イノベーションを促進するためには、3つの日課とイノベーションサンドイッチを活用しよう
スタンフォード大学工学部の非常勤教授であるジェレミー・アトリー氏とスタンフォード大学d.schoolの共同創立者の一人であるペリー・クレバーン氏は、d.schoolの非常勤教授およびエグゼクティブ・エデュケーション・ディレクターを勤めています。
d.school(デザイン思考研究所)は、Hasso Platner Institute of Design at Stanforの通称でデザイン思考の教育分野で他を牽引する存在です。
アトリー氏とクレバーン氏は、以下のように述べています。
創造的思考を身につけるためには、以下の3つのことを日課にしましょう。
“種まき”として、睡眠前に複数のアイデアを考え、アイデアに関連した書籍を読みます。そうすることで潜在意識に問題を処理させるのです。
“睡眠”中には、潜在意識にある問題を処理します。そこで新しいアイデアが創造できるようになります。
そして、睡眠から覚めたときに問題への“解決”となる新たなアイデアが思い浮かぶという形です。
アトリー氏とクレバーン氏は、こうも述べています。
プロジェクトにおいて、アイデアフローを確保することはとても大事です。アイデアフローとは、創造性を評価するための指標です。アイデアフローを確保するためには、チームメンバー全員がアイデアフローに参加できる環境を整えましょう。アイデアフローが十分に確保されている状態であれば、問題解決に向けたアイデアの数や品質が向上します。それにより、プロジェクトの成功につながるのです。
リーダーは、創造性を促進するために時間を確保しましょう。時間を確保する取り組みとして、Googleが導入した「20%ルール」があります。「20%ルール」とは、業務時間の20%を自分の好きなことに使っていいというルールのことです。このように自由な時間を設けることで、メンバーが新たなアイデアを思いついたり、プロジェクトを改善するために実験をしたりできる時間ができるのです。
リーダーは、メンバーが仕事中で自由にアイデアを発言し合える雰囲気作りをする必要もあります。日々仕事に追われると、アイデアを出す機会がなくなり、創造性がなくなってしまうことがあります。なので、リーダーは、メンバーがアイデアを出しやすい環境を作りましょう。
アトリー氏とクレバーン氏は、以下のように指摘しています。
イノベーションサンドイッチとは、イノベーションを促進するための手法のひとつです。イノベーションサンドイッチは、3つのステップで構成されています。3つのステップは、“招集・考える・共有”です。この手法を活用することは、新たな発見や知識の共有によるメリットがあります。
創造的なプロセスは、アイデアの共有や試作品の作成、改善、評価、そして修正を繰り返すことで成り立っています。はじめに思いついたアイデアが必ずしも成功するとは限りません。製品を作成して問題点や改善点を見つけることが極めて重要なのです。そのため、たくさんのアイデアや試作品を作成することが必要不可欠です。
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