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Vol.48 年末年始イベントを楽しみつつ、子どもの生活リズムを乱さないようにするコツはありますか?

毎年年末年始は、クリスマスパーティや親戚の集まり等が続くので、子どもの生活リズムが変わってしまいます。
寝る時間が遅くなったり、食事の時間が変わったり、ゲームやテレビの時間も増えてしまいます。
イベントも楽しみつつペースを乱さないようにするにはどうしたら良いですか?

★中曽根陽子の回答

年末年始はイベントも多くて、子ども達にとってはいつもとは違う経験ができて楽しい毎日かもしれないけれど、それが続くと生活リズムが崩れてしまうのは心配ですよね。

かといって、周りの人があまり気にしていない中で、自分だけ時間を気にするのも、気が引けちゃうということもあるかもしれません。
最近はあまり気にしていない人が多いのか、子ども対象のイベントでも、夜遅くまでかかるものも見受けられますからね。

そんな中、「イベントを楽しみつつ日常のペースを乱さないようにしたい!」とおっしゃっているのは、それだけ生活リズムを意識されているということですから素晴らしいなあと思います。

とはいえ、せっかく人が集まるお楽しみの時間を、生活リズムが乱れるからと、杓子定規に禁止するのも味気ないし、子どもだけでなく大人の楽しみも奪われてしまいますね。

ただ、私たちの脳には、時間のリズムを刻む「体内時計」があり、毎朝日を浴びることで一日24時間のリズムにリセットしているのです。もし、夜更かし・朝寝坊の生活が続くと、この「体内時計」を整えるのに、1~2週間程度かかると言われています。

ですから、そのことを頭に置いて、冬休み明けに困らないように、夜ふかしが続かないようなスケジュールを組み立てられたらいいのではと思います。
そして、もし夜ふかしにしてしまったら、翌日は朝寝坊したくなりますが、できるだけいつもと同じ時間に起きるようにする。
そうすることで、体内時計をリセットすることができるので、リズムを取り戻すのも簡単です。
なんとなく流されてダラダラとではなく、ちょっと意識しながら過ごすだけでも違うのではと思います。

周りの人には、やんわりと、でもしっかりと「うちの子は夜更かしすると体力がもたないので、できるだけ早めに終われるようにしたい」とお伝えしてイベント全体の時間を調整するのも手ではないでしょうか。

工夫をしてみてください。

★スタッフのぶえのコメント
私も子どもが小さい時は特に、年末年始になると「寝る時間がとっくにすぎてるでしょー!」「夜遅くまでテレビ見過ぎっ!」とやきもきしてたなと思います。
今もそれは変わりませんが、高校生の息子は「昨日は遅かったから今日は早く寝よう」とか「夜テレビ見るから・・は昼のうちにやっておこう」とか少しは時間を自分でコントロールできてきたように思います。
それからうまくいったアイディアを一つご紹介します。
それは楽しい朝のイベントを企画すること。
初日の出を見に行く、明け方の星を観察する、家族に豪華モーニング朝食をつくる、早朝羽子板大会をする等。効果絶大です!


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