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24/07/02 (火)「そこまで意外感は無い日経平均4万円回復?」引け後情報


要点まとめ

  • 朝の日経平均は先物の弱さを受けて下落スタート

  • 39,500円の水準を割り込んだ後すぐに切り返し、再び4万円トライ

  • 前場で抜けずに失速するも、後場に再び仕掛けられ、3カ月ぶりに突破

  • 大型バリューの堅調さは続き、TOPIXは連日年初来高値

  • 大型株優位が先週から続いている

※お知らせ※※
今回から記事内での項目を並び替え、今日の簡単な振り返りのあとすぐに「コラム欄」が並ぶようにしました。


【コラム欄要点】

タイトル:
そこまで意外感は無い日経平均4万円回復?

今回の内容は、


3ヶ月ぶりの4万円台回復となった日経平均株価。
朝は弱い動きからスタートするも、節目を明確に割り込まずに反発する力が思ったより強く、上に抜けた形に。
7月の需給への注目度を考えると、先物主導でこうした上下はありがち?

という話。

日経平均株価の節目を超える動き

簡単な今日の日本の相場の振り返り

本日の日本株は堅調な値動き📌となりました。
朝に日経平均株価は先物の弱さに連れられて39,500円を出だしで割り込む場面がありましたが、すぐに切り返すと40,000円を昨日に続いて再トライする動きとなりました。
前場では一時押し返されたものの、後場に入ると一段と勢いをつけて節目を突破。3ヶ月ぶりとなる4万円台回復📌となりました。

より詳細な振り返りはコラム欄のあと。
今朝のnoteにて注目ポイントとした点を中心に振り返っていきます。


コラム:そこまで意外感は無い日経平均4万円回復?

(今回コラム欄の文字数:1281文字)

-- 意外感はそこまでない --

本日の日経平均株価はまず昨日の夜からの先物の弱さにつられて、朝に一時39,500円を割り込むスタート📌となりました。
ただしこのあとすぐに切り返す動きをみせると、そのまま堅調さを維持して40,000円を目指す流れとなり、結局前場では突破できずやや失速。
しかし後場に入ると再び先物主導で大きく伸び、40,000円を3カ月ぶりに突破しました。

見るからに日経平均の"水準"を先物と絡めて意識しているような値動きとなり、オプション市場でも
・前場の40,000円トライのタイミングで前日よりやや上昇・その後下落
・後場に今日の日中高値をつける少し前に今日の高値16.29ポイントをつける

など、VIの過去と比較した水準自体は低水準ではありますが、40,000円という水準を意識して上下はしているのが分かります。

こうした値動きは、6月~7月の需給が非常に意識されやすい相場の中、さらに40,000円という大きめな節目が用意されている状態では意外感無く一つのシナリオとして考えられた人も多いのではないでしょうか。
(先週のコラム欄でも、売り需要警戒ではなく、需給バランスが変化しやすい時期として想像した方が良いことに触れました)


-- チェックしたい2項目 --

TOPIXは年初来高値更新、日経平均株価も3カ月ぶりの40,000円の回復となり、テクニカル的な重い雰囲気も抜けてくると、どうしても楽観的な話を多く耳にすることになります。
特に、"海外投資家が買っているのでは"という話は株価が好調になるとよく耳にする話。
買われている/いないの証拠もすぐ出てこないため、株価変動の理由が付けられない時には憶測として立ちやすい側面があります。

そのため、この上昇がしっかりしたものなのか、短期で終わりやすい側面があるのかを見たい場合は、やはり次の2点に注目したいところ。

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