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机上の九龍城 #8 (モテアマス三軒茶屋 2021年5月レポート)

本レポートはモテアマス三軒茶屋の「その他」の部分の活動を運営する、モテアソブ三軒茶屋の月次レポートである。
(「その他」については、「モテアマス三軒茶屋」をモテアソブ三軒茶屋とR65で共同運営へを参照

【モテアマス三軒茶屋】

 モテアマス三軒茶屋は、三軒茶屋某所にあるシェアハウスである。
あまりにも規模が大きく、借り手のいなかった15LDKの大豪邸の活用方法を考えていた時に現在の主任であるカズキタが名乗りを上げ、2016年11月23日にカズキタ、大家のポールらを中心に立ち上げ。現在は多様な住み方の住人を受け入れ、多拠点生活者を含めると26人が居住する大規模シェアハウスとなっている。住人の自由さや雑多な雰囲気から『三茶のインド』『現代の九龍城』などと呼ばれている。

【2021年度5月のモテアソブ三軒茶屋の活動実績】

・モテアマス住民: 28人
・ファッション住民:33人
・委託売上: 0円
・事業売上: 36,638円
・住民への支払い:64,854円(ファッション住民含む)

1.決算報告

(1).経営成績の概況

2021年3月期の世界経済は、前期から続く新型コロナウイルスの影響により、4月から6月にかけて急激に減速しました。7月以降は各国の経済活動再開や景気対策により緩やかに回復したものの、年度を通じてはマイナス成長となりました。

インド市場においても、世界的なクライアントの稼働停止や安安の営業停止、酒類提供禁止などの影響もあり、感染影響が限定的だった一部地域を除き、多くの事業で大幅な影響を受けました。

このような状況の中で、当会計年度における日本及びインドを合わせた経常利益は、318,290円となりました。

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事業別セグメントの状況

(1)コミュニティ事業(ファッション住民)
営業収益は2,225円となりました。
売上はファッション住民事業のスタートによるものです。


(2)クリエイティブ事業(デザイン・WEBサイト等の業務委託)
営業収益は3,664,415円となりました。
売上は主にWEBサイト制作の委託によるものです。


(3)プロデュース事業(インドからの刺客)
営業収益は0円となりました。
インドからの刺客は次年度からスタートするため、昨年度は売上無しとなります。


(4)メディア事業(机上の九龍城、モテアマス三軒茶屋の取扱説明書などのnote記事)
営業収益は0円となりました。
noteは昨年度無料記事が主体であったため売上は無しとなります。


(5)物販事業(モテアマスTシャツ、安心安全モテアマスのお店、盗めるシェアハウス展)
営業収益は127,052円となりました。
売上の大半はMOTEAMA CITY Tシャツとパーカー、盗めるシェアハウス展での奴隷ビジネスによるものです。

住民への外注・委託について
モテアソブの経営方針として、仕事をつくって外部から受託する受け皿として機能し、住民に委託することでその売上げから家賃を支払う仕組みの構築を目的としています。

それにより、「家賃が払えないから住めない」という理由をなくし、好きな人を家に住ませることができるようになります。
金銭面の障壁をなくしすべての人にモテアマスに住む機会を提供することが、SDGsであると考えます。

<モテアソブから業務を委託した住民・元住民>
オダマキ、アブドーラ、Co-&Co.、みゆまる、中野くん、きんにくん、イン・もうこ、部長、ながりな、ギャラクシー、僕、ぞの。、栄一くんの12名。
合計委託金額は、2,054,969円です。

 

(2).次期の業績見通し
<理念>
本物のインドがコロナウィルスの変異株の流行により、甚大な被害を受けていることから前期に引き続き、三軒茶屋にある最寄りのインドを作ることを目指しています。

インド市場が100年に一度の大変革期を迎え、改めて創業の理念に立ち返り、先の見通しにくい時代の道しるべとして、前世から輪廻転生で続く精神を「モテアマフィロソフィー(私立モテアマス学園則)」としてまとめました。私たちの使命を「スマイルの量産」と定義し、つくるモノが変わったとしても、友人の幸せを追求することは変わらないという考えを明確にしています。

そして、「三軒茶屋に最寄りのインドをつくる」というビジョンの実現に向けて躍進することが、ホームタウン、ホームカントリーと同じように「ホームインド」を大切にすることであり、SDGsの「誰ひとり取り残さない」という精神で「より良いインドづくり」に持続的に取り組むことにつながると考えています。 このような状況の中、現時点における2022年3月期 (2021年4月1日から2022年3月31日) の 業績の見通しにつきましては、以下のとおりです。

