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空腹を楽しめるように/ダイエットの心構えその1

ファスティングについて書き始めています。私のしていることはファスティングだけでなく食事の管理や運動やほかにもありますが、ファスティングから説明しはじめると「5つの習慣ダイエット」について一番わかりやすいかなとも思います。
まず最初にファスティングを始めてみようかなという人ややってみたけど続かなかったという人に向けて、ファスティングを継続させるために大事な心構えというかマインドセットを二つ紹介したいと思います。

この記事ではその1ということで「空腹を楽しむ」マインドセットについて書きます。
継続は何より大事だけど、つらいことやネガティブなことは継続しないものです。でも。空腹を楽しむマインドセットができたらファスティングやダイエットの継続がしやすくなること間違いないでしょう。


空腹を楽しむ

空腹を楽しむことはファスティングに限らず、どんなダイエットにでも共通のとても大事なエッセンスなのです。だって、ざっくり言うとダイエットが必要ということは、間違いなくそれまでの食生活では「食べすぎ」なのです。ですから食べる量を減らさないといけないのです。
もちろん闇雲に減らしちゃダメで、バランスを考え何をどのくらい減らすか考えることでダイエットの質が変わってきますが、減らさないといけないのは間違いなくて、減らせば今までより腹は減るのです。

そして非常にわかりやすい食事の減らし方をするのがファスティングという手法であるわけだけど。

ファスティングのメリットは様々

ファスティングのメリットのひとつはお金かけずに簡単に取り組めることでもあります。本格的な断食なら専門家の指導の下で行うのが良いからお金も必要になるでしょうけど、間欠的ファスティングなら不要です。というか、食べる回数や時間を減らすのだから確実に出費は減ります。
そして費用をかけずに行える健康法でありダイエットなのに、痩せることはもちろん。それ以外にも実に様々な身体の良い変化を実感できる、コストパフォーマンスが高いダイエットと言えるでしょう。

デメリットは腹が減る

じゃあデメリットは。
一般的に考えたら食べないのだからお腹がすいて辛いんじゃないかということを想像されるでしょう。確かに食べない時間を長くするのだからお腹はすきます。それがつらくて挫折する人は多いです。
実は慣れてしまうとそれほどつらくはないんですよ。ファスティングには空腹感をコントロールする働きもあるし。でも、始めたばかりの時は慣れてないからお腹すきます。それは仕方ないです。

でも、お腹がすくのは事実だけど、それが「ツライ」と思うのはその人の主観なのです。空腹を不快に感じるのは生き物が生きていくために備わった本能なのである程度は仕方ないのですが。でもお腹がすいてもそれをつらいと思わないようにもできるんです。というか、考え方を変えることで、おなかをすいたことを楽しいと思うことだってできるのです。

多くの人はダイエットをするときに空腹から逃れようとします。例えばお腹がすかないようカロリーの低いものでおなかを満たそうとしたり。あるいは空腹を感じるダイエット法を「無理なダイエット」と決めつけて敬遠したりする人を多く見かけます。空腹がつらいという前提で物事を考えるからですよね。
空腹をコントロールすることもある程度はできます。そういったこともそのうち記事にしたいと思いますが、空腹を楽しむマインドセットもしたほうが良いに決まっています。

空腹のメリット

そのためにはまず空腹のメリットを考えてみましょう。空腹になることであなたの身体の中では良いことがいろいろ起こっているんです。もちろんその一つはダイエットです。

ダイエット

ダイエットしたいんですもんね。ではダイエットはどういう状態の時にできるのでしょう。満腹の時に痩せるんではないです。空腹のときにあなたの身体は痩せるのです。お腹がすいているときに身体は必要なエネルギーを食べたものから供給できず、身体に蓄えた脂肪を使って賄おうとするのです。

つまり、お腹がグ~と鳴ったとき、まさに今痩せていってるのです。空腹を感じた時「お腹がすいてツライ」と思うこともできるでしょうが。「よし、今痩せてるんだ。嬉しい😺」と、前向きにポジティブにとらえることだってできるのではないでしょうか。それに、空腹のメリットはダイエットのことだけではないのです。

生命力の向上

空腹のときにオートファジーが活発になるという話は聞いたことがあるかもしれないですね。2016年東京工業大学の大隅良典博士がノーベル医学・生理学賞を受賞したのがこの研究でした。

