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もさもさのパニック日記

はじめに

今回、私がこのような形で、自分の経験を公開しようと思ったのは、後で詳しく経緯については触れますが、「パニック障害」に辿り着くまでに何年もかかり、治療に至るまで時間がかかってしまったので、一人でも多くの人に、日々突然起こる訳のわからない体調不良から抜け出して、早期に治療を受けられるきっかけや気づきになればいいなと思ったからです。

発作には様々な症状があり、よく出る症状で固定されてはきますが、今までにない症状が起こることもあります。

また、症状の重度さも人それぞれで、私の記録を読んで、まだ軽い方と感じる方もいると思います。

・電車や乗り物に乗れない
・家から出られない
・仕事もいけない

こんな状態の方もいます。

でも、私のように、発作が起きる時もあるけれど、仕事にも遊びにも行ける状態の人もいます。

だけど、私はその症状の重度さを比べないように考えています。
なぜなら、周りから見て、症状が軽い、重いは自分と比べたり、生活の不便さで比べたりしただけにすぎず、本人の発作が起きた時の苦しみや辛さ、恐怖感は、受けた本人にしかわからないからです。

パニック障害と分かっている方も、まだパニック障害とは分からないけど体調が悪くなると悩んでいる方も、突然起こる発作や体調不良はそれぞれにしんどくて辛くて苦しくて不安でたまらないのです。 
 
発作の大小にかかわらず、発作の最中の辛さは皆さん同じ気持ちだと思います。

また、不調を起こすようになってから、たくさんインターネットや本で同じような人はいないか検索したり調べたりしました。

『この体調不良は一体何なのか?』

症状が起きる度に、病院へ行っても分からないし、異常なしと言われるばかりでした。

発作が起きた時の対処も対策も分からないし、ただただ毎日、「またあのしんどいのが起こったらどうしよう」と不安な気持ちで過ごしていました。

医師からの指導や治療はもちろん大事ですが、“実際に経験した人の状態を知って自分の症状に気付くこと”も早期発見に繋がるのではないかと思っています。

読んでいただくと分かると思いますが、きっと、パニック障害の治癒には医療的治療だけでは治らないと、私は経験してみてそう感じています。

医師からのアドバイスや薬物療法、カウンセリングも必要ですが、人とのつながりや、コミュニケーションなどもとても重要だと感じています。

医師は、たくさんの患者さんを診た経験や研究資料、医学的知識を元に指導して下さいますが…

Q,実際の発作が起きた人を見た事があるのでしょうか?


おそらく、私のそばにいる友人の方が先生よりも発作の症状をよく見ているでしょうし、対応した経験が多いのでは?と感じます。

だから、病院だけでなく、家族や友人に助けてもらったり、協力してもらう事が治療にすごく大切だと思っています。

今回書き記した内容は、私が体験したことを元に書いています。

パニック障害で悩み苦しむたくさんの人の中のごく一部に過ぎません。

色んな見解があるかと思いますが、ごく一部の経験談だと思いながら参考にして頂けると嬉しいです。

まだ、気づけずに身動きが取れないまま苦しんでいるあなたに何か一歩踏み出せるものが届きますように。

※医師や病院の治療を否定しているわけではありません。
 私も受診して治療を受けています。
 あくまで、経験者が体験を元に感じたこと考えたことを書いていることを
 ご理解ください。          

                             もさもさ

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