伊勢原に遅れてきたラストピース
先週の金曜日、本番前に集まって騒げる最後の夜でした。
物語が始まる店の眞好味(マコミ)で色々振り返りながら打ち合わせしていてとても良い時間でした。
遠方より多くの方々が伊勢原に来ると聞いて、急遽呼び出され駆けつけた写真の酒屋の店主のしゅんくんは素直に
「伊勢原に来てくれるってありがたいですよね。伊勢原を教えてあげたいです」
って言っていました。
それを聞いていた清藤(ポップ)くんは、ふと17年前の記憶が甦りました。
「自分達が日本縦断した時に知り合った方々は、自分が住んでいる街の良いところに連れていってくれたり教えてくれた。それは、どこか引っ掛かっていて伊勢原だったらどこに連れていけば良いのだろうかと考える」
と。
それを聞いていたデザイナーの守門さんは、酒屋の店主のしゅんくんの事をこう、評しております。
「この子はホスピタリティーに溢れてる。いつも街の事を考えている」
と語りました。酒屋の店主のしゅんくんは、
「色々プランがあります」
と話し始めた。
聞き逃さなかった私達は彼を口説きました。
そして彼をスタッフに引き込みました。
必要な最後の歯車が合わさりました。
酒屋の店主のしゅんくんは私達に、
「ずっと見ていましたが、混ざれて嬉しく思います」
と、言っていた。
私は、大関を伊勢原でお祝いしたいと企画しているが、伊勢原に根付いていて、この街を大事にしようとしている方々に今回いっぱい会えて色々考えるようになった。
何か起こした事に対する返答は、さらに何かを還元するように考えるべきだ。
そうすると、楽しい事しか浮かばなくなる。
昨夜の出来事は、唯一描けなかった「この街でやる意味」が納得出来る形で私に降りてきた。
私はもう万全に本番を迎えられる心持ちになれた。
大事な事なのでもう一度言う。
私は、皆様のおかげでやりきった。
私が一番楽しみだ。
運転のため酔っていない私は、日付を跨いだこの日、
「もう、安心した。俺は楽しみだ」
と語ったが、酔っ払いばかりのこの夜は、
「お前以外まだ全員忙しいよ」
で、締め括られた。
ああ、楽しみだ。
これは、酒宴の出来事なので本当にどうなるかは伊勢原へ来てみるしかないね。
あと9日の出来事。
自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。