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MOSHのロゴが生まれ変わります。

みなさん、こんにちは!

ネットでサービスが売れるMOSHを運営する、MOSH株式会社のデザインチームです。

突然ですが、この度MOSHはロゴをリニューアルします。

ロゴリニューアルの目的

MOSHのミッションは「情熱がめぐる経済をつくる」こと。

そしてMOSHが注力する「パッション・エコノミー(個人経済圏)」は、もはや世界的なトレンドとなっています。

パッション・エコノミーに関して詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をお読みください。 ​

この流れを受けて、MOSHではブランドのあり方を一から見つめ直し、より「情熱がめぐる経済をつくる」ことにフォーカスしたCI(コーポレート・アイデンティティ)にアップデートすることにしました。

そしてこれが、MOSHの新しいロゴです。

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「M」をかたどったロゴが複数あるけど…どれが新しいロゴ?そう思われた方もいると思います。

実はこれ、すべてがMOSHの新しいCIなんです。さらにいうと、これだけではありません。

MOSHのロゴは、増えていきます。

なぜ僕たちは、この「増えるロゴ」システムを採用することになったのか…。

以下に経緯をお話ししていきます。

「情熱がめぐる経済をつくる」ってどういう状態?

ロゴリニューアルの目的は先ほども述べた通り「情熱がめぐる経済をつくる」によりフォーカスしたロゴにすること。

そのためにまず「情熱がめぐる経済って、具体的にはどういう状態?」これをしっかりと言語化しておく必要がありました。

その時に作った資料の一部がこちらです。

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大まかな流れとしては…

1. 「情熱を持つ個人」をMOSHが徹底的にサポートする
2.   その個人が、多くのファンを抱える「スターセラー」へと成長する
3. 「スターセラー」を応援するファンの方々が、やがて自分なりの情熱を見つけ「情熱を持つ個人」へと成長する
4.   1〜3を繰り返す。

💡ここでいう「情熱」とは、熱狂できる「趣味/コダワリ/個性...etc」を指します。(例えば熱狂的に料理が好きな人の「情熱」は「料理」です。)

このループを実践することによって、世界に多くのスターセラーが生まれ、そのスターセラー達が、新たな「情熱を持つ個人」を生む。

これがMOSHの目指す「情熱がめぐる経済」のカタチです。

続いて、この状態を達成するために「何が必要か」を考えていきます。

必要なのは、一人ひとりに徹底的に向き合うこと。

大前提として、情熱の形は人それぞれ違います。

ヨガに熱狂する人もいれば、音楽に熱狂する人もいる。

そして、ヨガ好きの中でも「コダワリのポイント」は一人ひとり違うはずです。ヨガを好きになった経緯、影響を受けたモノ、生まれてから現在までに経験してきた全てのストーリー。

これら全てが「情熱」を創り上げる要素となるので、一つとして同じ「情熱」は存在しないはずです。つまり、画一的なサポートだけでは不十分ということです。

一人ひとりに徹底的に向き合い、その人に「本当に必要なもの」を提供する。

MOSHには、そういう姿勢が必要でした。

そこで生まれたのが僕らのバリューでもある「START WITH ONE」という考え方です。

START WITH ONE〜ひとりの生き様からはじめよう〜

MOSHでは何事も「ひとりの生き様」に向き合うことからはじめます。

一人ひとりの生き様に徹底的に向き合うことで、その人の価値観や武器、そして情熱を見極め、「本当に必要なモノ」を提供することができるからです。

「ユーザーさん一人ひとりに徹底的に向き合い、ユーザーさんに最高の価値を提供する」

これを繰り返すことが、やがて「情熱がめぐる経済」にも繋がる。そう確信しています。

「情熱がめぐる経済をつくる」「START WITH ONE」

2つのキーワードを整理したところで、ようやくMOSHが目指すべきロゴの大枠が見えてきました。

「一人ひとりと徹底的に向き合い、共に成長していくロゴ」

これが今回のコンセプトです。

僕たちはこのコンセプトを実現するため、CIにある仕組みを導入しました。

それは「ユーザーさんにロゴをプレゼントする」というもの。

スターセラーとなったユーザーさんに、その人の情熱を体現した「世界でたった一つのロゴ」をプレゼントする。そして、その積み上がったすべてのロゴが「MOSHの新しいCI」となります。

繰り返しになりますが、MOSHのロゴは1つではありません。

人の数だけ情熱があるように、人の数だけロゴが生まれます。

MOSHでは「情熱を持つ個人」一人ひとりに世界でたった1つの、その人の為だけにデザインしたロゴをプレゼントします。

「MOSHのロゴは、あなたの情熱によって作られる。」

情熱がめぐるほど、MOSHのCIは大きくなっていきます。

最初の「M」は、はじまりの炎

ロゴのコンセプトが決まったので、次は実際にロゴをデザインしていきます。

最初はユーザーさんではなく、「MOSH自身」にロゴをプレゼントしました。

これが一番最初に生まれた「M」です。

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この「M」は、はじまりの炎。情熱そのものを可視化したものです。