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<変動要素>
上記見通しは、当社が現在入手している情報を基礎とした判断および仮定に基づいており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能性に照らし、将来における当社の実際の業績と大きく異なる可能性があります。
なお、上記の不確定性および変動可能性を有する要素は多数あり、以下のようなものが含まれます。
・日本、三軒茶屋、インドおよび当社が営業活動を行っているその他の国の市場に影響を与える経済情勢、市場の需要ならびにそれらにおける競争環境
・クラウドファンディング市場における資金調達環境の変動およびサービスにおける競争激化
・効果的な販売・宣伝を実施する当社の能力
・当社が営業活動を行っている市場内における法律、規制および政府政策の変更で、特に改善措置を含む安全性、貿易、環境保全の面などにおいて当社の事業に影響を与えるもの、または現在・将来の訴訟やその他の法的手続きの結果を含めた当社の営業活動に影響を与える法律、規制および政府政策の変更など
・当社が営業活動を行っている市場内における政治的および経済的な不安定さ
・世田谷区および三軒茶屋の再開発に伴う安安の行く末



2.モテアマス・パラサイト計画
 モテアマス乗っ取り状況の進捗報告

Case1.鶏ハム屋

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モテアソブ三軒茶屋が入居している渋谷のコワーキングスペース「100BANCH」入居者で、恵比寿で鶏ハム専門店を経営する星野氏(通称:ふんどしマン)と親しくなったことをきっかけに、鶏ハム店へのスタッフ派遣依頼を受けた。
そこで、キッチンスタッフとしてモテアマス三軒茶屋の住人であるぞの・中野・ヤング・女子大生の4名を送り込んだ。

鶏ハム店のスタッフは2人、モテアマスから送り込んだ人員は4人。
さらに、鶏ハム店のスタッフ2名をファッション住民に入居。
圧倒的パワーバランスで、約2か月で秘密裏にパラサイトが完了した。

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本日、近所を通りかかったモテアマス住民も含め、鶏ハム屋集合写真と称し、パラサイト完了の家族写真を撮影した。


Case2.シェア街

シェア街(まち)のメンバーがファッション住民として流入している。

シェア街とは?
リアルとオンラインにある仮想のまち「シェア街」のまちづくりを通じて、
コミュニティづくりの研究をしたり、実際につくってみたりするコミュニティです。
5個のリアルきょてん、15個のオンラインきょてんがあり、
きょてんづくり、コミュニティ研究、交流など自分の興味に合わせて関わることができます。
- シェア街公式サイトより引用

逆パラサイト進行中案件で、5月時点での占拠率は50%。
5月にはモテアマス三軒茶屋のPodcast「Drain Domitory」とのコラボレーションで、このようなイベントも開催された。

今後も相互にイベントを続けて、こそこそと乗っ取っていきたい。

まとめ
本年度は、コロナウイルスの煽りによりクライアントの事業が伸び悩み、売上にも影響がでたことから、自らが売り上げを作る仕組みの構築に注力予定。
インドのプラットフォーム強化とインド人材をあつめ、インドを必要とする場に派遣してパラサイトを進める。

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3.三軒茶屋Curry Weekの開催

モテアマス三軒茶屋の提携校であるリバ邸カオスで、1週間カレーを作るイベントが催された。
そこでカレーを作っていたのが、女子大生の通称スパイ。
彼女は特別スパイスカレー作りが得意なわけでもなかったが、1週間で腕が磨かれていたため、モテアマス三軒茶屋にスパイスのような刺激を与える「カレーインターン」として招聘し、1週間にわたり三軒茶屋Curry Weekを開催した。

【成果】
・集客:約50名
・売上:2万2千円(無料提供のため赤字)

文字通り三日三晩の食事がカレーに統一されることによって、食べるものを考える必要がなくなり、選択の負荷を減らすことに成功した。もしあなたの家でカレーが数日間続いたとしても、それはあなたの人生を豊かにすることなので作り手に文句は言わずに食べることを心がけてほしい。

ただし、夏場はカレーで食中毒が発生する事案が多発しているため、冷蔵庫で保管し、火入れを怠らないよう注意が必要である。


4.今月のポテトヘッド

 モテアマスには、ポテトヘッドがいる。
日本語訳すると「じゃがいも頭」。それを概念の破壊と再構築を目的として導入した。
このコーナーは、その名の通り今月のポテトヘッドの状態をお知らせするものである。

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今月のポテトヘッド

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