見出し画像

プログラミングを避けてきた僕が、プログラマーになり、今ではキッズプログラミング教室を運営するまでに至ったワケ

池澤あやかさんをご存知だろうか?

エンジニアでありながらタレント活動もするギーク女子👩

彼女のTwitterではTech系の最新トレンドやイカすガジェット情報など、エンジニアにとって興味をそそられる情報が多数発信されています。興味のある方はチェックしてみてください。(ちなみに彼女もカレー好き🍛)

そんなギーク女子こと池澤さんがプログラミングの面白さについて語ってた

「なぜプログラミングの学習を?」について池澤さんがインタビューに答えるなかで印象的だったのがコレ👇

Web制作の仕事を始めたときに、実は結構下心もあったんです。パソコン1台でできるんだったら旅行に行けるじゃんとか、女性なので出産などでライフチェンジしたときも家でできるじゃんとか、色々そういう考えもあってこの仕事いいんじゃないかと思って始めたところもありました。

僕も下心全開でエンジニアを志望したくちです。当時プログラミングは全くできませんでしたが…。理由は単純でプログラミングを避けてきたので…

でも今はキッズプログラミング教室の運営に携わってます。

なぜ僕はプログラミングを避けてきたにもかかららず、プログラマーになり、今ではキッズプログラミング教室の運営に携わるまでになったのか?

今日はそのことついて書きたいと思います。

ずっとプログラミングを避けてきた学生時代

僕は高専→工業大学と進んできました。なので学歴だけで見ればバリバリの理系、そしてエンジニアというイメージだと思います。

そんな学生時代、僕がずっと避けてきたものがプログラミングです。

というのも、高専1年のとき勉強していたC言語の一番最初の試験で34点を記録したんですね(もちろん100点満点)。中学時代、成績はいい方だったので当時の僕は34点を受け入れることができなかった。わざわざ苦手なことをやる必要はない!(できないことを正当化)という逃げ思考でした。

大学に進んでも逃げ思考は同じ。3人1組でTwitterアプリを作ってみようという実習でもプログラミングは2人に任せ、僕はプレゼンだけを担当してました。常にプログラミングからは逃げていたんですね。

ただの下心だけでプログラマーになった

プログラミングは嫌い(できない)だけどITには興味を持っていました。

学生NPOではチーム内に理系メンバーが少なく(情報系は僕だけ)、ITに関することは一手に担っていたんです。それもあってITの可能性や面白さには常に触れていました。パソコン1台あればなんだってできるなと。

だから就活のときも志望したのはもっぱらIT系(特にインターネット業界)ばかり。プログラミングできないこと以上に憧れの方が強かったんです。

そんな折、プログラミングだけでなく講師としても活躍できるフィールドがあるという会社に出会い、最終的に入社に至りました。

つまり僕は、プログラミングが全くできないのに"憧れ"という下心の赴くままにプログラマーとして社会人生活をスタートしたのです。

プログラマーとして何ひとつできない僕に講師依頼

プログラミングを避けてきたので、当たり前ですがスキルレベルがまったく足りない。どの程度のレベルだったかというと、テキストに掲載されている例題ひとつろくに動かすことができなかったです。

チュートリアルがチュートリアルにならないんですね。大企業の新人研修を何年も経験している講師の人に教えてもらってもまるで理解できなかった…

これはいよいよヤバイ!と思って自宅でも勉強しますが、カタカナ用語ばかりだし、テキストをそっくりそのまま写してるはずなのにエラーになるし、うまくいかなすぎで集中力が続かず僕の学習は困難を極めました。

そんな僕を見兼ねたのかはわかりませんが社長から「今勉強してることを学生向けにセミナーとして教えたらどうかと思ってて、その講師を佐々木くんにやってもらおうかと思ってる」と言われたのです。

ろくにわかってない僕が講師って冗談も甚だしいと思いました。正直。

ただ、この一言が僕のキャリアに大きな影響を与えたのです。

社会人にとっての勉強とは「点をとること」ではない

いよいよ窮地に追い込まれた僕は何をしたかというと「コンピュータとは何か?」というところから再勉強しました。

本来なら学生時代にやってるはずなんですが、避けてきたせいで本当に頭に入ってなかった…そのときばかりは自分を恨みました。アホかてめぇ!と。

プログラミングの勉強ではコードの命令のみならず、文の終わりを表す記号まで、キーボードで打ち込む全てのことに対して「これは何か?どういう意味か?」ということを調べまくりました。

そんなことを繰り返すとあることに気づくんです。それは、

「動けばいい」という発想しかなかったなと。

つまり点を取る勉強しかしてこなかったことに気づいたんです。

冷静になって考えれば、プログラマーとして給料をもらう以上、他人から見ればスキルに関係なくプロとして認識されますよね。それなのに場しのぎ的な発想で、薄っぺらい知識で済ませようとしていたことはすごい失礼なことだなと。顧客を冒涜しているようなものだなと。

そこに気づいてからは学習することが楽しくなりました。社会人になってやっと勉強が楽しいと思えましたw

プログラミングを避けてきた経験が【講師】として花開く

当時の僕にとって恵まれていたことは「現役エンジニア」という先生が近くにいたことです。

自分で勉強したなかで詰まった箇所、どうしても理解できない箇所はすぐに先生に質問することができたんです。しかもこの先生、答えは教えてくれません。答えではなく「理由」を教えてくれたんです。

✅なぜそうなのか?
✅なぜそれでいいのか?
✅他の方法はダメなのか?
✅何を知っていれば詰まらずに済んだのか?

理由がわかると意味もわかるようになるんですね。意味がわかるようになると類似情報にも興味が湧くので結果的に知識も増えるんです。

実はこの「理由を知る👉意味がわかる👉知識が増える」というサイクルを僕に教えてくれた先生は当時の上司です。

僕が講師として大切にしている「考える機会を奪わない」というスタンスを形成してくれた源泉は紛れもなくこの上司のおかげです。

このスタンスでいつも研修していますが毎回の講座アンケートを読む限り、受講生からは好評のようです💪

学ぶことの楽しさを伝えていきたい

冒頭で少し触れたんですが、僕はいまキッズプログラミング教室の運営に携わっています。

それはなぜかというと、僕自身がプログラミングを通して「学ぶ楽しさ」を知ったからです。

もちろん、みんながみんなプログラミングを学ぶ必要はないと思ってるし、プログラミングはあくまで手段なのでそこを目的にするのは違いますしね。

ただ、プログラミングを手に入れることで「自分のやりたいに自分でアプローチできる」ようになるのはひとつの事実だと思います。

自分の知的欲求を追求できる、というのは随分と楽しいものです。

おわりに

先のインタビュー記事のなかで池澤さんはこうも言ってました。

私自身もそうでしたが、先生がいる環境が大事だと思います。

だから今度は僕がその環境を作りたい。当時の上司が僕にそうしてくれたように今度は僕が「学ぶことの楽しさ」を伝えていきたい。

2020年度はいよいよプログラミング教育が必修化になります。

僕もnoteを通して、プログラミング教育についての考えや実際に取り組んだことを発信していきます。マガジン化してるのでぜひご覧ください。

学ぶ楽しさを少しでも伝えていきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?