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起業のきっかけは、神楽坂の割烹和食とケニアの大草原の狭間で

こんにちは。ネットでサービスが売れるMOSHを運営しているMOSH代表の籔です!

最近、アプリマーケティング研究所さんや、ダイヤモンド・シグナルさんの記事で創業のきっかけを取り上げて頂きとても感動したので、僕の方でも改めて起業のきっかけついて書いてみようと思い、筆を取ります。

0 → 1で何かが生まれる瞬間は、いつもドラマティック。Airbnbのサンフランシスコでロフトの家賃を払えず、部屋を貸し出したところから生まれた話や、BASEのお母さんでも作れるECサイトという逸話はずっと語り継がれます。そして、創業者自身も会社を経営する中で、大変な時期の心の拠り所の一つになります。

僕自身もMOSHを作るにあたって、小さな体験と気付きの積み重ねが「プロダクトの輪郭」と「起業への覚悟」を作っていきました。MOSHに少しでも興味持って頂いている方や、これから起業を目指す方に少しでも知ってもらえるといいなと思い、きっかけについて改めて振り返ってみました。

目次

1. サイドプロジェクトで始めたインバウンド向け飲食店予約代行サービス
2. ウガンダのAirbnbホストが作る予約サイト
3. 欲求の段階が「自己実現」に変わったのかもしれないと思った原体験

1. サイドプロジェクトで始めたインバウンド向け飲食店予約代行サービス

僕は、2014年に新卒でRettyというグルメサービスに入った。そこからずっとアプリのPMをメインでやりながら、2016年くらいに会社の新規事業にできるといいな〜という気持ちで、週末勝手にサイドプロジェクトを始めた。

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きっかけはある夏の日、和食割烹のお店に訪れた際に、1人のカナダ人がカウンターに座っていた。

日本人でも予約の取りにくいお店で、その方も注文の様子などを見るに英語しか話せなさそうな方だった。

ふと「このお店、どうやって予約したんだろう?」ということに疑問が湧いた僕は「どうやって予約をしたの?」ってその彼に聞いてみた。

そうすると彼は「日本人の友達に、グルメに詳しい人を紹介してもらい3ヶ月前に予約してもらったんだ!」って嬉しそうに答えてくれた。

いや、それめちゃくちゃ難しいやん。と思いながらも、たしかに自分で海外行ったときも、美味しいお店ってなかなか予約できないよな〜って思っていたので、それくらい難易度が高い行為なんだなと改めて気付いた。

それがきっかけとなり、僕自身は一応少しは英語話せるし、日本であればそれなりに飲食店も行ってるので、海外の人向けに人気店の予約代行サービスやってみたら、喜ぶ人がいるんじゃないか?っていう軽い仮説から、夜帰ってすぐプロトタイプを作りはじめた。

そこから2日で海外の人向けにドメインを取り、LP、予約機能、決済などを用意して簡単なサービスを作ってみた。これが2016年の夏。暑かった。

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これがLPの一部だ。

当時、職業柄instagramにご飯の写真を上げまくっていたこともあり、まずinstagramとかで告知してみながら、運用方針が固まったらリスティングなどで集客しようと思っていた。

サービスとしては、僕自身がキュレーターとなり、人力でレストラン検索と予約代行サービスを始めた。労働集約の極みである。

まだURL残っていたので、見てみたい方はどうぞ...!笑 受付は停止しています。

URL: http://best-restaurants.tokyo/

しかし、たかだかサービス販売をするためのLPと、予約調整、決済だけのシンプルな機能なのに作るのにこんな時間かかるんか、、、めんどくさ、、、既存のそれっぽいサービスもダサいな、、、ってなって結局自分で作ることにした。

しかも、運用し始めてみると、予約から決済まででめっちゃ離脱しちゃうやんっていうことと、見知らぬ人とのメールでのやりとりもだるいな〜ということで今にも挫折しそうだった。

そして計30名程度の海外の方からの予約代行をして、合計$2,000程度を売り上げたくらいで力尽きた。意外に法人の依頼とかも多くて、ビジネスユースの方が多いかもなど、全く今に活きない学びも得た。

ここで感じたのは、「多少飲食店に詳しい」×「多少英語が話せる」という大したスキルもない自分ではあったが、こういう小さいニーズは世の中に無限に眠っているということと、こんなシンプルなサービス販売をインターネット上で行うことがまだまだだるいな〜という学びを得た。

勘の良い方は気付いているかもしれないが、この気付きはMOSHのプロダクトの原型になっている。しかし、この経験が今につながっているということは、最近まで忘れていた。

