ハードに訓練せよ。しかし、それ以上ハードに休憩せよ。
前回の記事で、アンチエイジングは「苦痛」が不可欠であるということが分かりました。
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いかにアンチエイジングには「苦痛」が必要だといっても、常にストレスを抱えていたら、心身がやむばかりでしょう。「苦痛」を若返りの源に変えるのは、回復のフェーズが欠かせません。
今回は、回復のフェーズについてご紹介していきます。
1.不調レベルによる心身の影響
トレーニングについて考えれば一番わかりやすいですが、負荷ばかりを上げてしまうと、肉離れなどの怪我や損傷を起こしかねません。
苦痛にもいくつか種類がありましたが、回復にも運動面や精神面などがあります。
その不調レベルは3段階に分けられるようです。
不調レベル1
・軽い抑うつと不安の感覚が発生
・性欲の衰え
不調レベル2
・小さな事にイライラし、夜に眠れなくなる
・炭水化物や高脂肪食を食べたくなる
不調レベル3
・いつも風邪を引いたような状態になる
・疲労やだるさが顕著になり、慢性病のリスクが激増する
なので、健康に対して大切な運動については、
運動=トレーニング+回復
という方程式が成り立ちます。
2.ストレスの対処
結論から言いうと、ストレス対処にはコントロール感が超重要です。
僕も好きで心理学等の本を読むことが多いですが、そのことが良くわかります。同じ出来事でも、そのことを操れていると思っていることが重要で、実際の出来事とは関係ないことがほとんどです。
ちなみに、ストレスに関しては、間違ったストレス対処をしている方がめちゃめちゃ多いです。
・暇だからテレビをみる
・やることが無いからゲームをする
これは、受け身姿勢の休息です。
本当のストレス対処は攻めの姿勢から生まれます。
スキル学習、友人との交流、他者への親切などです。意識しないとできないことですよね。この攻めの姿勢により、コントロール感が生まれるわけです。
言われてみると、すごく納得しますよね。
ここでは、3つのルールに従って回復することをお勧めします。
3つの回復のルール
1.休憩の目的を明確にする
2.目的の達成に必要な休憩法を決める
3.必ず決めたとおりに休む
1~3をみて、回復にはコントロール感が欠かせないことがハッキリしてますよね。2を考える事はあっても、1と3についてないがしろにしがちですよんね。
3.「苦痛」と「回復」の繰り返し
ここまでの内容で、苦痛と回復のサイクルのイメージは確認できました。
なぜ苦痛と回復というサイクルを行わないと、人体のアンチエイジングが進まないのか、ということです。
その答えについて、原始の時代と現代の視点でみていきましょう。
原始の時代の日常
原始の時代の人々にとっては、苦痛が当たり前でした。
狩り等により日々激しい運動を行っている。
獲物が捕れなければ断食状態になる。
これらの苦痛から脱却するために、肉体的・精神的に機能の上昇が必要不可欠だったと考えられます。
現代の日常
現代は原始の時代とはかなり異なり、日々飢えに苦しむことは無くなりました。日常的に苦痛を味わう機会が減っています。
そこで人体が考える事と言えば、苦痛が無いのだから頑張らなくて良いよな、ということです。
そのときに人体が発する命令として、肉体の機能低下や精神機能の遅滞、やる気の低下が起きます。できるだけエネルギーを消費しないための対策ですね。
生存の危機が無い状態で肉体の機能が低下するのは、貴重なエネルギーを保つために進化のプロセスが編み出した適応的なシステムなのです。
まとめ
運動=トレーニング+回復
ストレスにはコントロール感を持つこと
”アンチエイジング”とは「苦痛」と「回復」の往復
さいごに
今の私たちにできることは、適度な苦痛を与え、回復させることです。
恐らくこの記事を読んでいるのも、心身にとっては苦痛でしょう。
この記事を読み終わったら、何もしない時間を10分間作ってみてください。スマートフォンも触らないでくださいねww
今後も一緒に心身の強化を図っていきましょう!
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僕も、始めは本が全く読めなかったので、音楽を聴くよな感覚で聞くようにしていました。耳から聞く方が、本を読むより習得率がいいんですね。