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#3-5 India|12時間の寝台列車に乗ってみる

8日間のインド旅も終盤へ。


1. Schedule

9/22(日)day13つづき ~寝台列車に乗ってみる~

・ インド滞在一つの目玉イベント、寝台列車へ。
・駅構内の様子はこんな感じ。やはりアナログ感。

皆何か見てる
手書きのホワイトボード見ていた、英語もないから読めない
電光掲示板と時間までビニールシートを敷いて待つ人々
電光掲示板、英語にも切り替わるから大丈夫
ホームへの入口
ホームの様子1、意外と綺麗
ホームの様子2
貨物列車に積むであろう荷物を人力で運ぶ、赤い服の人はポーター
赤いシャツ着たポーターがガッツリ割り込んでくる

・寝台列車チケットのイメージは以下。

寝台列車のチケットイメージ

・シゲタトラベルのマン・シンさんは一緒にAgra Fortの駅舎の中まで入ってくれ、寝台列車の座席まで送ってくれた。インドの列車は座席種類が複数あり、今回は寝台列車の「2A(コード名)」を予約
・列車の到着は安定の20分遅延。

インド列車の座席種類(出典:https://yukinkoblog.com/indiantraincompletemanual1/)

・なお、予約自体はインド鉄道(IRCTC)のHPから自分でもできる。ただ、アカウント登録用の返信メールが2,3日後に来るため注意。今回は間に合わず、シゲタトラベルにお願いした。


・座席に着くと欧州系男女2人組バックパッカーの女性側が、自分たちの席の一つを陣取っていた。マン・シンさんと駅員さんも来て、その女性のチケットを見て間違いを正してもらう。なぜか「This is my seat!」とブチ切れ女性。怒りすぎてロジックゼロ。でも座席予約制だから向こうが悪い。しぶしぶ移動しようとする女性に妻が「byebye」の一言。めちゃ睨まれてた。
・正しい座席の男もいなくなったが、結局30分後くらいに男だけ帰ってきた。女性の席は「WL(Waiting List)」になっていて、取れていなかった様子。どうしたんだろう。


・今回は向かい合う2段の寝台座席×2(=4席の小部屋)の内、上下1座席ずつを予約。妻/上段・自分/下段。
・妻/上段の向かいには先のバックパッカー男、自分/下段の向かいには50代くらいのダンディなインド人男性(以下、「隣人」)。隣人は先の騒動は笑いながら眺めてた。我々の目的地、バラナシ出身らしい。
・座席には清潔感のある枕とシーツ2枚が置かれていて、寝れるようにはなっている。エアコン付きの座席だが、そこまで寒すぎる感じでもなかった。

上下2段を予約、向かい側にも同じ2段席
向かい合う上下2段座席の計4席1コマ毎に、カーテン仕切りあり

・やっと落ち着いたと思ったら、隣人が爆音で動画を見始める。イヤホンしてくれ、とお願いしたら、音量下げて動画見続ける。イヤホンないらしい。多少ましになったのでやむなし。まだ19時。あと11.5時間。
・夜も早い時間なので、他の空間では大声でおしゃべりしている人たち、ビデオ電話している人(隣人も)、トイレに行って席がわからなくなったのか仕切りのカーテンを開けてくる人もいて(普通に怖い)、まだまだゆっくりはできない。
20時くらいに座席と予約者の一致を確認に来た駅員さん。予約はしっかりと機能していることが分かった。

下段座席からの見上げた

・暇つぶしはKindleと車窓の景色。途中止まる駅のホームでは、たむろしている集団や、電車を眺めるおじいさん、ホームで焚火している人等々、照明もない駅のホームの真っ暗な中でも、色々な人がいる。
・22時くらいにやっと皆お休みモードへ。バックパックを固定するチェーンロックはおそらく盗られてしまって無いので(#3-2の通り)、バックパックに足を置いて寝ることに。


9/23(月)day14 ~バラナシ到着~

寝台列車は意外と快適に寝れる。揺れはあまりない。むしろちょうどいい。途中たまに起きるが、なんだかんだ朝方まで寝れた。
・朝は隣人がガサゴソし始めて起床。おならとゲップをしている。5時。今回出会った人だけなのかもしれないけど、インド人おじさんゲップ多い印象。
・6時ごろ、チャイティーの車内販売員が登場。隣人は買っていた。「お前もいるか?」と聞かれたが、チャイは謎のポットから出てきていたので、断る。
・隣人はチャイを飲み終わると、その紙コップを自分の座席の下に投げ込んできた。顔見る感じ多分悪気なく自然な動作。きっと皆こうやって町にゴミを捨てているのだろう。座席の下には紙コップがめっちゃ落ちてた。
・試しに我慢していたトイレに行ってみた。想像通りで、写真を撮るのは憚られる汚さと匂いに、体調崩しそうになる。
・目的地/バラナシ・ジャンクション駅の到着時間は6時40分。隣人も同じ駅で降りるようで、Google Mapの現在地と隣人に到着を確認しながら、無事に降りられた。時間通り到着したのも助かる。
インド鉄道の遅延状況を確認できるアプリはある様子。隣人もアプリを見ていた。
・12時間の乗車は長かったけど、なんだかんだ色々起きるし、意外と快適だったから楽しかった。

なんか楽しそう
バラナシ・ジャンクション駅の朝、朝はどこも比較的清々しい
落ち着いている駅のホーム

・とりあえず電車を降りてホームを歩いていると、声をかけてくるシゲタトラベルの新しいドライバー。自分の名前を書いた紙を持って待っていてくれた。安心感ある。

・そのまま車に乗せてもらうと、唐突にバナラス・ヒンドゥ大学の広大なキャンパス内のツアーが始まった。7時。
・同大学は1916年創設で、インドの歴史ある大学の一つらしい。

バナラス・ヒンドゥ大学

・キャンパス内では、先の4都市にはなかったバスケやバレーボール、サッカー等の朝練をする学生の姿。この時は少し近代的な街に来たのかなと思った。

と思ったけど、青空床屋を見て先の3都市と変わらないことを確認

・そのあと8時に宿到着。朝食を食べて、9時にチェックインさせてくれた。
・新ドライバーとは宿のロビー17時集合としていったん解散し、昼過ぎまで睡眠。夕方に"プージャ"(ガンジス川で毎夜行われるヒンドゥー教の礼拝儀式)の見学へ行く

#3-6へつづく


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