見出し画像

もぎもぎ!フルーツGOラウンド(近畿地区大会)

この年になって、これほど楽しめるものに出会えるとは思いませんでした。
家に帰ってからも気になって、普段はあまり見ない『X』に、どんな情報が流れていたかを検索するしまつ。

私の心をわしづかみにしたのは

アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2023
近畿地区大会 
もぎもぎ!フルーツGOラウンド


ロボコンとの出会い

たぶん、私よりも子どもが先。
小学生だった長男が何かのきっかけでロボコンに興味を持って、録画しておいたものを年末に見ていたことがありました。おそらく第30回大会。

大江戸ロボット忍法帳


大阪市立科学館

大阪市立科学館に遊びに行ったときのことです。たまたまその日に奈良高専の学生さんが来られていて、ロボコンの実演をされていました。目の前で実際のロボットを見ることができたのです。
記憶を頼りに検索してみたら、2018年4月21日のことでした。

長男は飛び道具の吹き矢が1本ではなく数本が一気に飛び出すことを不思議に思ったようです。私は吹き矢なら1本ずつ飛ぶはず、という発想すらありませんでした。「何で?」と知りたそうにしているので、「お兄さん(高専の学生さん)に聞いてみたら?」とうながしました。すると、自分で質問し、丁寧に説明してもらえたのです。

こやってnoteに書いていて、「いい質問」と言ってもらえて、長男が嬉しそうにしていたことも思い出しました。奈良高専のお兄さん、その節はありがとうございました。

数年後

それから数年が経ち、長男も自分の進路について考える年頃になりました。夏休み頃からいろいろな学校の説明会や体験会、文化祭などに行っています。その流れの中で、ロボコンの近畿地区大会が10月8日(日)に神戸市立中央体育館で行われることを知りました。観覧を申し込み、行ってきました。

魅力を分析

ロボコンの近畿地区大会を観て、なにがそんなにおもしろかったのか改めて考えてみました。

私自身は理系が苦手な典型的な文系ですが、もの作りにまつわるエピソードが大好きです。『プロジェクトX』や『プロフェッショナル』も好きですし、『カンブリア宮殿』も好んで観ます。

最近では『魔改造の夜』を見て、エンジニアの方々の少年・少女のようなキラキラの瞳に心を奪われていました。大人(社会人)に引けを取らないN岡高専の学生さんの姿にも感動しました。

数を競ったり、タイムを競ったりするものなので、はっきりと数字の結果が出ます。しかし、数字だけでなく、美しさ(かわいらしさ)とか、動きの滑らかさ(詳しくないのですが、機構?装置?仕組みによる部分)とか、勝ち負けだけでない細部へのこだわりも素敵です。

ライバルなのに、自分のチームのことのように祈りながら見つめていたり、感動して涙を流していたり、そんな競技って他にありますか?ものづくりの美学というか魂というか、何か崇高なものを感じます。

テレビの中だとちょっと遠い世界なのですが、神戸市立中央体育館に足を運んで、学生さんや応援されている方々の思いをダイレクトに感じることができました。好きなことを追究している人は本当に楽しそうだなあと心から思ったのです。

ロボコン本番では練習のときのように上手くいかなかったり、予期せぬ不具合に悔しい思いをされることもあるでしょう。それでも、自分のチーム(ロボット)に誇りを持っている感じが伝わってきます。仲間と一緒に積み上げてきた時間や経験が見える気がします。不具合が起きても冷静に臨機応変に対応できる姿。残り時間が少なくなっても諦めず全力を尽くす姿。それらを目の前で見て胸が熱くなりました。

真面目だけど遊び心も満載です。こつこつとフルーツを収穫するチームもあれば、フルーツをいためないようにそっと優しく収穫するチームもあります。子どもたちに夢を届けるチームもあれば、ダントツの収穫量を誇るチームもあります。本当にどれも個性的で、応援したくなりました。

初めて生で見たロボコンは、ものすごくハイレベルなものだったのだろうと思います。アナウンサーさんも解説の方も、「近畿地区はレベルが高い」と何度もおっしゃってました。もしかしたら、全国大会レベル級の最高の対戦をいきなり観ることができたのかもしれません。

10月は毎週日曜日に地区予選があって、11月26日(日)には全国大会があります。配信もあるようなので、週末が楽しみです。

私が今回楽しんだ近畿地区大会はyoutubeで観ることができます。


おまけ

あまりにもド素人の感想で書くのも迷ったのですが、正直に書きます。

私が何よりも度肝を抜かれたのはロボットが障害物を越えていく様子。特にロープ。下をくぐる、上をまたぐ、はそうでしょうね…と私でも想像ができました。

ところが、するりとロープをすり抜けていくロボットが何体もあることにびっくり!運動会のゴールテープみたいなロープがロボットの体内(本体?胴体?)をすり抜けていくのです。えっ?どういうこと?マジック?奇術を観ているの?と解説者の説明があるまで、キツネにつままれた感じでした。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?