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最近読んだ本の話でもする?

めっちゃウザいタイトルだな。
お前が読んだ本の話なんか誰が得するんや。
大丈夫。これ、ただの日記だから。

直近だと、東野圭吾さんの「幻夜」読み終わりました。長かったあ。
「白夜行」からの繋がりがあるのは知った上で読んだんですけど、
「あ……ああー……ああっ……!ああー……ああ……。」
みたいな反応をしてしまった。
読んだ後は、「あああ……。」です。
何ならため息つきそうになる。
なんか、本当に、その、どうにもしてあげられない。

一人の女性に狂わされていく男たちの人生というか、その。
いや、男たちを狂わせていく女の人生か?
「白夜行」の内容はもうすでにうろ覚えなんですけど、でも、思い返してみれば子ども時代は確かああだったなあ、と……。
男たちは救われないよねえ……。

「私が彼女を殺した」と「どちらかが彼女を殺した」も読んだな。
推理しながら読むの楽しい。
「私が彼女を殺した」の方が推理しやすかったんですけど、他の人はどうなんでしょう。
「どちらかが彼女を殺した」の方は、未だにどっちが犯人かよく分かっていません。誰か私に分かりやすく解説して。

東野圭吾さんの作品はどれも読みやすくて好き。
推理は難しいけど。それは私の頭が足りていないだけなんで。

本棚から本が溢れてきているので、大きな本棚欲しいですね。
大きな本棚を置ける部屋に住みたい。
この際引っ越しする?独身貫くつもりなんで、マンション買うのもありかな?費用ってどのくらい必要でしょう?

おっと、本の話するつもりなのに。

天邪鬼なんで、最近話題の本って読む気にならないんですよね。
このひねくれ者め。
でも、雑食なんで、ジャンル問わず何でも読みます。
ミステリーも好きだし、イヤミス系だったり、恋愛ものだったり、時代小説読んだり、海外文学も好きだし、ファンタジーも好き。急に雑学書とか混ざります。
たまに本棚整理するんですが、ジャンル分けするとバラバラしすぎて整理しにくいので、出版社で分けたり、作者別にあいうえお順で並べてみたりします。今のところ、出版社で分かれてますね。

前にも書いた気がするけど、「カンガルー・ノート」はマジで意味の分からない内容だったな。読み終わったら夢から覚めたみたいな感覚で、「何だったんだ、あれは。」って感じでした。あの感覚は好き。
結局あの男は死んだのか。どうしてあんな所にいたのか。
あれは死ぬ前に見る夢だったのか。走馬灯とは違うんだろうけど。

ずっと前に読んだのは、「トイレのピエタ」。
同じタイトルの映画があって、その映画の監督が書いた小説。
「トイレのピエタ」は、元は「鉄腕アトム」や「ブラック・ジャック」の作者・手塚治虫さんの晩年の日記に書かれていた作品の構想で、それを原案として作られた映画です。
あの映画、恋愛映画だったらしいんだけど、そう思って観たら見方が変わるな。何で恋愛映画にしたんだろ。
胃がんと診断された青年が主人公なんだけど、彼の闘病生活を描いたわけでもなく、でもがっつりイチャイチャする恋愛ストーリーでもなく、と言うかあれって恋愛だったん?

「RADWIMPS」の野田洋次郎くんが好きで公開当時観に行ったんですが、今観たらまた印象が変わりそうだな。観たいような、観たくないような。

監督はなぜ恋愛を主軸に置いたんだろう。
トイレに絵を描いた理由やそこに行きつくまでの心情は映画ではあまり分からなかった気がする。
自分が生きた証拠を残すため?
死ぬ前に壮大に絵を描いて悔いなく旅立つため?
それだけの理由ではないように思うんだ。
絵を描くことが生き甲斐だったのに、絵を描くことをやめた主人公が最期に描いた壮大な天井画を残す。トイレの天井に。
別に恋や愛のために生きていた青年ではないし、そこは恋愛映画として落とし込むのは違うんじゃないかな?っていうのは私の考え。

恋や愛にではなく、本当は絵を描くことに人生を捧げたかった青年の物語だったんだよなあ。
それが、現実を知って絵描きの道を諦めて、末期の胃癌と診断されて、「このままただ死んでいくだけでいいのか」と、最期に壮大に絵を描いた青年の物語。

末期の胃癌と診断されたのに、闘病している様子は時々しか映されない。
闘病の末に旅立った姿は観客には見せず、天井画を描き終えた姿を最期に見せて自分は舞台から去っていく。
最後は、彼の名前も知らない、数回しか会ったことがない、彼が病気で死ぬ運命にあることしか知らない女子高生が彼の死を知って、怒りや悲しみや寂しさや色んな感情をごちゃ混ぜにしたような表情で向こう側を睨みつけてる。

監督はあの映画で何を伝えたかったのか。
「トイレのピエタ」を原案とすることに意味はあったのか。

そう思うと、もう一度観たいし、読みたいかな。
今ならまた違う解釈ができそう。

サブスクで観られるものあるかな。
何ならDVD買っちゃうか。小説は本棚漁れば出てくるだろうし。

興味のある方、「トイレのピエタ」読んでみてください。
あと、映画も観てみてください。

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