このロゴが種火となって「情熱をもつ個人」に燃え移り、さまざまな「M」にカタチを変えて燃え続けてほしい。そんな想いでデザインしました。

一番最初の「M」ということで、どういう落とし込みにするかはかなり悩みました…
ここで、ラフスケッチの一部をお見せします。

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いろいろな方向性でデザインを探ったのですが、「ユーザーさんの情熱の種火となる」というキーワードがMOSHの存在意義とリンクしたので、満場一致でこの「炎」ロゴに決定しました。

基本的に様々な場所で表示されるロゴは、この「M」です。

ユーザーさんがスターセラーになった時、この「M」はカタチを変え、世界でたった一つ、その人だけの「情熱」を体現したロゴに生まれ変わります。

ひとりひとりの情熱を「M」に変換する

ここで「情熱を持つ個人」にプレゼントする「M」ロゴの制作プロセスを説明します。

MOSHではその人にあった最高のロゴをプレゼントするため、以下の部分を掘り下げていきます。

1. あなたの「情熱」は何ですか?
2. その「情熱」をもつきっかけとなったストーリーを教えてください。
3. あなたの「座右の銘」は何ですか?
4. あなたを構成する5つのキーワードを教えてください。
5. 上記以外で、どうしても伝えておきたいこと

この5つのヒアリングと、実際の活動の様子をしっかりと咀嚼して、その人だけの「情熱」を「M」に変換し、世界でたった一つ、その人のためだけのロゴとしてプレゼントしていきます。

具体的にこれがどう落とし込まれていくのでしょうか。

MOSH代表、籔の「M」を例に解説していきます。

軽々と境界を超えていく、動き続ける「M」

まず籔の回答がこちら。

1. あなたの「情熱」は何ですか?
MOSH(情熱がめぐる経済をつくる)
2. その「情熱」をもつきっかけとなったストーリーを教えてください。
起業のきっかけは、神楽坂の割烹和食とケニアの大草原の狭間で
3. あなたの「座右の銘」は何ですか?
「The greatest risk is standing still.」
4. あなたを構成する5つのキーワードを教えてください。
福井、踊り、アメリカ、仲間、世界一周
5. 上記以外で、どうしても伝えておきたいこと
お任せします。

この情報から、籔が大切にしている価値観を掘り下げ、最適な形で「M」に落とし込んでいきます。

まずキーワードに並ぶ「福井」と「アメリカ」。

これは地元意識と海外思考、捉え方によっては対となる概念ですが、2つが同時に並ぶことで、「文化を越境する」というキーワードが思い浮かびました。彼は福井やアメリカはもちろん、世界中すべての人の生き様に思いを馳せ、文化の違いすらも自由に行き来できる感覚を持っている。そんな印象を受けました。

そして創業ストーリーや「世界一周」というキーワードから、自分の信念を証明する為の驚くべき行動力と、冷静にロジックを積み上げる思考の深さが分かります。

彼の情熱は「The greatest risk is standing still.」(立ち止まることが1番のリスク)という言葉が示すとおり、止まることなく動き続けていきます。そして「動き続ける」というキーワードは、彼のルーツである「踊り」ともリンクしています。

このような情報から、籔には「軽々と境界を超えていく、動き続けるM」をプレゼントすることにしました。

コンセプトが決まったので、スケッチを描きつつ最適な形を探っていきます。

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そして完成したロゴがこちらです。

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「M」が見えない境界を突き破り、ひたすら前に向かって進み続ける様子をデザインしました。そしてこの「M」が描く軌跡は、思考の積み重ねのメタファー(比喩)にもなっています。

MOSHではこのように、ひとりの生き様に徹底的に向き合い、その人の情熱のカタチをデザインに落とし込みます。そして、それが新たな「M」となりCIに追加されていきます。

おわりに

最後に、他のMOSH創業メンバーのロゴも紹介します。

MOSH共同創業者、村井には…
17のドットで構成された、原点思考の「M」

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座右の銘:家内安全、商売繁盛
5つのキーワード:学習欲、達成欲、個別化、着想、原点思考(ストレングスファインダーから引用)
伝えたいこと:17という数字に思い入れがある

MOSH共同創業者、村山には…
どんな状況でもバランスよく立てる「M」

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座右の銘:寡黙で具体的かつ複雑で鮮明
5つのキーワード:表裏一体、デザイン、スポーツ、バランス、経験
伝えたいこと:村山→「Village Mountain」から、VとMを組み合わせたロゴにしたい

この2つの「M」のデザインプロセスも、いつかどこかで公開できればと思います。

次回は実際にMOSHを使って「情熱を大きな価値」に変えているスターセラーの方にプレゼントしたロゴについて、インタビューを交えて解説していきたいと思います。

今後も「情熱がめぐる経済をつくる」MOSHを、どうぞよろしくお願いいたします!

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(情熱がめぐるかぎり、MOSHのロゴは増え続けます。)

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