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サラリーマンとフリーランス

サラリーマンと言われている正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト。毎朝電車やバス徒歩や自転車で現場に出向く。基本的に1日8時間、決まった時間に出勤し定時まで作業をするが時には残業もある。お給料は月給制や時給制が多く1ヶ月に稼げる額は決まっている。
フリーランスやノマドワークは、“自分の好きな時間に自由に働ける”し、“好きな場所で仕事ができる”と言われている。

が、実際はどうなんだろう。

現場に出社することなく、パソコンで好きな時間にできる仕事は魅力的である。聞こえはめちゃくちゃかっこいいし、皆んなが憧れるライフスタイルだと思う。サラリーマンであれば嫌でも現場に行き作業を始めなければならないが、フリーランスは朝寝ていたければ確かに好きな時間寝ていられる。
現実はサラリーマン同様、フリーランスも1日必ず必要な作業しなければいけないし、時にはお客様へ対応しなければならない場面も出てくる。
直ぐ結果が出ずお金にならない場合がほとんどだし、コツコツ根気がいる作業が必要である。
サラリーマンであれば8時間で終了の作業に対し、最初は12時間とか寝ないで作業をするフリーランスが殆どだ。自分で調べ工夫創作し基本的に自分で動かないと誰も気付かないし教えてくれない。思い描いたようにいかず時には失敗してしまうこともある。

ネット上ででは“楽して稼げる”とか煌びやかな写真と共に豪華な生活を送っているように見える人をたくさん見かけるが直ぐにそうはならないし、本当にそういう生活をし続けられる人はなかなか少ない。
映えする情報を見て心が弾んだり羨ましい気持ちにはなる“隣の芝がとても青く見える状態”に陥るのではなく、大切なのは冷静な自分が感じる自分自身の幸せや価値観にや向き不向きを理解することである。会社から言われた通りに作業をするのも、自分の力でで稼ぐためコツコツ作業するのは同じだ。

私なんかは舞踊家になりたくやっと出演料をいただける公演に声をかけていただいた時、踊りを覚えたりお稽古をしたり本番以外にたくさんの作業時間があった。自分の好きなことでお給料をいただける喜びで考えもしなかったが、時間とお金を比べたら出演料なんかは微々たるものである。
けれど私にとってお金と時間に代えられない貴重な経験ができた。

結局のところ、“楽をして稼ぐことはできない” 
サラリーマンもフリーランスも一生懸命作業をすることが大切と思う。

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