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一番好きな曲

この歌詞が好きです。

「君」は7画で「僕」14画で
恐いくらいよく出来てる
僕は僕の半分しか
君のことを愛せないのかい

”メルヘンとグレーテル/RADWIMPS”より

高校生のときにRADWIMPSに出会い、それからずっと好きでした。
「君の名は。」を始め、映画音楽を担当するようになってから、オーケストラ調の壮大な楽曲が増えて、私の好みとは離れてきたのであまり聴かなくなっていましたが、久しぶりに初期の頃の曲を聴いたら、やっぱりまたハマり始めました。
最近の曲も嫌いではないんです。
野田洋次郎くんが書く歌詞は好きですし、曲調も、曲の世界観も好きです。

ただ、なんか、ファンがよく言う、「昔の方が好きだったな」ってやつですね。

でも、昔の曲も、最近の曲も、たまに聴くと、「いや、やっぱり好きだな?」ってなるので、単純に聴くタイミングの問題でしょうか。
久しぶりに「なんでもないや」を聴いたら、なんかぶっ刺さりました。

「25個目の染色体」がメジャーデビュー曲なの、すごくおしゃれなんですよね。聴いたことない人、ぜひ聴いてみてほしい。
本来は染色体は23対46本、常染色体を母と父から22本ずつ、そして性染色体を1本ずつもらいます。ですから、「2本多いじゃん。なんで25個目なの?」となりますが、その理由は聴いたら分かります。

TikTokでRADの昔の曲使われてるのを見ましたが、RADに限らず、古い曲って今の若い子たちからすると”エモい”ってやつなんでしょうか?
ただ、「me me she」とか「最大公約数」とかの曲の一部を使われていたんですが、完全に雰囲気のみで、「いやあ、その。歌詞の意味とか、その曲が作られた背景とか知らないのに使われたくないなあ。」と思ってしまった。
もちろん、「TikTokで聴いて、気になって全部聴いたらすごく良かった!」っていうのは、ファンとしてはすごく嬉しいので、大歓迎です。ファンが増えるのはすごく嬉しいので。
「その曲知ってるよ。TikTokの曲でしょ。」と言われると余計にモヤっとしますね。「TikTokの曲」じゃなくて、「RADWIMPSの曲」なんですが。

めんどくさいファンになってしまいそうなのでそっとコメント欄を閉じます。

アルバムで言うと、「アルトコロニーの定理」が一番好きです。
初めて聴いたアルバムだったからかも知れません。
その中に収録されている「雨音子」という曲が好きですが、ライブでは歌っているのを聴いたことがないので、いつか生で聴きたい。
明るい曲調で英語の歌詞でおしゃれな雰囲気を感じるのですが、和訳を見たら少し切なかった。

最初に書いた「メルヘンとグレーテル」という曲も「アルトコロニーの定理」のアルバムに収録されています。
この曲は6枚目のシングル曲「ふたりごと」の続編みたいな扱いの曲らしいです。「ふたりごと」でも出てくる歌詞が「メルヘンとグレーテル」にも登場します。
いつ聴いても、何度聴いても「好きだ」と思える曲が、「メルヘンとグレーテル」です。静かでゆったりとした曲です。
あの曲を好きな人に歌われたら、問答無用でこちらからプロポーズしたくなります。
好きな人いないんですけど。

何に対してもそうだとは思うんですけど、「なんか違うな。好きだったものとは違ってきているな。」と思ったらそっと距離を取ってみることって大事だと思うんです。
アーティストの側だって、その時々で感じるものや影響されるものって変わって来るんだから、それによって音楽の方向性が変わるのも仕方ないと思うんです。
それはたぶん”退化”じゃなくて”進化”だと思うので、”進化”した先が自分が思っていたものと違うからと言って批判するのは違う気がします。

私が好きなのは、ギターやベース、ドラムの音に乗れる昔からのロックバンドなので、最近のRADWIMPSの曲調は、私の好みから少しだけズレてる。
だから、そっと距離を取りました。
「なんか違うな?」と思った頃に距離を取ったので、「好きだな」と思っていた頃から思いはほとんど変わりません。
久しぶりに聴いたら「やっぱり好き」だし、敬遠していた最近の曲も聴いてみたら「好き」になります。
熱中しすぎると何かがっかりしたときに「死ぬほど嫌い」になるので、程よい距離感が大事です。

野田洋次郎くんのソロ名義のアルバムが発売されるそうです。
初だそうです。
「illion」が頭をよぎりましたが、あれは別名義になるようです。
扱いが難しいな。

ちなみに、「illion」では「東京喰種」の実写映画版第1作目の主題歌を担当しています。
「BANKA」という曲でしたね。
2作目では主題歌担当が別の方だったので、「illionじゃねえのか!じゃあ、観ない!!」ってなった面倒なオタクでした。まあ、一番の理由はキャスト変更でしたけど。

洋次郎くん、結構色んな映画やドラマの曲を担当しているんですよ。
プロデュースも色々やってて、上白石姉妹にはそれぞれ曲を作ってます。
「ナラタージュ」は原作が好きだったのはもちろん、主演は松本潤さんと有村架純さん、主題歌のプロデュースに野田洋次郎くんが関わってて、好きなものが詰まりすぎて映画館に2回観に行った上に、映画のDVD購入したし、adieuのCDも買ったしデジタルでもダウンロードしました。

しっかりオタ活してましたね。

たぶん忘れ去られてると思うんですけど、「味噌汁's」というバンド名であるアニメのEDの曲を担当したことがあります。
テレビ東京系アニメ「マジンボーン」のEDでした。
第1話を見た視聴者に「バンドを組んだ」という印象しか残させなった伝説の曲です。正直、あの曲を聴いたとき、「ついにおかしくなったか」と思いました。
初アルバムは初回限定版を予約して買いましたし、特典で付いていた味噌汁を飲む用のお椀と箸は今でも食器棚にあります。
あの気が狂ったバンド、アルバム1枚だけ出して、その後活動していないんですが元気かな。

元気がないとき、味噌汁'sの曲を1曲だけでもいいので聴いてみてください。
なんか、色んなことがどうでもよくなってくるので。
あのバンドのアルバム聴いた後にRADの曲聴くと、「こんな良い歌詞書ける人が何故あんなとち狂ったようなアルバム作ったんだろう?」ってなります。
おっと、いけない。RADWIMPSと味噌汁sは別のバンドでしたね。

Spotifyに味噌汁’sの曲ないかなって思って探したんですが、「ジェニファー山田さん」しかありませんでした。
タイトルからして意味わからない。
大体こんな曲が多いです、味噌汁's。
でも、良い曲もあります。
暇だったら誰か聴いてみてください。

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