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24/07/09 (火)「株価の意外な動き……という時こそ立ち止まって、何を信じたのかを振り返るべき」引け後情報


要点まとめ

  • 半導体株など大型グロース株が引っ張る形で日経平均株価は大幅高

  • 節目の41,000円を大きく抜ける

  • 後場に入るとTOPIXなども勢い付く展開に

  • 短期資金が大型に集中しているためか、新興市場では売買代金低下

【コラム欄要点】

タイトル:
株価の意外な動き……という時こそ立ち止まって、何を信じたのかを振り返るべき

今回の内容は、


株価の急騰によって目につく「意外高」という言葉。
それが「値幅があまりにも大きい」ということならまだしも、「大きく上昇すること」自体を予想していないのだとすれば、何がその思考を妨げたのか……
冷静に振り返る良いタイミング。

という話。

半導体株高をきっかけに節目踏み上げ

簡単な今日の日本の相場の振り返り

本日の日経平均株価は急騰して節目を踏み上げる展開📌となりました。
昨晩の米国株市場では全体としては小動きだった一方、半導体株は大幅高。
この流れを指数を動かす材料視とするかのように、日経平均株価は41,000円や41,500円という節目を超える上昇となりました。
また今日も後場を境に大きく相場が上昇する値動きにより、TOPIXも持ち上がる形になっています。

より詳細な振り返りはコラム欄のあと。
今朝のnoteにて注目ポイントとした点を中心に振り返っていきます。


コラム:株価の意外な動き……という時こそ立ち止まって、何を信じたのかを振り返るべき

(今回コラム欄の文字数:1900文字)

先月末や先週、日経平均株価やTOPIXが大幅高したことで、経済系のニュースでは"意外高"という表現をしているものが多くありました。

もちろん、ここまでの大幅高になる値幅自体は驚くべきものです。
しかし、こうした値動きになることを全く想像していなかったのだとすれば、それはやはり"ETF分配金捻出売り"というものに対して"株価が下落するイベント"であるかのような意識が強すぎたのではないでしょうか。

先々週のnoteでも「これは売り需要への警戒ではなく、正確には売り需要発生に伴う需給の変化への警戒」であることを指摘したように、ある程度分かりきったイベントになると、ポジションの踏み上げのようなことが起こり得ます。

こうしたことは過去のデータに囚われすぎると起こること。
昨年が下落のイベントだっただけに、下落することを意識し過ぎているのかもしれません。

過去のデータに基づいた話は、(このnoteを含め)メディアやSNSによって意識付けられてしまいがち。
注意して見ていく必要があります。


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