聞き取りやすい声を出す!マイクの使い方「5つ」のポイント
今回は人前で話すときの「マイクの使い方」についてお伝えいたします。
あまりマイクの使い方を習うことってないですよね笑。
一度しっかり学んでおくのも良い機会かと思い、お届けいたします!
今回、こんな質問を2ついただきました。
Q.1:「人前で話すことが苦手でいつも苦労しています。特にマイクを持つとパニックになり、声が通りづらく、吃音もあるため聞き返されることが多いです。アドバイスお願いいたします」
Q.2:「はじめまして。スポーツ大会の司会進行役をするのですが、大勢の前でマイクを使って話すのが苦手です。のどを詰まらせないよう、聞き取りやすい声が出せるようにしたいです。よろしくお願いいたします」
いつもご質問ありがとうございます!
今回は、人前で話すときに、
よく声が通る、聞き取りやすい
マイクの使い方をお話いたします。
また、人前で話すときは、緊張で体が固くなりがちなので、体をほぐすストレッチも最後にお伝えいたします。。
①握り方
まず握り方。
マイクには、上の方にギザギザしたグリルボールがあります。
ここに触れてしまうと、声がしっかり入らなくなります。
そこで、マイクの芯をしっかり握るようにしましょう。
②指向性
指向性とはマイクと息の向きです。
マイクは縦方向に走っていますが、声は横方向です。
つまり、マイクの方向と声の方向が異なるので、マイクが声を拾ってくれません。
だから、指向性、すなわち向きを合わせる必要があります。
ちょっとマイクを斜めに向け、そこにまっすぐ声を入れると、声がのりやすくなります。
③マイクとの距離
マイクと口を近づけすぎると、声が「もわ〜ん」となります。近ければ近いほど、マイクは低音を拾ってしまうので、声がこもった感じになります。
だいたい5cmくらい開けて話すと、声がちゃんと入ります。
④グリップを握る強度
ガチガチに力を入れて握ったら、手が震えやすくなります。
この記事でもよくお伝えしてますが、「グー」の手で呼吸すると、胸に息が入ります。「パー」の手で呼吸すると、あら不思議!お腹に息が入ります。お腹から声が出たほうが、声は通りやすくなります。
マイクを握るときも、本当は「パー」の手がよいのですが、「パー」で握ったら落ちてしまいますよね。だから、マイクを握るときは「グー」で思いっきり握るのではなく、軽~く握る。パーで開いているかのように、もう握っているかどうかがわからないくらい。
そうすると、力みもとれて、緊張で手が震えることが少なくなります。
⑤姿勢
どんなにいいマイクの握り方をして、姿勢が悪かったら元の木阿弥です。
姿勢が悪い状態で話すと、気管が曲がってしまうので、せっかくお腹から上がってきた息がちゃんと外にでません。結果、声が通らなくなります。
姿勢を真っすぐにして、2つ目でお伝えしたマイクの指向性を意識する。
そうすると声が通るようになります。
緊張をほぐすストレッチ
今回は、マイクの正しい使い方を5つお伝えいたしました。
そして最後に、緊張を緩和するストレッチ。
やはり人前でしゃべるときは、体がガチガチになって、力みで、手足や声が震えたりします。
それを改善するストレッチをご紹介いたします。
人前で話すとき、多く方が陥っている癖があります。
それは「巻き肩」です。
「巻き肩」とは、肩が前に出ている状態のことです。
なぜ、この姿勢になってしまうかというと、皆さんパソコンをやっているからです。手が前に出ます。
この状態で人前に立つと、胸が狭くなって、息がしずらく、ちゃんと呼吸ができません。呼吸ができなければ、リラックスもできません。
そこで、しっかりしたストレッチする必要があります。
巻き肩の問題点は、胸の前です。
大胸筋は、この上にあたりから、上腕骨のあたりまでつながっています。
このラインが固まると、巻き肩になって非常に呼吸が浅くなります。
そこで、この起始から停止までのところを10回くらいさすってあげましょう。
特に、コリがひどい人は、真ん中あたりにゴリゴリしているところがあると思います。
あまり強くゴリゴリする必要はありません。ちょっとさする程度でOKです。
左右10回くらいさすってみましょう。
これだけでだいぶやわらかくなります。肩が開いてきます。
肩が開くと、自然に姿勢がよくなります。呼吸もしやすくなります。そしてだんだんとリラックしていきます。
是非、動画も見ながら正しいマイクの握り方と緊張をほぐすストレッチを実施してみてください(^^)!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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