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【人前での話し方】はじめて研修を頼まれた方に!面白い研修にする講師の話し方

いよいよ新年度を迎えましたね。4月になって、新しく教育担当になった方、新卒研修を実施することになった方も多いと思います。

今回は、はじめて研修講師を頼まれた方に、「聞き手を飽きさせない話し方」をお届けします。

研修を行うときは

大事な観点が2つあります。それは、コンテンツデリバリーです。

コンテンツとは、どんな研修をするか、研修の中身です。

デリバリーとは、それをどうやって伝えていくかです。

コンテンツは、営業研修とか新入社員研修とか、ある程度決まった内容があると思うので、今回はデリバリーに焦点を当ててお伝えします。ぜひ最後までお付き合いください。

研修でもっとも大切なこと

弊社、モチベーション&コミュニケーションでは、これまでセミナー、研修を1万回以上実施してきました。

研修で最もこだわっているポイントがあります。

それは、受講生とコミュニケーションです。

研修の内容を一方的に伝えるのであれば、動画か何かで撮影して配信すればよいと思います。YouTubeも発達していますし、カメラの前でしゃべって、後で皆さんにみてもらればいいのです。

では、なぜわざわざ同じ時間に、受講生に集まっていただくのか?

それは講師と受講生がコミュニケーションを取れるからです。

受講生とコミュニケーションを取るべき理由が3つあります。

受講生とのコミュニケーション

①その場で疑問が解消できる

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例えば、「疑問な点はありませんか?」、「ここまではなんとなくイメージできましたか?」と質問すれば、受講生から「わかりました」とか「ちょっとよくわかりません」とか、何かしら返答が返ってきます。その場で疑問を解消することができます。これはコミュニケーションが取れるからこそです。

②受講生の理解度を感じ取れる

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受講生の中には、質問されない方もいらっしゃいます。ただ、見ていると、「理解している」「あまり理解していない」、だいたいわかります。

ちょっとわかっていない感じれば、もう少し詳しく説明したり、説明の仕方を変えたり。これはリアルタイムで受講生と接しているからこそできることです。

③その場で体験できる

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例えば営業系の研修で、「お客様には、まずはお困りごとをヒアリングすることから始めてください」とお伝えし、受講生は「お客様にお困りごとをヒアリングする」とメモを取ったとします。この段階ではまだ知識の段階です。

ところが、実際に営業に出て、お客様に「お困りごとはありませんか?」と聞いたら、「ありません」と言われた…

思わず「えーっ?研修ではお困りごとを聞けって言われていたのに…」と、ハプニングもあったりするのです。

だからこそ、研修では「では実際にやってみましょう!」とロープレすることで、「こんなときどうする?」を一緒に解決していきます。

座学の研修でも一緒

これは、座学の研修も同じです。座学の研修とは、知識を提供する研修です。

例えば、会社の損益計算書を説明する研修があったとします。会社の数字、難しそうですよね…。

「会社の損益計算書には、5つ利益があります。1つめは売上総利益、2つめは営業利益、3つめは経常利益があり…」と、ずっと聞いていたら、段々眠たくなってきそうです。

だから、ここで「損益計算書は、家庭でいえば家計簿のようなものです。まずはご自宅の損益計算書をつくってみましょう!」といって、実際体験してもらいます。「ウチの家計、真っ赤です笑」「どうしたら改善できそうでしょうか?」なんていうやりとりも、まさにコミュニケーションを取るからこそできることです。

受講生と講師がコミュニケーションを取りながら研修を進めると、飽きるどころか、だんだんと受講生が前のめりになってくることがわかります。

どうやってコミュニケーションを取るか?

最後にコミュニケーションの取り方ついて、具体的な方法を3つ紹介します。

①言葉によるコミュニケーション

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これがもっとも簡単です。

「ここまでのところでご質問はありますか?」「なんとなくイメージできたたでしょうか?」と、言語を使いながらコミュニケーションを取ることです。

②距離的なコミュニケーション

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講師が前に立ってずっと話すのではなく、話しながら受講生の輪の中に入っていくことです。受講生との距離を詰めていきます。

我々の研修では、講師の目の前に置いてある教卓は外してもらって、マイクを持ちながら、どんどん受講生の中に入っていきます。

後ろの方で眠そうにしている人がいたら、その近くまでいって話します。距離が近づくと、「様子を見られている」「ちゃんと受けなきゃ」そんな意識が芽生えます。

③視覚でのコミュニケーション

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代表格はアイコンタクトです。視覚を使って目を合わせていくコミュニケーションです。

このように、言語・距離・視覚をフルに活用すること。すると受講生の受講する姿勢が変わってきます。

研修の目的は?

もちろん知識を提供することもありますが、そこがメインではないはずです。一番の目的は行動変容を起こすこと。つまり、研修後に受講生の行動が変わることです。そのためには、講師と受講生がコミュニケーションをとり、理解度を確認し、実際体験し、受講生の「やってみたい!」という気持ちを引き出すことが肝になります。

詳細は動画でも解説しております。是非ご確認いただけますと幸いです。

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】

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