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20日間で20都市を巡る、フランス一周4000kmのグルメ旅 【9日目 Metz】

こんにちは!モトです。

9月13日、日曜日。晴れ。
今日の目的地は Lorraine(ロレーヌ)地方、Metzです!

昨日のReimsも発音が色々ありましたが、Metzはどうやって発音するのでしょうか?メス?メッス??
そんなことを考えながら街を散歩していると、こんなものを見つけました!!

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吸い殻を捨てるのはやめて、投票しよう!
あなたはどちらかといえば
「メスと発音する(左)」、「メッスと発音する(右)」?

どうですか?
この写真だと、僅差ですが左側の「メス」と発音する人が多いのでしょうか!

こういうユーモアはとても素敵ですよね〜!
ポイ捨て防止で街も綺麗になるし、観光客は楽しめるし、一石二鳥。


ここMetzは、かつてドイツに併合されていたこともあり、フランスでありながらも、随所にドイツ併合時代の名残を感じる街です。

そして、今回訪れたフランス20都市の中で、私が特に気に入った4つの街(Metz,Colmar,Annecy,Sète)のうちのひとつです。
4つの都市に順位をつけるとしたら、Metzは第4位です。

・清潔
・景観が美しい、道の幅が広い
・若い人が多くて活気がある
・街の人々が優しく、オープンでフレンドリー
・街中にアートがある(カルチャーが豊か

・川がある

というのが特に、私がMetzを気に入った理由です。

それでは前置きが長くなりましたが、Metz観光レッツゴー!!


Metz Tourism Office

まずは地元の地図を手に入れるため、Office de Tourisme(観光案内所)へ向かいます。

Metzの主な観光名所はほぼ徒歩圏内。
1日〜2日で全て周れるくらいの規模です。

そして、ここMetzのOffice de Tourismeはお土産屋さんにもなっています。


MetzといえばMirabelle(ミラベル)!!

(Mirabelleについては、Caenの記事でも書いていました。ご興味のある方はよろしければ、こちらもどうぞ↓)

この時期、ちょうど夏の終わり頃だったからか、Mirabelleの商品がたくさん売っていましたよ〜!
私も迷わず購入しました。

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左から、
・有機手作り石鹸(ピーチ、黒いちご、ベルガモット、ミラベル)
・ミラベルのグリーンティー(5袋セット)
・ロレーヌ地方の蜂蜜、ミラベル味

私は石鹸を見るとついつい欲しくなってしまうのですが、ここでも、ミラベルはもちろんですが、黒いちごの石鹸って初めて見たな、と思って買ってしまいました。甘〜い、いい香りでした。

ミラベルのお茶は、小分けになったティーバッグの5袋セットと、100gの大きいサイズが売っていました。
飲んでみないと味がわからないので、5袋のほうを買ったのですが、とても美味しかったので、100gを買えばよかったです……。
お花のような香りもありつつ、熟れたミラベルの甘い香りがする、華やかなお茶でした。

ミラベル味の蜂蜜は、まだ開封していません。
今回の旅では蜂蜜をたくさん買ったので、いつかフランスご当地の蜂蜜の食べ比べを記事にしたいです。(需要なさそう)


Musée de La Cour d'Or

お土産を買った後は、Musée de La Cour d'Orという博物館に行きました!

ここは、たまたまTrip Adviserで見て、すごく気になっていたのです。中はこんな感じ。

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すごくないですか?
古代ローマ時代の展示物が特に充実しています。
ちょうどこの博物館が建っているあたりでは、たくさんの古代ローマ遺跡が発掘されたらしく、ここは遺跡が丸ごと博物館になったような、おもしろい場所です。

しかも無料!!
無料とは思えないほど、クオリティも高いし、学芸員の方々も多くいらっしゃいました。

古代ローマの指輪や首飾りなどのアクセサリー、食器、お風呂グッズなどの生活用品、当時のお金、お墓などなど……
お風呂好きで有名なローマ人が使っていた(浸かっていた?)浴槽なども保存されています。
古代人の生活が身近に感じられて、とても楽しかったです。
また、少しですが、現代美術コーナーもあります。

ササッと見ても2時間はかかる、かなり大規模で見ごたえのある博物館なので、ゆっくりじっくり見たい方は、時間に余裕を持って行くのがオススメです!

また、今はコロナの影響で開館・閉館時間が変わっている可能性があるので、行く場合はぜひ、事前に公式ホームページをチェックしてください。

2 Rue du Haut Poirier, 57000 Metz
http://musee.metzmetropole.fr/


Cathédrale Saint-Étienne de Metz

連日カテドラルばっかり見ていたので「そろそろもうカテドラルはいいかな……」と思っていたのですが、通りすがりにちょっとだけお邪魔しました。
結果、寄ってみて大正解でした!

