【おうちでさつまや】松茸の土瓶蒸し
皆さま、お疲れ様です。
本さつまや7代目料理長の岸本竜彦です。
本日も宜しくお願いいたします。
以前紹介した一番出しを使った献立です。
松茸が手に入ったら
全ての行事をそっちのけで、すぐに硬く絞った和タオルやサラシの濡布巾又はキッチンペーパーなどで周りの汚れを拭き取り
根元の石付きを包丁で削いで
清潔なキッチンペーパーなどに包んで調理直前まで冷蔵庫に保管しておきます。
食材を買いに行く前に機材の確認をします。
ご家庭には土瓶蒸しの器は無いので急須や紅茶ポットなどで代用できます。
この急須がスッポリ入る蒸し器を探します。
蒸し器がない時は蓋がピッタリ閉まる鍋に薄く水を張り上げ底にするとうまくいくと思います。
【材料:1人前】
・松茸 適宜
・一番出汁180cc
・日本酒 約15cc (お好みで)
・塩 約1g (お好みで)
・薄口醤油 約10cc (お好みで)
・三つ葉 適宜
・海老又は白身魚 適宜
・スダチ又はカボス、青柚子など季節の柑橘を適宜
手順① 以前紹介した要領で一番出汁をとり、人数に合わせて小鍋に移し、
ご家庭にある1番高価な日本酒と1番高価な塩、1番高価な薄口醤油を合わせ
アルコール分を飛ばすため一煮立ちさせ火を止め、すぐに蓋をして出汁の風味を閉じ込めます。
さつまやでは封の開いた高級大吟醸と
海人の藻塩と
ヒガシマルの特選丸大豆醤油を使用してます。
手順② 土瓶蒸しの容器に海老となるべくたくさんの松茸を入れる(他に鶏肉、銀杏、栗、麩)。
手順③ 蒸し器と①の調味した出汁を一緒に沸かし、②の土瓶に沸き立ての出汁を注ぎ土瓶の蓋をし、蒸し器にセット。蓋をして7分中火で蒸す。
手順④ 7分後、蒸し器から土瓶をおろし土瓶の蓋を少し開け松茸の香りが逃げないよう隙間から瞬時に三つ葉を投げ入れ、絞りやすく切った柑橘とお猪口と共に食卓に供す。
機会がありましたら、是非試してみてください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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