【新時代】インドのシングルモルト ポールジョン ニルヴァーナを飲む【この未来】
以前、南アフリカのシングルモルト スリーシップスを飲み、そのレベルの高さに驚いたのですが、台湾を始めぐいぐいウイスキー界隈に新しい潮流が生まれております。
世界的なブームで日本も新興蒸留所が増えておりますが、それもまたレベルが高い。
今年で言えば、イスラエルのウイスキーであるM&H エレメンツ シェリーカスクがWWA(ワールドウイスキーアワード)のシングルモルト部門で世界最高賞を取得し、界隈がザワつきました。
WWAはブラインドで賞を決めることもあり、決まると一気に品薄になりますね。ただでさえノーマークだったので一時期少しプレ値気味でした。ちなみにそれこそ、5大ウイスキー以外でいち早く実力が知れ渡ったKAVALANのコンサルであるジム・スワン博士がこちらもコンサルをしたそうです。すごすぎる。
※ちなみに2017年にお亡くなりになっているそうで、本当に惜しまれます。
そんなわけで、世界5大ウイスキー以外も要チェックな今、調度渡りに船な感じでAmazon ブラックフライデーで安くなっているウイスキーがありました。
ポール・ジョン ニルヴァーナ
インドのウイスキーです。
インドは今やウイスキー消費NO.1。しかし、シングルモルトというより、色々入ったブレンデットウイスキーで、スコッチで言うとウイスキーには該当しないなものが主流でした。
しかし、世界的シングルモルトブームやインドのハイエンド層が増えたなどなどの理由でインドにおいてもシングルモルトがだんだん造られるようになっているようです。
そんなインディアンシングルモルトがポール・ジョン。
ニルヴァーナってのがこう・・・世代的にそそりますよね。
スメルズ・ライク・ティーン・スピリットな感じがします。
っていってもバンドの由来がそもそも仏教の涅槃(ニルヴァーナ)=悟り、ですけど。
さて、うだうだ言っていないで飲みましょう。
八ッ橋じゃんこれ!!
面白すぎる。
さらに言うとフルーツ八ッ橋系の感じがします。
ニッキっぽい樹皮系のスパイスのインパクトに南国系果物フレイバーが追いかけてくる。アルコール度数は40度ですが、結構アルコールの尖りも感じます。
仏教が生まれた国のウイスキーから、寺院が多い京都を連想させるとは・・・繋がりを感じずにはいられません。
といってもインディアンウイスキーという言葉に引っ張られているだけかもしれませんが。
グレンリベットも箱もラベルも緑だから青りんごをイメージしがちというか。メーカーも強みを分かってそういったデザインにしているのではないかと思います。
とはいえ、ビジュアルや言葉で形を作るとより味覚も感じやすくなるということもあると思います。
いやー、面白いですねー。まだまだ世界は広い。
味自体もそうなのですが、一口二口と飲み進めると地方のお土産系のお菓子あたり合うきがどんどんしてきます。
もみじ饅頭、赤福、ういろう、博多通りもん、ずんだ餅、かもめの玉子、信玄餅に南部せんべい・・・次々と頭に浮かびます。今度、何かしらと合わせてみよう。
ということで、昨今のシングルモルトの中では値段もそれなりに手ごろで面白い体験ができるインドのポール・ジョン。独特のものがあり、全員が全員というかは置いておいてですが、個人的には中々にお勧めです。
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