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学校に行けない状態って…?

「なんで学校に行けないんだろう?」
とよく聞かれます。

僕自身、たくさんの子ども達(高校生年代)に質問してきました。
「どうして、学校に行けなかったの?」と。

多くの子ども達は、一応の理由を話してくれます。

・朝起きれなくて…
・学校の人間関係が悪くなってしまって…
・学校に行こうとすると体調が悪くなる…
・先生と合わなくて…

このような理由が多いです。

真面目で繊細で優しい子が、通えなくなってしまいます。


1.苦しんでいる子の現状

僕が質問してきた高校生たちは、自分が不登校になった現状をある程度受け入れ、前向きに進もうとしている子たちでした。

でも、フリースクールを運営するようになって、小学生や中学生が葛藤している様子を感じるようになっています。

例えば、
・男性の先生に抱っこされて学校に行く
・トイレに隠れて出てこない
・教室の前で足が止まり、涙が出てくる
・教室の机の下に隠れる
・体調不良と闘いながら無理やり登校している

親御さんも苦しむ子達の姿に、
「本当にこれでいいのか?」
という葛藤を抱えながら、学校や関係者の方々の要求と板挟み状態で悩んでいます。

親御さんの気持ちにも寄り添いたいと思いますし、何よりも子ども達が無理して、頑張っている姿に心を痛めてしまいます。

※頑張ること自体は嫌いではありません。自主的に成長のために頑張ることは人生において必要なことだと思っています。
ただ、無理やり我慢を強いるということに疑問があります。

2.不登校の理由を聞いても意味がない

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