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Vol.17 説明会に行けない学校をどう選べばいいですか?

質問:受験が近づき、今まで考えていなかった学校が志望校の候補に挙がってきました。今年はコロナ禍で説明会や行事などが少なく、学校を見る機会がないまま決めないといけないのですが、このような場合にどう学校を選べばよいでしょうか?


★中曽根陽子の回答:

 今年の受験は新型コロナ感染症の影響で、これまでとは違う対応をしなくてはなりませんね。学校説明会も予約制で、予約開始と同時に満席になってしまうという学校もあるようで、受験生ママたちの間ではプラチナチケットをどうやってゲットするかが話題になっています。
運良くゲットできればいいですが、説明会にも参加できなかった場合にどうするか?

 ホームページを読み込むのはもちろんですが、できれば生の声を聞きたいですよね。今年は塾や模試サイトが、合同オンライン学校説明会も開いて、各学校から提供される動画を配信しています。それらを見ることで学校の考え方や様子をある程度把握することはできるでしょう。
それでも受験する可能性がある学校は、一度は現地に足を運ぶべきだと思います。校内見学はできなくても、学校の雰囲気を感じ取れるでしょうし、運が良ければ、生徒の様子を見れるかもしれません。生徒の登下校の様子を見るだけでも、なにか感じられることがあると思います。本番に備えてのアクセス確認にもなりますのでぜひ手間を惜しまず、足を運びましょう。学校も受験生には来てほしいので、熱意を伝えたら個別相談させていただけたり、広報の先生にお話を聞くことができるかもしれません。 

 その際、ポイントを絞って質問ができるように、聞きたいことを整理しておくことはもちろん、我が家の学校選びの軸をもう一度整理しておくことは欠かせません。合格の可能性という難易度だけでなく、どういう教育を行っている学校に子どもを預けたいのか、子どもは何を望んでいるのかを振り返り、我が家のモノサシを持って学校選びをしてください。

 その時、まず見てほしてほしいのは、子どものタイプと学校の傾向の相性です。学校によって、教育に対する考え方は違います。例えば、学力や進路希望によるコース制を作り、大学受験に向けての指導を重視する学校もありますし、コースは設けず探究型の学習を重視している学校もあります。自由な校風の学校もあれば、規律を重んじる学校もあります。その辺りは、校則に対する考え方を調べるとよく分かります。またこれからは、ICT化への取り組みもチェックポイントになるでしょう。特に今は学校教育も改革期。預かった生徒どのように育てようとしているのかをよく見てください。

以下、私が考える学校選びの7つのポイントです。参考にしてください。

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学校は子どもが長時間過ごす場所です。偏差値だけでなく、子どもとの相性も考えてみましょう。
 

★スタッフまりこのコメント:

例年でも難しい学校選びですが、今年はより悩みが大きいのでしょうか。説明会や行事がなくても、やはり学校を見に行くことが大事なのですね。確かに、通学している生徒を見るのも我が子に合いそうかなという1つの指標になりそうです。

息子が中学受験の時、学校選びの我が家の軸を決める際には、中曽根陽子の著書『一歩先行く中学受験 ~成功したいなら「失敗力」を育てなさい』に掲載されている学校選びの7つの視点とチェックポイント(上の中曽根陽子の回答に書かれています)がとても役に立ちました。本にはもっと詳しく載っていますので、ご興味のある方はぜひご一読くださいね!

ちなみに、息子は「グラウンドの広い学校がいい」の一点張りでしたので、見学の際も第一のチェックポイントはグラウンドでした。


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