そして、家になる
いつからだろう、モテアマス三軒茶屋を自然と「家」と思えるようになったのは
みんなには、帰る場所っていくつある?
人間の欲求の基本的な部分には、生存の欲求や安心安全の欲求、そして所属の欲求があるという
なにかのきっかけでこの場所にたどり着く人々が、なにかの魅力に惹き付けられて通うようになってしまう
きっと理由や頻度は人それぞれだけど、多分最初は行く場所のひとつであり、だんだんに戻る場所になるのではないかな?
シェアハウスに住むを選べる環境であれば、戻るよりいつも居る場所にしてしまった方が手っ取り早いって事にもなるのだろう
モテアマス三軒茶屋には、住んでますと言えるためだけの家賃制度が月500円から存在する
インターン住民、DIY住民、テント住民や奴隷住民、月数日からフル住民まで実に多彩な「住み方」が選べるのだ
さらに気軽な所属欲の満たし方として、各部活に所属するという方法まである
驚異的な懐の広さを持っている
ちなみに酢だこ食い部が活動している所を見てみたいという願いはまだ叶っていない
今まで沢山のまちづくり活動を見て実践もしてきた経験から、モテアマス三軒茶屋にはまちづくりの成功事例と同様の仕組みがあると思っている
観光で訪れる交流人口が増えると、リピーターとして訪れる関係人口が増え、やがて移住人口が増加するという具合だ
15LDKという大豪邸ではあるが限られた部屋数にファッション住民グループ参加者だけで115人(2024/05/10現在)、関係住民を含めるともしかしたらその数倍超える人々にとっての「家」と呼べる居場所なのではないかと勝手に考えている
インドみたいな場所、というキャッチーなフレーズが先立ってしまうが、実は家という概念を拡張してしまうような魅了がモテアマス三軒茶屋にはある
それは何かと考えていたけど、自分の「家」だなって思えた時はおそらく、仲間たちが家族と同じくらい大切に思えた時かもしれない
それがいつからかなんて分からないよ
ひとつの結論として、居場所作りで大切なことは「そこに集まる人」なんだなと思ってる
場所を作るって、人と人との関係性が出来ていくってこと
たまたまここではインドっぽく仕上がってきたけど、この場所を体験した人達はここで得た体験知を灯火に自分の人生を明るくしていく事ができる人になってくと思う
そして、モテアマス三軒茶屋から持ち帰った種火が世界のあちこちで炎上して「世界がインドになる日」を楽しみに待つ
その時はきっと、地球が丸ごと「家になったな」って思えてて、相変わらず喧嘩や嫉妬なんかは絶えないんだろうけどさ、戦争や紛争で殺し合うほどの憎しみは減ってるんじゃないかな?
この素敵な「新しい家族のかたち」みたいなものがひろまる事を祈りつつ
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