という意識を取り除き、心理的安全性の高い環境で本質的なアイデア出しを実現します。

心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態です。

アイデアを否定されることがないので、安心してアイデアを生み出し続けることができます!

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株式会社要 MouMa事業部
メールアドレス:mouma_support@kanamekey.com
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