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2019 加計呂麻島

久しぶりのnoteの投稿。

実はこの加計呂麻島の前にニュージーランドにも行っているのだが書けなかった。

去年から今年にかけて大きく自分の中に変化が生じていた。
そしてこの加計呂麻島でまたはっきりと自分の輪郭のようなものが浮かび上がってきたように思う。旅の途中で様々な過去の自分との決別、新たな生まれ変わりが出てきた。

破壊と再生は常に一体なのだと思った。

旅の途中で、ハワイ島で作ったラウハラのブレスレットがほどけた。
お気に入りのお守りだったが、この綺麗な加計呂麻島の海に返してあげる事が出来て、寂しさとともにありがとう、という祝福のような気持ちにもなれた。
そしてそれは私の中でまた、一つの区切りとなった。
ハワイ島で過ごした自分とのピリオドである。

ハワイ島で過ごした自分が好きであった。
日本にいる時の自分ではなく、ハワイ島で過ごす自分である。
日本に帰ってきた時は自分のアイデンティティが失われたように感じ、どうして良いのやら途方にくれていたのだった。

そのラウハラのブレスレットがほどけた時、はっきりと次の道に進んでいることを自分が納得したのだった。
去年の屋久島でも確かにその時は感じたのだけど、さらに輪郭が浮かび上がり、以前の日本で過ごした私でもハワイ島で過ごした私でもない新しい私がいる事がわかった。
お気に入りの自分はもう、窮屈だったのだ。
これを書いている今も、前の自分と別れるのが寂しくて胸が苦しくて泣きそうである。もう、とっくに別れているのに。

そして新しい私は何を感じていたか。

日常をもっと愛したい。
人が苦手で、友達を作るのも苦手な私が、もっと人と繋がって暮らしていきたい、という願いが待っていた。
さらに、自分が選んた仕事をもっとしっかりやっていきたい、という気持ちも同時に強く願っていることがわかったのだった。

今までいつもその自分と向き合わず逃げてきた私で、その度にどこかふらりと出かけてしまう自分だったが、今回の旅は、違った。

今いる自分の暮らしの中で出会った人たちが愛おしく、その人たちがいるからこそ、この旅がさらに愛おしくなることを、初めて経験したのだった。

そして、自分の仕事も愛していることもわかった。

以前の私のことを思うと、亡霊のように輪郭がないなあ、という印象である。
今まで生きてきた時間がなくなるのではない。
けれど過去が全て書き換わったように感じている今、これからも私はまたふらりと旅に出て海に潜ったりすると思うのだけど、そこには今の暮らしがベースにあってしっかりと繋がっている自分がいるのが基本になっている事になるだろう。

そして私はそれをまた何度も忘れたりするけれど、また思い出すだろう。
そしてまたいろんなことを経験するたびにまた同じように輪郭がさらに浮き上がり、想いは深まっていくと思う。

繋がっている自分とともに道は進んでいくことだろう。
そこに生活の変化があっても、自分の中で自然な流れとして導かれていくことを感じられればいいなと思っている。

読んでくれてありがとう。

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