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ビジネス知識のない大学生による企業分析②:星野リゾート(2)

こんにちは
今回も前回に引き続き星野リゾートの企業分析を行っていきます。

「前回を読んでないよ」っていう人のために、前回の内容をお伝えすると
・星野リゾートの概要/歴史/運用方式
・星野リゾートのSWOT分析
をまとめました。

SWOT分析ははじめておこなったのですが、内的要素と外的要素、プラス面とマイナス面という風にものすごく単純化されていて、要素分解がやりやすかったです。(僕の基礎的な知識がなさ過ぎますが…)

前回のリンクはこちらにはっておきます。

今回はその続きとして
・SWOT分析のクロス分析
・一般大学生の立場としての星野リゾート
をまとめたいと思います!
(追記:クロス分析の後半と一般大学生視点の星野リゾートは、次回に書きます)

このSWOTクロス分析では、実際に星野リゾートが近年着手している施策にも言及していきたいです。逆に言えば、星野リゾートの取り組みについて、SWOT分析的にはどういう立ち位置なのか自分なりに理解するということです!

今回もこちらのnoteを参考にさせていただきました。

またクロス分析にかんしてはこちらも参考にさせていただいております。


SWOTクロス分析について

まず最初にそれぞれのクロス分析を行う目的についてまとめましょう。

強みと機会
機会において強みを最大に生かして、市場におけるシェアの拡大を目指す。
強みと脅威
脅威を回避するために強みをどう生かすかを考える。
弱みと機会
弱みによって機会を逃すことはあるか、そして逆に機会を利用して弱みを克服できるか、を考える。
弱みと脅威
弱みと脅威によって起きうる、最悪の事態を予測し、それを事前に回避できる方策を考える。

強みと機会

では実際にクロス分析を行っていきましょう。最初は 強み×機会です。

まずはインバウンドの効果や国内旅行者の増加で活発化する市場についてです。つまり、新たな層を取り込める機会があるということです。こちらに関してはどのようにサービスや、ブランド力を生かすことができるでしょうか。

具体的には、SNSを利用します。強いブランド力をもち、根強いファンがいるため、SNSで拡散を促す投稿を行えば、ファンを中心に広く普及することが可能です。さらにお客様を意識したサービスを、それを受けたお客様の立場から広めていけば、確実に新規層の興味を引けるでしょう。実際にいかに星野リゾートの施設を利用したことに関するnoteがあります。
こうしたSNSによる普及が、テレビなどを見ない若年層(これから旅行回数が増えていく)や外国人(これから日本への旅行が増えていく)といった新規層が、「星野リゾート」を宿泊先の候補に入れることにつながると思います。


また旅行スタイルの多様化という、市場のトレンドですが、こちらはすでに様々な取り組みがなされていました。二つほど取り上げます。

「リゾナーレ那須」2019年11月に開業
地域の農業生産活動触れる体験を提供しているアグリツーリズモリゾート。敷地内に「アグリガーデン」という施設があり、収穫や苗植えを体験できます。

これはアグリガーデンの写真です。まさに「体験」が意識されています。

「界 長門」2020年3月開業
長門湯本温泉街の再生の取り組みとして開業。テーマは「藩主のお茶屋屋敷」。
「温泉街廻り」などの体験を意識しており、また地元の人の宿泊需要を掻き立てマイクロツーリズム需要を獲得している。

ここで観光業界の用語が出てきたので説明を加えさせていただきます。

アグロツーリズモとは
イタリア語で農業を意味する「アグリトゥーラ」と観光を意味する「ツーリズモ」の造語

マイクロツーリズムとは
自宅から1時間から2時間圏内の、地元や近隣地域への宿泊観光、日帰り観光

「リゾナーレ」ブランドでは家族で楽しめる体験を、「界」ブランドでは地域の人々も利用できる施設を、という風に、ブランドを生かして新たなスタイルを提供し続けています。

強みと脅威

続いて強み×脅威です。

まずは外国人客の増加など競合の出現に対して、強みをどう生かしていくかですね。ここで星野リゾートのスタッフがマルチタスクであることを生かします。部門別の分業化をおこなっていない星野リゾートは、一人一人のスタッフがあらゆる部門のサービスを把握しています。
つまり、語学スキルをもったスタッフが数人いれば、そちらのスタッフがあらゆる業務において、語学の障壁をサポートできるので外国人客の対応をスムーズに行えます。

また民泊の出現に対してですが、こちらはお客様満足度を意識したサービスの提供を強くアピールすることで対抗していきます。民泊に流れていく客層は、ホテルにおけるサービスなどに興味をなくなってしまった層だと思います。
こういった層がまだ気づいてないホテルの徹底したサービスを強くアピールすることで、流れを止めて取り込むことができると思います。これに関して、どのホテルよりも満足度を重視したサービスを意識してきた星野リゾートが、かなり強みを生かせるポイントだと思います。

では次は弱み×機会、弱み×脅威、と行きたいのですが、すこし疲れてしまったのでこちらはまた次回に回しましょう!

感想のようなもの

今回クロス分析をしたわけなんですけども…

難しい!!

多分僕の知識が少なすぎて、視野が狭いことが問題なのでしょう。ほかに方策はいくらでもある気がするのに、なんか少ない知識でこじつけて方策を考えてしまっている感が否めません。

ただこれはしょうがないことです。このnoteは別に完成品を作るつもりではないのです。
なので、数か月ごとか数年後に、このnoteを見返してみて、いかに自分が未熟だったかと笑うことができればそれでいいのです!

ここまで付き合っていただきありがとうございます。
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