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エンジニアとして働くうえで知っておいてほしい話

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SE×研修講師として働くなかで得た気づき、学び、そして反面教師にしたい話をまとめたマガジン。現役エンジニアもエンジニア志望の人にもタメになる思考法を中心に書いています。
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記事一覧

「いい塩梅」のためにはそれなりに失敗も必要って話

「いい感じによろしく!」 なんて声をかけられたことは一度や二度じゃないはず。 真面目な人ほど「いい感じとは何か?」を考えすぎて時間が経過してしまうと思います。 かくいう僕も考えすぎる傾向があります。信頼関係を構築できれば大した問題じゃないんですが、そこに至るまでは考えちゃう… とはいっても「いい感じ」なんてものは経験に裏打ちされる部分が大きいので教えるものではなく、経験するなかで気づいていくもの。 なので自ら経験するほかないわけです。 裏を返せば「いい感じによろし

やり方が無駄な仕事はあるけど、無駄な仕事はない

さっきツイートしたんですが、今日は👇の話について。 "雑務"と表現される仕事は皆さんの仕事、職場にも当然の如くあると思います。 ただ、仕事をひとつのパズルに置き換えればその"雑務"も貴重なピースで、そのピース無くしてパズルは完成しないわけです。 ところが、この"雑務"てやつはどうしても"やりたくない仕事"ランキング常にトップ。誰もやりたがらない。なんなら自動化して欲しい。 でも冷静に考えると、自動化するならその"雑務"をよく理解してないとできないんですね。 なぜなら

"何を話すか"より"どう話すか"の方が簡単に工夫できる

自己紹介する機会てそれなりにあると思うんです。 たとえば僕なんかはつい最近転職したので、ちょうど先日自己紹介する機会がありました。 自己紹介の定番トークといえば「趣味」と「特技」ですよね。 最近は「特になし」て人も多いと思いますが、せっかくの機会にそれじゃもったいない… かといって誰しもが言いそうな「趣味」を話しても特段印象に残るわけでもなし… でもインパクト強い趣味を持ってるわけでもない… ということで、インパクトは決して強くない僕自身の自己紹介をネタに「ふつー

エンジニアリングとnoteは相性がいいのか?

僕の肌感覚でしかないですが、エンジニアリングとnoteの相性はそこまでよくないような気がしてます。 クリエイターとは相性いいですよね。 写真家の人や漫画家の人にとってはギャラリー的な立ち位置でも使えますし。 エンジニアはnoteよりもTwitterですね! でもTwitterでエンジニアリングを呟くときは細部にこだわったほうがいい。 理由はこのツイート👇 エンジニアはソースコード上のtypo(いわゆるタイプミス)には寛容なのに、ツイート上のtypoには容赦ない✋

成長意欲高い後輩エンジニアに「焦って成長してもいいことない」って話した話

「できるようなるためにどうすればいいですか…」 職場の後輩(20代男性エンジニア)が深刻な面持ちでそう漏らしました。 どうしたの?と彼に尋ねると、 「できると思ったことも蓋を開ければ時間がかかるし、かといってなんで時間がかかるかもよくわからないから何も成長できてない気がするんです…」 だと。うん、めっちゃわかる。俺もそうだった。 今日はそんな彼に話した「成長をどう自己認知するか?」について。 ひとつの場所に囚われすぎないまずはじめに僕自身の話を紹介します。 学生

残念なエンジニアほど疎かにする「設計」

システム開発には工程というものがあります。 要求分析👉要件定義👉設計👉プログラミング👉テスト👉運用・保守 って感じですね。 システム開発をやってみたい人の多くは、どうしても「プログラミング」に一番フォーカスを当てます。まあ一番わかりやすい部分ですからね。 建設で例えると、実際に建てていく部分なのでイメージしやすいですよね。 ところが、その前段階の「設計」ってめちゃ大事なんですよ。 とにかく早く作ってみたい、毎日コード書いてたいって人からすれば、がむしゃらにプログラミ

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「ハマる」時間を極力短くする方法

エンジニアにとって開発を進めていると「ハマる」ことがよくあります。 ここでいう「ハマる」は「夢中になる」という意味ではありません。 「作成したコードが実行されず、長時間解決できない状態」を意味します。 エンジニアでない方にとっては慣れない解釈の仕方でしょうね。 ここからは「ハマる=うまくいかない」という解釈で読み進めてください。 エンジニアにとって「ハマる」時間は極力短くしたんですよ。 なぜなら、ハマってるうちは作業が進まないからです。 エンジニアの開発作業というのは

