もろみじょうゆ

このエッセイは、もろみじょうゆが2012年から綴っている日記に対して、加筆修正と書き下…

もろみじょうゆ

このエッセイは、もろみじょうゆが2012年から綴っている日記に対して、加筆修正と書き下ろしを加えて掲載したものです。

マガジン

  • ハガキ職人の話

    細々と続けてるハガキ職人について思ったことをまとめてます。嬉しかったことから諦めてた時まで。

  • ぶらり途中下車の旅

    【更新停止中】毎月、聞いたこともない駅で途中下車して街歩きをします。そこで見つけたものや思ったことを書き綴ります。

最近の記事

2018.03.30 天気がいいからこの大学にする!

大学受験に向けて受験先を考えている。茨城大学 ※1 がいいと思ってる。カリキュラム・学科・受験科目・ある程度の自然…、いい条件が重なっている。 そのことを父に話すと「茨城なら筑波大学がいいんじゃないか?」と言ってくる。俺は茨城県に行きたいわけじゃない、茨城大学に行きたいんだ。茨城県内だったらどこだっていいわけじゃない。 あと「岡山大学はどうだ? 天気がいいぞ、雪も降らないし、晴れるし」とも言ってくる。どこぞのバカが「天気がいいからこの大学にする!」と思うっていうんだ。人生

    • 2024.04.07 児童と買い物カート≒大人と軽トラ

      スーパーで買い物をしていると、よく幼い子供が無邪気に走り回って俺のそばを駆け抜けていくことがある。元気でよろしい、子供は元気であればあるほどいい。 ただふと思うのが、幼い子供は小さいから、自分が押してる買い物カートよりも背が低いなぁって。これってよくよく考えると怖いことじゃない? 自分よりも大きい四輪車(カートって言うくらいだし)が行き交うフロアを走り回ってるんだよ?たとえカートを押すスピードはゆっくりだとしても、うっかり子供をはねたりひいたりしたらちゃんとケガするじゃん

      • 2019.11.03 紫髪のあの人と弱い自分

        この日の日記をnoteに書こうとしたものの、なかなか重い腰を上げることができなかった。たいていの恥ずかしいことは打ち明けてきたつもりだが、特にこの話に関しては自分の弱い部分と向き合って、さらけ出す勇気が必要だったのだ。 ーーーーーーーーーー 学祭のクイズコーナーで先輩と司会をしてきた。学祭の中でもあまり人気のない企画だった。お客さんの中からクイズの参加者を募る形式だったが、募ったらほぼお客さんがいなくなるという、クイズに参加する人数≒お客さんの人数、くらいだった。 司会

        • 2022.12.06 滋賀旅・後編~ラーメン屋でバカにされる~

          そうして堂来清水を見て引き返し、近くにある健康ランドに行って、温泉に入ってサウナでととのって疲れを取ろうと事前に考えていた。いちサウナーとして、全国津々浦々、しかも秘境にあるサウナに入りたいと思っている。 下り坂を軽快に自転車で飛ばして健康ランドに着いた。しかし火曜定休だった。入り口前で絶望に打ちひしがれて「だから俺は火曜日が嫌いなんだ!」と口に出していた。世の中は火曜定休が多すぎる、さっきのカツカレーのカフェもそうだったし。 写真のログを見返すと、12時半から14時半の

        2018.03.30 天気がいいからこの大学にする!

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          15本
        • ぶらり途中下車の旅
          22本

        記事

          2022.12.06 滋賀旅・前編~マッドサイエンティスト名水~

          自動車教習所を卒業し、時間にゆとりができたから急遽旅行に出た。日曜にギリギリで予約を取って、火曜にすぐ滋賀に向かった。滋賀の水処を巡る旅で、日本名水百選のスポット3つと、デイリーの木村さん ※1 が紹介していた水路の美しい地域に行く予定だ。 今日は名水百選の方をターゲットにした。まず醒ヶ井(さめがい)駅で降りて、居醒の清水(いさめのしみず)※2 を見に行った。さめがいという響きから、頭の中でスピッツの「醒めない」※3 を流しながら歩いていた。 歴史的な味のある通りだなぁと

