読書の記録(23)『キケン』 有川浩
手にしたきっかけ
過去に読んで面白かった記憶があったので、理系に興味がある長男に薦めてみました。「面白かった!」とのこと。
ハチャメチャな感じが面白かった記憶はあるのですが、記憶があいまいな部分もあり、再読しました。
奥付けには2010年1月発行とあるのでそこから推察すると、読んだのは10年以上も前。ざっくりとしか覚えていなかったのですが、改めて読むと、私の好きなものがたくさん出てきて、私が昨年ハマったものとつながった!と驚いたのでnoteに残しておきます。
心に残ったところ
私が読み流していたのは、
という冒頭の部分。えっ!?冒頭にちゃんと書いてあるやん!?とびっくり。
私が理系に詳しくないのもあって、工科大学がどんなところがわかっていませんでした。ここで勉強できることって、私が昨年ハマった『高専ロボコン』とか『魔改造の夜』につながることなのでは?と気づきました。『機械制御研究部』ってそういうことをする人たちの部活だったのね、といまさらながら知りました。
第5話の『勝たんまでも負けん!』なんて、そのまま『ロボコン』の世界を彷彿とさせます。社会人のチームと対戦するあたりは『魔改造の夜』かも。大真面目なんだけどカオスな感じがとっても魅力的。ただ、この本を読んだ当時はロボコンを知らなかったので、この面白さに気づかず「ふ~ん」と読み流していました。ごめなさい。
2023年10月8日に神戸で観戦した『高専ロボコン 近畿地区大会』が楽しすぎてこんなのも書いています。
このあと、2023年の高専ロボコンの地方大会、全国大会をすべてyoutubeで観ました。2023年のものを見尽くしてしまって、少々ロス気味です。
ロボコンを一気に観た今ならわかる~ということがこの本にはたくさんありました。操縦者はそうやって決めるのか、予選と決勝戦では戦い方違うのか、なるほど~と思いながら読みました。
まとめ
『自分の身体は自分が食べたものでできている』と言うように『私の好きなものは私の読んだものできている』という気づきがありました。
読んだ内容を忘れていたり、その時には全部理解できていなかったりもしますが、再読してわかることがありました。
最近は仕事に関連して子ども向けの本を読むことが多く、一度読んだ本をもう一度読むことが少なくなっていたので、新鮮な体験でした。
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