モロ先生の授業「時代が変わって、レッスンにあるものが要らなくなった」
このnoteは2023年11月13日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。
ピアノ講師を始めたばっかりの頃は「最高のピアノ講師になる」とよく言っていたもんですが、最近はそれを辞めたんですね。
厳密には、「最高の講師にはなるけど、最高のレッスンはしない」といったところでしょうか。
僕自身色々試してみたのですが、結論「最高のレッスンなんて存在しない」からです。
一昔前までは「統率力がある講師」と「指導力がある講師」が『最高の講師』と呼ばれていました。
学校の先生なら「学力向上」、ピアノの先生なら「ピアノの実力向上」ですね。
そんな統率力と指導力ですが、もう現代は必要無くなったと僕は考えています。
理由は「目指すゴールが、ひとつじゃなくなったから」です。
学校でも「成績が優秀な人は偉い」とか、会社でも「業績が高い人が偉い」と考えられていて、もちろん、今でもその考え方は残ってはいますが、現代は言って仕舞えば、成績が良くていい会社に入れる実力があっても、そもそもいい会社なんてほとんど存在しないし、会社で業績を上げられるようになっても、その会社そのものに力がなければ共倒れします。
現代はもうとっくに「個人の物差しで生きる時代」に突入しているのだから、教育者に求められるスキルも「統率力」や「指導力」ではなく「適応力」だと思っています。
だから僕のレッスンでは、急な曲の変更や目標の変更もOKだし、ジョイ全体でも、ピアノコースで入校後、別のコースのレッスンを受けることも可能となっています。
臨機応変にいきましょう。
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