          2022.12.06 滋賀旅・前編~マッドサイエンティスト名水~

          2022.03.09 賞レースに圧倒的なまでの名を刻む

          吉住さん、R-1グランプリ準優勝おめでとうございます。面白かったです。 ーーーーーーーーーー R-1グランプリを見た。ファイナルステージは2人ともラストイヤーの芸人で、特にZAZYさんが凄かった。ファーストステージからいつも以上に奇抜なピンクの衣装にでかい羽、その上肩に銃を沢山装着し、ド派手な姿だった。 デジタル紙芝居で怒涛のボケの畳みかけ、そして中島みゆきさんの「ファイト!」を歌って圧倒的なインパクトだった。ファイナルステージでは鋭角六角・鈍角六角とか黄目とかも加えて

          2022.03.09 賞レースに圧倒的なまでの名を刻む

          2024.02.24 ネタメールを投稿し続けるという力(?)

          先週の煩悩ガール ※1 で吉住さんがコーナー募集の読み上げをしている時に、吉住向上委員会 ※2 とリスナー様、お願いします!※3 に対して「もうね、ここら辺はもろみじょうゆしか送ってこなくなったんでね、ぜひみんな送ってほしいですね」と言っていた。 送られてくるメールが冒頭のあいさつ ※4 とゆらぎ川柳 ※5 に偏りすぎてて、そっちの方にはもう全然メールが来てないらしい。向上委員会とリスおねなんて番組開始当初からある長寿コーナーなのに、ぽっと出のコーナーに追い抜かされちゃって

          2024.02.24 ネタメールを投稿し続けるという力(?)

          2018.04.04 勇気を出してクラスの打ち上げに行く・後編

          女子と交流を深めたいなぁと思って、気持ちが焦るあまり予定よりもそこそこ早く家を出て(駅で30分ぐらい待つことになった)、意気揚々&ド緊張で会場に向かったものの、結果的に言うと、女子と全く喋れなかった。 どうして俺はこうも大事な場面でうまくいかない人生なんだ。近年は「そういう人生なんじゃなくて1つ1つの事例が上手くいかなかっただけであって、人生丸ごと悲観してんじゃねぇよこの感傷的ナルシスト野郎」と思っていたけど、ここまで上手くいかないとさすがに落ち込むよね。 自分をナルシス

          2018.04.04 勇気を出してクラスの打ち上げに行く・後編

          2018.04.01 勇気を出してクラスの打ち上げに行く・前編

          3日の18時からN家の広い客間 ※1 で2年1組の打ち上げをするらしい。高校生になってから、いや中学の頃からも、クラスの打ち上げというものに一切参加してこなかった。 中学の時は学校から打ち上げ禁止令が出されていた、まぁお構いなしに打ち上げしてる人はいたけれども。うちの妹もそうだったけど ※2。 高校に入ってからは別に禁止とか言われてなかったが、どこか気にしているところがあって行く気にならなかった。お金の話である。割り勘なのか、自分が注文した分は自分で払うのか(実際は食べ放

          2018.04.01 勇気を出してクラスの打ち上げに行く・前編

          2023.10.04 春と秋は確かにそこに在る

          彼岸花の咲く季節になった。京都にいた時は賀茂川沿いの土手の斜面におびただしい本数の彼岸花が咲いていて、まるで天国みたいだった(写真に撮っておけばよかったと激しく後悔)。 富山でも咲いてんのかなぁと思っていたら、あちこちで咲いていた。しかしその場所が気になる。駐車場の片隅に、家の庭の片隅に、公園のゴミ収集所のすぐそばに…。 なんか咲く場所がどこかしらの片隅に追いやられていて、健気なんだよね。京都みたいに一面の彼岸花みたいな感じではなく、言うなればどこかの土に種が飛ばされて混