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人前でしゃべるときに徹底するたった1つのこと

僕は講師をしているので、人前でしゃべる経験をそれなりに積んでいます。 仕事で講演などをしてる人を除き、ほとんどの人が人前でしゃべる機会なんて持ち合わせていないと思います。 でも、人前でしゃべる機会って突然舞い込んでくることが多いですよね。 例えば、 ①友人の結婚式でスピーチを頼まれた ②先輩社員として後輩数人の前で話すように頼まれた ③それなりの人数が参加する打ち上げなどで締めの挨拶を頼まれた など。その場でむちゃぶりなんてこともあるかもしれません。 なんてしゃべろう

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「ググレカス」と言わせない検索方法

「ググレカス!」 言われた経験がある人も多いのでは? その逆で、言ったことがある人も多いのでは? ググレカスとは、ネットにおいて、検索すればすぐわかることに対する決まり文句ですね。人に聞いてばかりの人や調べ方が甘い人に対する叱責ワードでもあります。 でも、この「ググレカス」、とある前提がありませんか? 調べるキーワードがすでにわかってることが前提になってますよね。 そもそも、調べるキーワードがわかってないからググっても欲しい情報にたどり着けないわけですよ。 じゃあ

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講師目線で見る、仕事をスムーズに進める「いい質問」の仕方

仕事をしていく上で「質問」は呼吸をするかのように当たり前に交わしますよね。 当たり前に交わすわりには一向に質問が伝わらず、「ん?何が聞きたいの?」と聞き返された経験がある方も結構いるんじゃないでしょうか。 僕は新入社員研修で講師をしていますが、毎日受講者から質問を受けます。 そりゃあもう、いろんな質問です。 「なんかわかりません…」 「動かしてみたんだけど、これどうなってるんですかね?」 「これって何でしたっけ?使ってみるけどよくわかんないんですよ…」 まあ、これを

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「成長が遅い」プログラマーの共通項

新入社員の講師を長年務めていると 「おーこの子本当に初心者!?」 「あっという間にデバッグできるようになってる!」 と、教える側が驚くほどの速さでプログラミングをマスターする子がいます。いわゆる、成長スピードが早いってやつです。 文系出身で、プログラミング未経験、むしろパソコンは大学のゼミでレポートまとめるときくらいしか使ってません。 みたいな子でもメキメキ成長するんですね。これ本当です。 大体2ヶ月もするとシンプルなWebアプリならスイスイ作れます。 一方であんま

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プログラミング学習に必要な5つの「資質」

僕がプログラミング学習を本格的に始めたのは会社に入社してからです。 それが今では講師としてプログラミングを教える側に回っています。 なぜプログラミングど素人だった僕が、今では直接仕事の依頼をいただけるまでの講師になることができたのか ちょっと考えてみてください。 ・もともと人前で話すことが得意だった? ・話すこと自体が好き? ・質問しやすい雰囲気がある? いろいろ思い浮かぶかもしれませんが、技術系の講師は「話がうまい」「人柄がいい」だけではやっていけません。講師スキル

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「そのへんのエンジニア」として埋もれたくないなら最低限やっとく3つのこと

このnoteを読んでいただいているということは、エンジニアの方ですか? それともエンジニアを目指している方かもしれませんね。 僕はSEと講師の二足の草鞋を履くハイブリッドSE歴6年のエンジニアです。前回のnoteは講師目線だったので今回はエンジニア目線で。 僕はSEとして主にWebアプリの開発をしていますが、自社開発だけでなく、受託開発、出向、SESと様々な立場でのシステム開発を経験してきました。なので、良くも悪くもいろんなエンジニアに出会ってきました。 いろんなエンジ

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「技術のわかる」講師が育たない理由を、講師も務めるハイブリッドSE歴6年の僕が教えます

僕は普段SEとして働いています。設計からテストまで一通りやっています。その傍ら、講師の仕事にも取り組んでいます。 主に新入社員研修の講師を務めていますが、同世代の講師には滅多に出会いません。研修先の人事担当者や受講生にも「結構若いんですね」と言われるほど…それだけ「技術のわかる講師」が高年齢化しているということです。 少子高齢化は日本の問題であると同時に、SE業界の問題でもあるんです。 ここで言う「少子」は「技術のわかる」講師ですね。 これ、現役エンジニアの皆さんにはあ

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