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中が特に素敵でした。

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カテドラルって、街によって全然雰囲気が違いますね。

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心が洗われるような、美しいバラ窓でした。

カトリック教会では、キャンドルに火を灯して、お願い事をしたり祈ったりする風習があります。
キャンドルは1€〜10€くらいまで、様々な大きさのものが売っています。

以前訪れた教会には、キャンドルの説明で

あなたは少しの時間しかこの教会にとどまることができませんが、キャンドルの灯は、あなたのかわりに教会に居続けることができます

と書いてありました。

キャンドルにはお願い事以外にも、色々な意味があるのかもしれません。
この時は、夫が何かお祈りしていました。

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iPhoneのカメラで撮ったら、自動フィルターか何かでしょうか?すごいことになりましたが(笑)、キャンドルのカップに色がついていて、綺麗でした。


再び街歩きを続けます。

途中、映画館を見つけたのですが、その映画館の外壁のアートが素晴らしかったです!

思わずアートを背景に自撮りしたのですが、自分なしで撮るのを忘れるという痛恨のミスを犯しました……!!

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顔が邪魔して本当にすみません。背景の素晴らしさが伝わればと思います。
これ、壁のブロックも全部絵なのです!!すごい!!

そしてカフェやレストランのある広場では、天気が良いので、みんな外でアペロをしていました。

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観光客が多いのか、それとも国際的な都市なのか?フランス語以外の言葉もあちこちから聞こえてきます(この街は、ベルギーとドイツの国境近くです)。

賑やかな人々の雰囲気につられて、私達も一杯。

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私はグラスでシャンパンを、夫はビールを。
前日から引き続き、シャンパンがたくさん飲めて嬉しいです。

ふと空を見たら、気球がいっぱい飛んでいました。

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ちょっと休憩したら、今度は川の方まで下ってみます。

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うっとりするような、素晴らしい景色です。

ここの川沿いは公園みたいになっているのですが、みんな散歩したり、ジョギングしたり、ボートに乗ったり……各々、日曜の夕方を楽しんでいました。

Gare de Metz

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こちらはSNCF(フランス国鉄)の駅です。
なんか、すごい、ドイツっぽい……と思いました。

写真だとわかりにくいのですが、屋根が深緑色なのです。
フランスってどちからというと装飾的で華やかな建築が多いので、こういう強堅な、重々しい建築は珍しいですよね。
この駅からは異国オーラがビシバシ出ていました。


さて、たくさん歩いてお腹が空いたらレストランへ向かいます!!

この日は暖かかったので、テラスでいただきました。

Spécialité : Quiche lorraine

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ロレーヌ地方と言えば、Quiche lorraine(キッシュロレーヌ)。

前菜として頼んだのですが、結構なボリュームでした!
Quiche lorraineはこの地方のスペシャリテですが、今やフランスでも日本でも、どこででも食べられますよね。
特に、ロレーヌ地方で食べるQuicheだからといって、コレという違いはありませんでした。

濃厚なお味だったので、ワインと一緒に食べるとより一層美味しかったです。

メインには、Souris d’agneauをいただきました。

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Souris d’agneauは、羊肉をバルサミコと蜂蜜のソースで煮込んだものです。甘さと酸味が癖になる味です。

そしてこちらのお店では、ソースに例のミラベルが入っていました!!さすがミラベルの名産地ですね。旬のお料理が食べられて、幸せです。
お肉を食べ終わって残ったソースは、パンをつけて最後まで美味しくいただきました。

そして夫はと言うと、またAndouilletteを食べていました!

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(ArrasでもAndouillette食べて、前日もReimsでBoudin食べてたのに、また!?)
羊ばかり食べている私も人のことは言えませんが、夫の内臓ソーセージ愛には驚きました。
たくさん食べられてよかったね。

デザートには、Crème caramel(プリン)をいただきました。

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カラメルソースが「これでもかっ!!」というほどかかっていて、幸せなお味でした〜!

ちなみにここのレストランは、トイレが広く綺麗でした。
手を拭く用には、紙でなくタオルがたくさん準備してあり、使い終わったらカゴに入れるタイプでした!
たまにこういうレストランありますが、特にヨーロッパでは、トイレが綺麗というだけでも、ものすごい安心感があります(笑)。

Brasserie restaurant ABC
https://www.brasserieabc-metz.fr


泊まったホテル :Ibis Metz centre cathédrale

ここのホテルは立地が素晴らしいです。
川沿いなのですが、夜窓を開けていると、かすかに水の流れる音と、たまに遠くの方で鴨が「クワンクワンクワン」と鳴いているのが聞こえて、ものすごく癒されました。

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中心街までは徒歩で10分弱くらい。アクセスも申し分なし。
駐車場は有料(9€)ですが、近くに無料駐車場もあります(空いているかはわかりません)。
朝食は抜きで、駐車場なしで65€くらいでした。
良いのではないでしょうか!

あとは、フロント横のバーが24時間開いているので便利ですし、夜中に何か困ったことがあった時にも安心です。
ここのホテルがオリジナルで作っている、Metzの観光地図もありました。
このあたりの値段とサービスのバランスは、さすが大手のIbisだと思います。


さて、【9日目 Metz】はこれにて終了です!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

次回は欧州連合EUのお膝元、【10日目 Strasbourg】をお届けします。お楽しみに!

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