人の恋愛話を聞くときは、相手と同じテンションで聞く方がいい。
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キラキラした部分もドロドロした部分も存在していて、しかも大体が成就しないけれど、それでも多くの人間が経験し、どんな時代でも興味関心を持たれているテーマ、それが恋愛《ラブ&ロマンス》。
そんな恋愛について、こういうことを書くと非難轟々かもしれないけれど、でも確信をもって言えることがひとつある。
それは、
人は恋愛していると、誰でもある程度おバカになってしまう。
ということだ。
これはガチでマジの真理だと思っている。おそらく言葉は違うけれどエーリッヒ・フロム辺りは同じようなことで一冊は書いてるだろうし、三島由紀夫とかは銀座か新宿三丁目のゲイバーで同じことを管巻いてのたまってたと思う。たぶんな。
あたいもゲイバーで働いてる時に何度もこういう言葉を聞いてきたし、周りの恋愛してる人間が「あの子ったら色ボケしてるわ」と言われてるのを見てきた。
実際、多くの人間が恋人と付き合い始めの頃は、ある程度色ボケしていて、恋人のために見た目を変えようとしたり、好きな人に見合うに自分になろうと努力していたりする。そこまで大事に思える人間と出会えた彼らを見ていると、なんだか微笑ましくなる。あたいのゲイ友はデブ専の恋人のために体重を一年で35キロ増やしてあげてたっけな。それも凄いことだと思う。
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