          2023.10.04 春と秋は確かにそこに在る

          2023.07.16 俺の心の中のバケモノ

          前にゼミの先生からもらった、近代的自我と脱・自分についての本を読んでた。脱・自分 ※1 を試みた作家として取り上げる3人 ※2 の基準の1つに「死ぬまでに膨大な量の文章を書き残し続けた」というのがある。 死ぬまで国のことを疑問に思い続け、死ぬまで自分と向き合い続け、死ぬまで書くことをやめなかったという、病的なまでに精力的な3人だったらしい。ちゃんとした量の資料・文献が無いと論文の参考にできないもんね。 近代的自我の成り立ちと脱・自分の目的についても充分興味深かったのだが、

          2023.07.16 俺の心の中のバケモノ

          2024.01.21 Present for me

          1年くらい前に生主のRさんが、自分の好きなマンガ5選を紹介するという配信をしていた。その中の1つに挙げられていた、石黒正数さんの『それでも町は廻っている』がなんか良さげだったから、少しずつ買い揃えて読んでいる。 ドタバタコメディとミステリー要素に、高校生の主人公と小学生の弟・妹が関わっているところが特徴的だなって思う。 シャーロックホームズ的な成人のミステリーじゃなく、高校生の無邪気さ、そして小学生特有の、まだ自分の気持ちを上手く言語化できない感じ。これがトリックの動機に

          2024.01.21 Present for me

          2022.11.13 非モテ男は女のバズの踏み台なんかじゃない

          モテない男とか恋愛偏差値の低い男をイジってバズってる女って多すぎない? Twitter、インスタ、YouTube。TikTokとかで色んなヤツがやってない? 特にTwitterって男の悪口ばっかバズってない? ※ そしてタチが悪いのが、この逆はほぼ見ないということ。女をイジってバズってる男っているの? 15年くらい前のエンタの神様での、マシンガンズの漫才くらいじゃないかな。めんどくさい女にとやかく言ってたはず。 女たちがそんなバズの取り方ばっかしてるというのは怖いことだよ

          2022.11.13 非モテ男は女のバズの踏み台なんかじゃない

          2021.06.07 クラスメイトに疲れたらネッ友をリスペクトする

          文化社会学のレポートを書いた。毎週の様々なテーマの中から「友達」をテーマに選んだ。今までは同じ学校の同じクラスメイトのように、同じ空間にいて対等な関係性のつながりの友達が一般的だった。そしてスマホの普及が「対等」をより強調してるんだとか。 フラット化といって、権力の差異による非対称性を見かけ上は排除しているらしい。クラスメイトが同じ1つのLINEグループに入れられて、一見対等っぽくはあるけど、本質的に非対称性を排除できているわけではない。一度 高校生の時にそんな親しくもない

          2021.06.07 クラスメイトに疲れたらネッ友をリスペクトする

          2022.11.29 女々しくてが苦しくて

          ちょっと前のオードリーのオールナイトニッポンの「言語化できない」※ のコーナーにて、何でもかんでも共感性羞恥という言葉で片付ける人が嫌いだというメールが読まれてた。 そのリスナーは性格が悪そうだから好きになれないが、自分でもそうなっていないかと振り返ってみた。今まではそう思っていたが、よくよく考えればそれは共感性羞恥でも何でもないということがあった。 恥ずかしい目に遭ってる人を見てこっちまで恥ずかしくなるのが「共感性」なのである。俺みたいに、カラオケ映像の俳優の小芝居を見

          2022.11.29 女々しくてが苦しくて

          2017.09.19 僕が抜けたバンドは今頃…

          高校2年生の春、軽音楽部を辞めました。その年の文化祭、元軽音学部の自分は何をしていたのか。 ーーーーーーーーーー ラジオから星野源の「SUN」が流れてきて、軽音楽部でのことを思い出した。SUNのギター担当は2人いた、自分とSという人。しかしその弾く量というか、2人の負担に明らかに偏りがあったんだよ。 Sは多分、イントロのギターフレーズしか弾いてなかった気がする。俺は全体的に役割があったけど、サビとかでふとSの方を見ると全然弾いてなかった覚えがある。 そのくせ、Sはギタ

          2017.09.19 僕が抜けたバンドは今頃…