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〈LANSCOPE PEOPLE Vol.12〉エンジニア 小久保 柾宏さん|挑戦し続けるエンジニアの視点。自主プロジェクトが超短期間でリリースされた背景

エムオーテックス(MOTEX)デザイン戦略チームです。
MOTEXが提供するサイバーセキュリティのプロダクト・サービス「LANSCOPE」に携わる人たちへのインタビューを通じて、MOTEXの思想やカルチャーを紐解く「LANSCOPE PEOPLE」。
Vol.12は、担当業務に加えて日々社内の課題解決にも取り組む小久保柾宏さんにお話を伺いました。



—— 小久保さんの所属チームと担当業務について教えてください

小久保さん(以下、敬称略):開発本部サービス開発1部という部署に所属しています。その中の「SRE」というチームで、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版の基盤の運用保守などを行っています。

—— 4月に「MOTEX VALUE AWARD(※)」で最優秀挑戦賞を受賞した取り組みについて教えてください
※MOTEXのValueを体現した取り組みや成果などを表彰する制度

小久保:今回、表彰していただいたのは「ChatGPT書き込みログ開発」という取り組みです。
LANSCOPEでは「Webアクセスログ」という、ユーザーが閲覧したWebサイトの情報が詳細に記録されたログが生成されるのですが、以前はChatGPTに書き込んだ内容はログとして残っていませんでした。それだと、もし従業員がChatGPTに機密情報を打ち込んでしまっていたとしても、管理者はそれに気づけないため、そういった状況を不安に感じる人が多いだろうなと思ったことがきっかけで開発をスタートし、LANSCOPEの一機能としてリリースしたものです。
この追加機能によって、端末の管理者は、管理コンソールの画面で、この端末の人が、この時間に、ChatGPTでこんなプロンプトを打ちました、というログが見られるようになりました。

—— こういった開発も小久保さんの業務範囲なのでしょうか?

小久保:いえ、SREの業務範囲ではなく、また、プロジェクトの中で私が担当したパートも普段のSRE業務とは異なっていました。
開発本部には「リビルドプロジェクト」という、有志が集まって本業以外で新しい挑戦をする枠組があり、その中で新しい技術を触ってみたり、他のチームが抱える問題を解決したりするいくつかのグループがあります。
今回のプロジェクトは、その方々と、「ちょっとこれやってみようか」という軽い感じでスタートしました。実際にやってみるとすぐに実現ができそうな手応えがあり、とんとん拍子に進んでいきました。


 

—— 最優秀挑戦賞として評価されたポイントを教えてください

小久保:世の中のトレンドをすばやくキャッチし、アイデアの発案から実装までをハイスピードで行えたことが評価いただいたポイントだと思っています。アイデアを思いついてからラフな実装まで、本当に数時間程度でした。
私は実装調査までを担当し、その後は、テストチームやマーケティングチームなど、全てのチームがかなりスピード感を持って動いてくださり、2.5か月ほどリリースすることができました。

—— 受賞した感想をお聞かせください

小久保:今回のような新機能追加のための調査は、普段から趣味のような感覚でやっていたので、評価していただけたのは素直に嬉しいです。
ただ、表彰式の際にも述べたのですが、各チームの皆さんが一致団結して一人ひとりが素晴らしい動きをしてくださったおかげだと思っています。

—— さらに挑戦したいことはありますか?

小久保:私は定型業務が好きじゃなくて、いつも改善や自動化ができるポイントを探しているのですが、それはこれからも変わらないと思います。
さらに、もっと世の中の課題やニーズを捉えるためにアンテナを広げていきたいと思います。社内の課題はある程度見つけられるようになったので、これからはもっと広い範囲でキャッチすることを意識していきたいです。

—— MOTEXが掲げている3つのValueの中で、特に意識しているものや好きなものを教えてください


 

小久保:まず好きなのは「日々に小さな挑戦を。」なので、今回、最優秀挑戦賞をいただいたのは嬉しいですね。
また、業務の中で周りを巻き込むことも意識しているので、そこは「自分と誰かをワクワクさせる熱量を。」にも紐づいている気がしています。

—— 小久保さんが感じるMOTEXの強みや“らしさ”があれば教えてください

小久保:個々のメンバーの真面目さや明るさは、MOTEXらしさじゃないかと思います。
私はこれまでいろいろな部署で業務をしてきましたが、どこで業務をしていても、皆さんいい人で優しく、真面目です。そういった部分は、MOTEXのプロダクト・サービスとしての強みにも繋がっていると思っています。
また、新しいことに挑戦しやすいのもMOTEXの文化だと思います。今ちょうど社内の業務効率化を図るプロジェクトに取り組んでいるところなのですが、そういった取り組みをトライアルさせてほしいと提案すると、すぐに「いいよ」と言っていただけることが多いです。「ChatGPT書き込みログ開発」も同様に、カジュアルに提案したところからスタートしました。

—— これまでで最も印象に残っているエピソードを教えてください

小久保:今はなくなってしまったチームに在籍していた時の経験ですが、自分の中ですごく印象的で、糧にもなっています。
LANSCOPEで取得しているログを別のソリューションに連携するためのアプリを開発していたのですが、手探りの部分が多く、海外の開発者と半年間ほどミーティングを行い、開発したアプリを実際にお客様にデモンストレーションする、といったことまで全部自分で行っていました。
また、そうすることで発注いただけたあとは、発生したトラブルに対してのサポートやフォローも行いました。一人でここまで担当することはあまりないので、すごく印象に残っています。
そんな中で、あらゆる失敗を踏み抜いたと思っているので、ある意味、胆力がついて、ある程度の失敗は大したことはないと思えてしまうくらいの度胸もついたと思います。
また、大きなトラブルが発生した際、いろいろと調査やサポート対応を行い、最終的には報告書をつくって謝罪させていただくことがありましたが、そのお客様から「丁寧なサポートをありがとうございます」といった感謝の言葉をいただけたこともすごく印象に残っていますし、今でもその経験が糧になっています。

—— MOTEXを人格や人の性格で表すと、MOTEXとはどんな人でしょうか?

小久保:社内の設備や環境を使わせていただいたり、会社の方々とはよく業務の相談からプライベートな話までしているので、ありきたりかもしれませんが「MOTEXとは“信頼できるパートナー”」ですかね。

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