現代“誤”訳 

「・・それでは、続いての句です 先生お願いします」

『こぬ人を まつほのうらの ゆうなぎに
 焼くやもしほの 身もこがれつつ』

これはですね・・
『いつまで待ってもこないから 焼いてたうなぎの身が
 こげてしまった』
という“うっかりやさん”のことを詠んでいます

「続きましての句です」

『きみがため 春の野にいでて 若菜摘む
 わがころも手に 雪はふりつつ』

この句はそうですね・・
『あなたのために春の山野で山菜を摘み天ぷらにしよう 
 ふと気づけば手についた衣(ころも)の小麦粉
 がまるで雪のよう・・』
という好きな人のためにふとロマンちっくになる
“がんばりやさん”のことを詠んでいます

「続いては・・」

『秋の田の かりほのいほの とまをあらみ
 わがころも手は つゆにぬれつつ』

はい、これはですね・・
『秋田かカリフォルニア産のトマトを荒微塵にして
 しぼって固めて天ぷらにしようとしてたら
 衣(ころも)の前にめんつゆをつけてしまった』
という超“あわてんぼうさん”のことを詠んでいます

曲『乙女の姿 しばし“どどめ色”・・』 トマト&フライアウェイ

#百人一首 #現代語訳 #乙女 #天ぷら #トマト #藤原定家 #光孝天皇 #天智天皇 #めんつゆ #ショート


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?