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夏、風鈴の音が恋しくなる


夏になると、風鈴の音がする。
風鈴の音を聴くと気持ちが涼しくなる。

福岡には風鈴がたくさんある神社があって、
写真を撮り始めた頃、
単焦点レンズに夢中だったわたしは
いい題材だ!と思って出かけた。

のどかな街並み


神社は少し遠いところにあって、
駅を降りて、向かう途中の道には田んぼが続いていた。

蝉の抜け殻


もう少しで神社に着くという頃、
蝉の抜け殻をみつけた。

わたしの持ってるレンズではあんまり近くに寄れなくて
引いて撮った蝉。

蝉の抜け殻も、夏らしくて好き。
蝉が転がってるとジージー暴れだすから
絶対に近寄れないけど
抜け殻なら強気で触れる。

ちょっと観察してみたりもする。

手入れされたお花

神社に着くと、綺麗なお花が出迎えてくれた。

現人神社


神社には風鈴を見にきた人がたくさんいた。
わたしもご挨拶をすませて、風鈴を見に行く。

風鈴


風鈴は眺めてるだけで涼しくて、
軽い音が聞こえてくると気持ちが良い。

家にもひとつ欲しいなといつも思うのだけど、
マンションで聴く風鈴より、

あの縁側でちりんと鳴る風鈴とか
お店の軒下でふと聴こえる音が良くて、
いつも自分には買わずに夏が終わる。

樹の緑とオレンジが似合う

神社には、水色の風鈴とかオレンジの風鈴も
いろんな色があって、それぞれ雰囲気が違う。


おじさんが撮ってくれた。


神社には、同じように風鈴を撮りにきた人が
たくさんいて、鳥を撮ってる人もいた。

でっかい望遠レンズで鳥を一生懸命撮ってる
おじさんに、写真を一枚撮ってくれませんかと
お願いすると、

いいよ、どういう写真撮りたいの

と言ってくれた。

構図と雰囲気をこうしたいと伝えて
カメラを渡して、撮ってもらった一枚。

だれかが撮ってくれる写真は
その人の個性がレンズ越しに写真にも写っていて
面白い。

かえりみち

写真を撮ってもらって
ご機嫌なわたしは川の方へ降りて
散歩をしながら帰る。

川は子どもたちが水遊びをしていて
家族連れで賑わっていた。

わたしも川の縁に座って
足だけ水に浸してみる。

気が済むまで、ぼ〜っとして
またてくてく歩く。

バスを待つ


帰りはバスで帰ろうと思い立って
バス停に着くと、小さなカキ氷屋さんが
向かいにあった。


カキ氷とバスの時間を天秤にかけて
決めかねている間にバスが来て、
濡れた足のまま、バスに乗り込んで
揺られている間に眠ってしまった。

わたしの贅沢なお散歩の話。

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