核廃絶と人間の原罪


強い兵器は捨てない
核廃絶、これは夢のまた夢。現実的な話ではない。人類は争いを止められない。戦うには他より強力な武器を持つ必要がある。核より強力な兵器が生まれるまで核は無くならない。

戦争をやめられないならせめて残虐な殺し方はやめようというのが“核兵器禁止”“化学兵器禁止”“毒ガス禁止”などの考え方。しかし、これは平時の議論で生まれる考え方。戦争が始まれば“手段を選ばず勝つことを考える”のが実際。

戦争は続く
米国では一般市民が自動小銃(小型機関銃)を持つことが合法となっている。この国の決まりは、“気に入らなければ銃を取る”ということ。保安官ワイアットアープの時代と変わっていない。

一度戦争を起こすと米国に英国が続き、英連邦がそれに続くというのがベトナム戦争以来変わっていない。アングロサクソンの原罪と言っても良いかもしれない。

帝国主義
人類から帝国主義は無くならない。共産主義國である中国が帝国主義になっていることからもそれは明らか。

理由はいくつかある:

1. 周囲の国から脅かされる危険に先手を打って周囲の国を侵略していく。

2. 資源、労働力を得るために周辺国を侵略する。

3. 過去の大帝国の夢復活

帝国主義の原因はこのどれかです。

―日本は軍拡を進めたために欧米に村八分にされたために資源を求めて太平洋戦争を起こした。

―ロシアは帝政ロシアーソ連―ロシアと縮小し続けた。かつての同胞がどんどんNATOに加盟していく。緩衝国が無くなりNATOに囲まれる恐怖からウクライナとの戦争を始めた。

―中国は世界の工場となり多大な富を蓄えた、その奢りからかつての秦や唐の中華帝国復活を夢見て拡大を続けている。

経済制裁は愚
村八分はいけません。太平洋戦争は日清・日露戦争に勝利し軍拡を進めた日本を抑えるために欧米列強が日本を村八分にし、その結果戦争が起こりました。村八分は天然資源、食料などを含めた物資の流通が滞り、結果的に双方の経済を麻痺させます。経済制裁という戦術は誤りです。

緩やかなブロック化
人類から戦争は無くなりません。但し、戦争を減らすことは出来ます。人種、宗教などを考慮した世界のブロック化です。但し、強いブロック化は緊張を生むので緩やかなブロック化である必要があります。その例がE Uです。ロシア、ウクライナ、ベラルーシなども平等な関係でスラブ連合を作るのがベストでしょう。

中国だけは巨大になり過ぎているので問題です。中国を世界の工場、世界の市場として扱うことを徐々に変化させる必要があるでしょう。中国の少子高齢化は日本よりも深刻です。労働力の不足が発生するのは目に見えています。その前に欧米諸国の企業は中国の工場を撤退させる必要があるでしょう。現状は世界が中国に依存し過ぎているのです。