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読書の記録(11)『教科書の外で出会う、ぼくらの身のまわりの理科』

『教科書の外で出会う、ぼくらの身のまわりの理科』 うえたに夫婦著 ガリレオ工房 監修  河出書房新社



手にしたきっかけ

司書の研修で、読書月間に向けてYAにおすすめの本を探すことになった。『14歳の世渡り術』というシリーズなのでちょうどYA向けだと思った。パラッと見たときにマンガが多くて読みやすいと思った。

心に残ったところ

マンガの主人公ポコ太の夏休みの不思議な体験が描かれている。偶然だけど、読んだ時期がちょうど夏休みだったので、我が家での会話と重なるところがあった。例えば、虹を見て「なんで七色に見えるんだろうねぇ」と話したり、遠くの花火を見て「次の音は大きそう」という話をしていたところだったので、うちの子にも「読んでみて、いい本があるよ!」とすすめた。

様々な現象を今までに習った知識で説明してくれるので、わかりやすい。ポコ太の夏休みが、いかにもよくある夏休みで、あるある~と思いながら読めた。

私が一番へぇ~っと思ったのは第12話の海のところ。浮力の話が面白かった。中でも船の話が納得できた。飛行機がなぜ飛ぶの?というのはこういう理科系の質問でよく聞くけど、船がなぜ安定して浮かんでいられるの?というのは考えたことがなくて、P161の豆知識『船の浮き沈みアレコレ』ですごく納得できた。

まとめ

理科が好きな人も苦手な人も楽しく読めると思う。担任していたときにこの本に出会っていたら、学級文庫に入れていたと思う。

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