Colaboと弁護士への平身低頭 人権正義運動が向かった人権の墓場
この記事の内容──
はじめに
──なにが問題か。なぜ問題なのか。どうしてそうなったのか。これからどうなるか。これらを当記事で整理した。
「Colaboへの平身低頭写真が ハラスメントへの取り組みを 昭和に逆戻りさせた 」と題して記事を公開したところ、たった2日間であったにもかかわらず「1週間でもっともスキされた記事のひとつ」とnoteから認定された。この時点で7,000pv、評価(スキ)460を記録し、勢いは衰えたものの現在も閲覧数が増え続けている。
筆者に送られてきたnote経由のDMでは、Colaboと弁護士に平身低頭するNHK職員の写真を「社会人として経験した理不尽な仕打ちを思い出した」「学校で味わったいじめを思い出した」「弁護士が自分にも頭を下げさせているのにはあきれた」と評する人がいた。しかも、「(謝罪写真は)頭を下げない連中の人権を、これからも踏みにじる意志の現れ」と書き送ってきたのは、これまでのColabo問題に対する暇空茜(水原清晃)氏の対応を苦々しく感じていたという人物だった。
Colabo側(仁藤夢乃氏や弁護士)と同団体をバックアップする者たちの、人権と正義を看板にしてきた社会的信用が溶解しきって底が抜けたようだ。
当記事では、「Colaboへの平身低頭写真が──」の追記で書ききれなかった画像分析に加え、この謝罪問題の構造解明を試みた。「人権正義運動」が指向していたものは、人権の墓場だったと言ってよいだろう。
公開謝罪の写真から読み解く糾弾
──神奈川新聞もColabo側も「謝罪」の様子が意図通り世の中へ伝わることに腐心した。
謝罪写真に必要だった「顔」
安田浩一氏と神奈川新聞によって「謝罪」と銘打たれた写真が、どのような状況で撮影されたか、後に紹介された動画であきらかになった。
動画内で、NHK職員は取材陣を前に唖然としている。非公開前提の「面談」に報道関係者が詰めかけているとは予期していなかったか、挨拶の場面から撮影されるとは考えもしていなかったのが見て取れる。そして、Colabo代表の仁藤夢乃氏が「今回謝罪に来ていただくってことでしたので、この問題に関心を持っている方々が、関心を寄せていらっしゃって」と口火を切り謝罪への流れが始まっていた。
これで撮影に至る事情が判明した。では、謝罪写真の構図が不可解なものになった原因を考えよう。
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