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2022.10.26 石清水八幡宮にて~川が見たい!・完~

午前中に10月のぶらり途中下車の旅に行ってきた。京都府八幡市の石清水八幡宮駅で降りた。

この地域はよくぶらりしている。2021年8月に山崎駅、2022年2月に橋本駅をぶらりした ※1。この辺は府内を流れる大きな河川が3本も合流している。その三川合流点を見たい見たいとずっと思っているのだ。

しかし山崎でも橋本でも、茂みに覆われていて見えなかった。今日は2本の川の間にある土手を歩き、内側から三川合流点を見ようと考えた。だから国宝の石清水八幡宮はガン無視して旅していた。

まず橋を渡って土手に向かったのだが、その橋に車がビュンビュン通っており、時折足元がグワングワン揺れるのである。しっかりしたコンクリの橋だからつり橋ほどではないのだが、コンクリにしては結構揺られていた。

この土手は「河川公園」という名前が付けられているだけあって、道路が整備されていてウォーキング・サイクリングロードになっていた。紅葉も楽しめて、歩いていて結構いい気分だった。秋になって空が高くなっているのも感じた。

その時聞いていたラジオが「吉住の聞かん坊な煩悩ガール」だったんだけど、わりかしさっぱりした気持ちで聞くことができた。冷静に聞いたら吉住さんのことがちゃんと心配になるんだけど ※2、別に気にならなかった。

まぁまぁの距離を歩いて土手の先端に向かったものの、また茂みに覆われていて結局三川合流点を見ることはできなかった。この河川近辺を3回ぶらりして、最後まで見られなかった。

ただ、何度も見に行った割には妙にさっぱりした気持ちではあった。そんなに徒労感も無かったし、悔しくもなかった。まるで最初から三川合流点になんか興味なかったかのような。それ以外にいい風景を沢山見ることはできたからよかったと思う。

時間がかかったからもう1本の土手は別にどうでもよかった。そこから川を渡り切って北東に向かった。

延々と道を歩いていて思ったのが、ここは物流の町なんだろうな。でっかいジャンクションがうねうねして車がひっきりなしに行きかっている。物流倉庫もあった。イオンがあるからフードコートに行きたいなぁと思っていたのに、よく見たらイオンじゃなくてイオン物流倉庫だった。

あと工場的なでかい建物もあったし、車検センターもあったし、働く人々が通う一方で夜になるとみんな帰って、もぬけの殻・ゴーストタウンになるんだと思う。なんか、人々が息づく様子を感じられなかった。

だから「通学路 児童注意」という看板を見てここにも住人はいるんだと実感したり、ラブホテルがあったのを思い返してむせ返りそうになったりした。ゴーストタウンになった中で、あの2軒のラブホだけ明かりが灯って、人々がひしめき合って、建物全体が揺れているんだろうなぁ。コンクリで造られているはずなのに。

どこまで行っても景色が同じような感じだからどこまで行けばいいのか分からず、数少ない横断歩道があったタイミングで今だと思いUターンして、喫茶&お食事のお店でご飯にした。

トンカツ定食やエビフライ定食よりも比較的安かったから、珍しく牛焼肉定食にした。出てきた牛焼肉はギトギトでどす黒い色をしていて、体に悪いけどしこたま美味そうだった。黒すぎて最初、焦げてるのかと思ったくらい。ご飯が進むこと進むこと。

引き返してる最中、河川公園のショップに展望台があって、そこから見下ろせば三川合流点が見えるんじゃないかと、最後のチャンスがやって来た。これで見えなかったらいよいよ絶対見えないと思った。

それで上がったものの、やっぱり見えなかった。

これで終了です、川が見たい!・完。1年2ヶ月にわたって追い続けた三川合流点、終わり。帰りにいつもの1000円カットに寄って、散髪してすっきりした。


※1 

※2 出演番組の反省と過去の残念な話、そして性格の悪いトークで構成されている番組。吉住さんに過度に感情移入しないことが、この番組を聞くコツ。


4月に就職で京都を離れることが決まっているので、そろそろ京都におけるぶらりが終了するんだなということを考えながら旅をしていた。言うなればseason1のエンディングが見えてきたということだ。

就職してもぶらりはできるのかな、そもそもnote自体を続けられるのかも分かんない。続けることが自分にとってもいいことだというのは分かっている。内省というか。

3月には京都駅の近辺をぶらりしようと思った。タイトルが「京都にて」となるわけだ、最終回っぽいだろう。京都ど真ん中を旅して、season1の総括を出したいなと思った。

短いように見えてちゃんと時間はある。4月までぶらりもnoteも手を抜かないで続けられればいいなと思ってる。