オートファジーとは 細胞が細胞自身の老廃物や悪玉タンパク質、有害物質などを自ら分解し、リサイクルして新しいものに作り替える働きのことです。細胞が生まれ変わる状態をイメージしてもいいでしょう。くうふくのときにはその働きが強くなるのです。

その働きを活性化したくて16時間の食べない時間を作っているわけですが、なぜ空腹になるとそういう働きが起こるのか。それはわかりやすい表現でいうと、身体が飢餓や生命の危険から身を守ろうとする働きをするからです。
食べ物がなかなか入ってこないな。やばいじゃん。もしかして飢餓かなと思った身体が細胞を新しくしたり身体のコンディションを整えて生命力を高めて飢餓に備えるってことですが。

人間の身体はストレスを受けたり危機を感じると成長するのです。わかりやすい例で言うと運動がそうです。筋トレなどで負荷をかけるからその筋肉が強く成長するように、食事面で負荷(断食)をかけると身体は生命力を高めるように成長をするのです。

オートファジーだけでなく、長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子も空腹によって活性化するといわれますし、成長ホルモンが分泌され美肌にも良いとか。腸内環境が整いやすくなることも報告されています。腸内環境といったら生活習慣病の予防をはじめアレルギーやメンタルや様々な健康メリットにつながるのです。

腸内環境が整うことにも関係しますが、食べない時間を設けることで内臓を休められる効果は断食を始めると割と早い段階で感じることだ出来ます。はやくそれを感じてほしいなと思うのですが。

最初は空腹をつらく感じちゃうってのもわかります。
私もそうでしたし。
でも、空腹のメリットが理解出来たらお腹がすいたらラッキーって思えるようになるものです。というか、そう思うようにしましょうという話ですけどね。お腹がすくからこそ、食べるときにより美味しく食事を楽しめるわけですしね。

お腹がグ~と鳴ったとき

肥満の人は空腹を感じる間もなく何かを食べているといいますが。ファスティングをはじめようとしたら久しぶりにお腹がすいたと感じた。そんな経験をされる人が多いです。


そんな時に、「空腹のメリット」を一つでも思い出して。
「よっしゃ、今痩せていってる」とか
「よっしゃ、今若返っている」とか
「よっしゃ、今寿命が延びている」とか
空腹になったことをポジティブに考えるようにしてみてください。

それがあなたの施行習慣になったら、ファスティングを行う上でも、ダイエットに取り組むにしても、健康長寿のためにもとてもよい施行習慣になっていくと思いますよ。

まとめ

ファスティングのメリットは様々ありますが、デメリットの一つは空腹を感じる事です。腹が減るのです。
それをつらいと感じてしまうかもしれないけど。空腹を感じることは悪いことでなく良いことがいろいろあるのです。

空腹を感じることのメリットは様々あります。

  • 空腹のときこそ痩せていってる

  • オートファジーが活発になって細胞が若返っている

  • 長寿遺伝子(サーチュイン)が活発になっている

  • 胃腸や内臓を休められている

  • 成長ホルモンが活発になっている

  • 腸内環境に良い効果

  • などなど

空腹を不快に感じるのは人間の本能だけど。つらいと思うこともできるし、ラッキーとポジティブにとらえることもできる。
お腹がすいたとき、前向きに考える癖を身に付けましょう。ファスティングをするうえで、あるいはダイエットのためとても良い施行習慣になるものです。

あなたは最近空腹を感じていますか?
ぶっちゃけ、1日3回食事をして、10時、3時など間食をしていたらお腹がすく間がないですよね。
飽食の時代になって現代人は空腹を感じる機会が減っているなんて言われます。自分が子供のころ、夕刻におなかがすいてお母さんの作る晩御飯が待ち遠しかったなんて記憶がありますが。
いまではいつでも食べられる食品が身の回りにあふれているし、24時間いつでも買い物や食事ができる時代です。

空腹を感じる生活から離れすぎてしまったことが、現代病と言われるガンや循環器系の疾病や生活習慣病などの蔓延に、そして肥満につながっているのは間違いないと思うんです。

空腹の意識を変える事。これは必ず皆さんの健康に少なからず良い影響を与えるものと信じています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、心得その2を書かせていただきます。

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