読み聞かせした本(20)『うまれたよ!モンシロチョウ』2023年9月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本『うまれたよ!モンシロチョウ』 写真 安田守 構成・文 小杉みのり 岩崎書店
選んだ理由
・1年生の国語の教科書(光村図書)に『やくそく』があり、関連する本を探していた。
・担任の先生が教室で紙芝居『あおむしのへんしん』を読んでくれていたので、絵ではなく写真の本を読み聞かせたいと思った。
・たまご、幼虫、サナギ、成虫へと変わっていく様子が写真でわかりやすい。
・『うまれたよ!アゲハ』と迷ったが、幼虫が苦手な子も一定数いるので、アゲハチョウの幼虫よりモンシロチョウの幼虫の方がいいかと思い、こちらにした。
子どもの反応
・たまごを見て「とうもろこしみたい」とつぶやいていた。
・『うまれて はじめての ごはんは、たまごの から』にへえ〜と驚いていた。
・『おなかが いっぱいに なると、おしりを ぷいっと もちあげた。さきから でてきたのは ちいさな うんち うまれて はじめての うんち』のところで、大ウケしていた。「もう1回読んで!」とまさかのアンコールがあった。(この後も、うんちが出てくるたびに大喜びしていた)
・ページをめくるたびに写真に目が釘付けになっていった。
・紙芝居で予習していたので「さなぎちゃう?」と次の展開が読めていた。
読み聞かせた感想
・カブトムシやセミなど、地中にいるため姿を見られないものをこうやって子どもたちに写真で見せると、好奇心が刺激されているのがわかる。他の本も一紹介したら、すぐに借り手がついた。
気づき
・モンシロチョウの幼虫の黄緑も、葉っぱの黄緑もどちらもと美しい。
・実物大の写真が巻末にあり、本当の大きさがわかるのもよい。うんちの総数にもウケていた。
・命の不思議というか、命のドラマというか、こういう感じの本はいつも興味津々で聞いている。
・『うまれたよ!○○』というこのシリーズを市の図書館から取り寄せた。読み聞かせの後、たくさん借りてくれた。特集コーナーにしていたので、他の学年の子も借りていった。
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