2. ウガンダのAirbnbホストが作る予約サイト

そこから、予約代行プロジェクトは前職の社内でやってみようと提案したがそれどころではなく、僕が力尽きたと同時にこのプロジェクト自体も終わっていった。

その後、2017年の1月に会社を辞めて、当初から予定をしていた起業準備も兼ねて世界一周に行くことになる。そこで2つ目の体験と気づきがあった。

世界一周の2ヶ月目、ウガンダに3週間ほど滞在した。

その際、最初に泊まらせてもらったホストは、なぜかプロフィールでは男性だったのに、出迎えてくれたホストは女性で、そして毎晩代わる代わる男性を宿に泊められており、何度も大変な現場に遭遇してしまった。

日本人として、男性としてのアイデンティティを失いそうになったため、2つ目の宿に場所を移した。

その2つ目の宿では、安寧な日々を送れたわけだが、2週間ほどの滞在を終えた最終日。

ホストから「カズ、Facebookで友達になってくれ。そして次回ウガンダにくるときはこの僕のサイトから予約してくれ。マイベストフレンド。」と言われた。

Airbnbではなく、だ。

そして、そのホストが自作したサイトのレビュー欄には、Airbnbのゲストからのレビューがコピペされていたのである。お前それはさすがにあかんやろ、と思いながら「なるほどな〜」と思った記憶がある。

「それ作るの大変じゃなかった?」と僕が聞くと「今うちで雇ってる庭師がウガンダでも有名な大学に所属してる優秀なエンジニアでその子に作ってもらったんだ」って言ってた。

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その彼。イケメンである。

エンジニアが庭の掃除してるって、なんかすごいなって思いながら、なるほどと府に落ちた感があった。

つまり、リアルやSNSを経由しオンラインで信頼を個別に構築したあとでは、こういうポータルの意味合いは薄れ、より安く、個性を表現できる方向性がこれからのインターネットの一つの方向性になっていくんだ、ということを感じた。

このあたりで僕は「個人がネットでサービスを簡単に売れる」という体験を軸にしたサービスは面白いんじゃないか?と思うようになった。

飲食店の予約代行しかり、宿泊のブッキング、観光ガイド、ヘアカット、マッサージ、レッスンなど、個人やスモールチームなら大層な仕組みは不要で、シンプルでカッコいいサービスページがあればいい、と思った。

そして、これは領域は限りなく広いと思った。

3. 欲求の段階が「自己実現」に変わったのかもしれないと思った原体験

さて、ここからは若干抽象的な話になってしまうが、

どうせ事業をやるなら、本当に解決すべき課題だ、と自分なりに信じれることに人生の時間を使いたいと思っていた。

そのため、事業を始める前に、「今社会で課題になっていることは何か?」「もっと本質的な根源的な課題や潮流は何か?」ということを理解したかった。

それを理解するために、Uber、Airbnb、ときにはTinder、現地のコミュニティへの潜入などをしながら世界各地で150人以上の若者と毎日話しまくった。

そこで感じ取ったのは「自己実現に対しての強い渇き」だった。アジア、インド、アフリカ様々な国にお邪魔したが、世界の生活の水準は少しずつ上がっている。そしてスマホを中心として情報の格差が少しずつ埋まっている。

マサイ族の村でも同じだった。

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スマホを片手に持っている青年は、外の世界が見えるようになった。

ライオンも狩らなくていい世界があることも知ったし、選択肢が溢れている社会があることを改めて知ることになった。

もちろん、まだまだ社会には貧しいエリアもたくさんある。

一方で、心の豊かさを更に高めていきたいと感じている人たちは確実に増えているし、今後も増えていくと感じた。それは幸せなことである一方、大きい悩みになっていくのかもしれないとも思った。

心の豊かさの実現のための僕なりの一つの仮説は「自分が何かに情熱を向けることができている状態が実現できており、豊かなつながりに恵まれていること」だと思っている。

世界であった青年たちの中で楽しそうにしている人たちは、身分や性別を問わず、気恥ずかしそうにみな自分の好きなことを語り、夢を語っていた。

であれば、インターネットを通じて自分の好きなことや情熱が持てることをサポートし、その輪を世界中に広げていくことで、少しずつ自己実現できていく人が増えるのではないか?と思った。

これなら自分の時間や、参画していただける仲間の大切な人生の時間を捧げても、きっとエキサイティングになるはずだ。自信を持って誘えると思ったのが起業のきっかけだ。別にプロダクトの形はなんでもいい。

だから僕たちのミッションは、情熱がめぐる経済をつくる。になっている。

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これがMOSHの創業のきっかけの一部のストーリーである。何か天から降ってきたわけでもなく、地道にインサイトを積み重ねていったよくある創業のストーリーかもしれないが、この経験がずっと自分を支えてくれている。世界に持っていくぞ、これを。

まとめ

ここまで読んで頂いたみなさまありがとうございます!

こういう生活の中での小さな体験や、気付きが毎日地道に積み上がっていくことで僕も一歩を踏み出せた質なので、参考にしていただけると幸いです。

そして、ミッションにご共感頂いた方や、MOSHに興味持っていただいた方はぜひご連絡ください。

ご興味ある方

twitterからカジュアルにDMください!

https://twitter.com/kazuya_jam


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