〈LANSCOPE PEOPLE Vol.06〉UI/UXデザイン 蔵本卓也さん・M.Mさん| デザイナーが考えるLANSCOPEが“使いやすい”理由
エムオーテックス(MOTEX)デザイン戦略チームです。
MOTEXが提供するサイバーセキュリティのプロダクト・サービス「LANSCOPE」に携わる人たちへのインタビューを通じて、MOTEXの思想やカルチャーを紐解く「LANSCOPE PEOPLE」。
Vol.6は、使いやすさを追求して日々プロダクトの細部と向き合う、品質管理部の蔵本卓也さんとM.Mさん(※)にお話を伺いました。
※プライバシー保護のため名前はイニシャルにしております
—— 蔵本さんとM.Mさんが担当されている業務について教えてください。
蔵本さん(以下、敬称略):開発本部 品質管理部 品質管理2課というチームで、MOTEXが提供する『LANSCOPE エンドポイントマネージャー』や『LANSCOPE セキュリティオーディター』といったプロダクトのUI/UXデザインをしています。
具体的には、実際にユーザーが利用する際の有効性や満足度、リスク回避性を指す「利用時品質」というものを向上させることを目的に、デザインプロセスを取り入れながら、仕様を定義したり、導線設計を行ったり、UIの改善などを行っています。
—— UI/UXの改善していく上で、ユーザーの課題やニーズを捉えたり理解するために、どのようなことをされていますか?
蔵本:「ITreview」といったレビューサイトを参考にしたり、ユーザビリティテストやユーザーヒアリングを通じて、課題や要望を掴むようにしています。
また、社内でもテストを行っていて、自社の情シスの方に、LANSCOPEの使いやすさやつけてほしい機能などについてヒアリングさせてもらっています。
M.Mさん(以下、敬称略):世の中の情シス担当の方々が持っているニーズのヒントを掴むために、情シスのコミュニティーの記事を読んだり、イベントに参加してみることもあります。
—— レビューサイトでは、「シンプルで使いやすい」という評価を多くいただいています。この点についてどのように捉えていますか?
蔵本:特にそのような評価をいただいているのが『LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版』です。マテリアルデザインを採用することで、使いやすさを損うことなく、デザインの一貫性を保ち続けられていることが、評価に繋がっているのだと思います。そこは高い利用時品質を目指す上では崩してはいけない部分だと思っているので、不必要に機能や情報を増やさず、現状で評価いただいてることを、いかに維持し続けられるかを考えています。
私が個人的に意識しているのは、ユーザーに考えさせないデザインにすることです。マイクロコピーの文言や配置、アイコンの表示位置やタイミングなど、細かい部分まで検討しています。そういった検討の積み重ねが、「シンプルで使いやすい」という評価に繋がるのだと思っています。
—— UI/UXデザインをされてるお二人だからこそ感じる、LANSCOPE独自の強みがあれば教えてください。
蔵本:MOTEXはお客様との距離が近いので、すぐにお客様の声を拾い、製品に反映することができます。これはLANSCOPEの強みだと思います。
特定の部署だけではなく、各部署が応対やセミナーなどを通じてお客様との接点を持っていて、みんながお客様の課題を共通認識として持っているので、動くのも早いんですよね。
M.M:そうなんですよね。MOTEXのメンバーが、お客様と近い距離で長年にわたって積み上げてきた信頼があるからこそ、私たちがUXリサーチのリクルーティングを担当した時にも、たとえ私たちと全く接点がないお客様であっても、やさしく対応してくださるのだと思います。そうやってご意見をお伺いしたい時に快諾くださるお客様が多いということは、私たちの強みになっていると思います。
—— 日々の業務の中で意識されているMOTEXのValueを教えてください。
M.M:私は「日々に小さな挑戦を。」ですかね。子供がいるので、自己研鑽の時間を確保するのが難しいんですけど、明日の自分は少しだけでも今日より成長していたい、という気持ちで、毎日、少なくとも5分は勉強の時間に充てています。
蔵本:私は「仕事にも仲間にも想像力を。」ですね。MOTEXの3つバリューは、私たち社員一人ひとりの意見をベースにして作られたのですが、その時に私が出した意見が、まさに「仕事にも仲間にも想像力を。」という意味のものでした。
相手が日々同じ仕事に取り組むチームメンバーだったとしても、LANSCOPEを使ってくださるユーザーさんだったとしても、誰かとコミュニケーションをする上では、相手の立場に立って物事を考えられることが大切ではないかと思います。
例えば、社内の人にチャットを一つ送るとしても、「今忙しいかな?」とか「きっと今送っても見てもらいにくいだろうな」とか、そうやって相手の立場や状況を想像する力を持つことが大事だと思います。
—— MOTEXで仕事をしてきた中で、印象に残ってるエピソードがあれば教えてください。
M.M:一昨年『LANSCOPE セキュリティオーディター』で大きめのリリースがありました。その時、次々と考えなきゃいけないことや課題が出てくる…開発に渡すためにデザインも進めないといけない…開発チームとも毎日ミーティングしながら連携していかなければならない…という感じで、すごく大変でした。
ただ同時に、部活動の合宿のような楽しさもあって、すごく印象に残ってますね。
蔵本:私は、全社員が受ける研修テーマの一つに「デザイン思考」が入っていたことが、すごく印象に残っています。デザイナーとして、デザイン思考はどの職種にも役立つものであると感じていて、これが全社員の共通認識になれば、仕事がもっとスムーズに回るんじゃないかって思っていました。ただ、本当にそれが取り入れられるとは思っていなかったので、全社員がその研修を受けることになったと知った時は、本当に嬉しかったです。
—— 日々の業務の中で感じる“MOTEXらしさ”があれば教えてください。
M.M:上下関係にあまり厳しくないですよね。役職者を役職名ではなく名前で呼ぶって今までの職場ではなかったので、すごく驚きました。
蔵本:手を挙げれば、受け入れてくれたり、挑戦させてくれるのもMOTEXらしさの一つだと思います。
私が、自分たちが担当しているのとは別のサービスの開発フローに「デザインプロセスを取り入れませんか?」という提案したときも、「なんかデザイナーが面倒なことを言ってきたぞ…」という感じではなく、ひとまずやってみましょう、というスタンスで、積極的にそのプロセスをどう取り入れるかを考えてくれました。
—— 最後に、蔵本さんとM.Mさんが、会社を人格や人の性格で表すと、MOTEXとはどんな人になるでしょうか?
蔵本:変化や進化が激しいセキュリティーソリューションの業界で、一つのことをずっとやるんじゃなく、形をいろいろと変えながら変化していける会社だと思っています。
「Secure Productivity(安全と生産性の両立)」というミッションをブラさないために、柔軟に「変わっていくことができる人」ということですかね。
M.M:私は、「気さくで、好奇心旺盛だけど、真面目な先輩」。
はじける時は全力ではじけるけど、でも真面目なので、ちゃんと締めるとこは締める。全体会議などで先輩方のお話しを聞いていると、毎回新たな発見があって、「やっぱり先輩たちは先をいってるな〜」って思うので。