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ただの学生が「社員第1号」として入社する覚悟を決めるまで

こんにちは。
Morning Labo プロデューサーの久保帆奈美です。

「もしもひとりになってしまった時、本当に幸せだと思える道はどれか」

これは私が1年半前、就活生だった自分に投げかけた言葉です。

私は弊社に社員第1号として入社をしました。「うちへの入社を考えてみない?」と代表の中村に声をかけていただいたのは、まだ中村が1人で経営をしている時でした。当然、新卒で「2人目として入社をする」という選択をするのには、たくさんの葛藤があり、相当な覚悟と勇気が必要でした。

今回のnoteでは、"普通の就活"をして、"普通の就職"をするはずだった私が、社員第1号(*1)としてベンチャー企業に入社するまでの葛藤と、覚悟のお話をしたいと思います。就活生や、転職をお迷いの方、本音ではこうしたらいいとわかっているけれどもなかなかその一歩を踏み出せない方に、是非読んでいただけると嬉しいです。
(*1)井上が役員としての入社であるため。


Morning Laboを舞台にして幸せを掴みたいと思った日

私は、大学3年から弊社でインターンをしていて、中村からお誘いも受けていたのですが、当時は、最終的には"普通の就活"をして、"普通の就職"をするものだと考えていました。

私には「かわいいやときめきを届けたい」という夢と、「自分が育ったような家庭を自らの手で築きたい」という2つの大きな夢があり、OBOG訪問をした際や、他社の人事にいつもこの夢を話していました。

ですが、どこの企業でも、このわがままな夢を実現して働いている姿があまり想像ができませんでした。自分のやりたいことをしながら、理想の母親になるのは相当難しいのかと悩んでいた時、中村にカフェに連れて行ってもらったことがありました。

カフェで私は「もにさん(*2)にとって、幸せってなんですか?これからどんな人生にしたいって思っているんですか?」と聞き、正確ではないかもしれませんが、中村はこんなことを話してくました。
(*2)中村の愛称

「私は、正直起業をしたいと思って会社を立ち上げたわけじゃないから、将来、会社を大きくしたいとか、お金を稼ぎたいとはあまり思っていなくて。

自分が楽しいと思える仕事や、得意なところを評価してもらってお金をいただいていたら幸せだし、世界平和とかいう大きな課題に立ち向かうというよりも、まずは自分の近くにいる人たちを幸せにしたいな。

それに、女性としての幸せもとても考えていて、家庭も作ってお母さんになりたいんだよね。パワフルな肝っ玉母ちゃんみたいになりたいの!」

私はこれを聞いた時に、ビビビ!!と来て、「私もなんです!」と大声出したのを覚えています。

こんなにも「幸せ」への価値観が似ていて、見たい世界や叶えたいことが同じ人はいるのか、と感動したのです。中村への憧れからはじまったインターンでしたが、このインターンはとても正しい選択だったんだと思えた瞬間でもありました。

私はこの時、中村の側にいたら自分が想い描く幸せが叶えられるのではないかと思いましたし、Morning Laboを舞台にして中村と一緒に幸せを掴みたいと思ったのです。多分あの瞬間は、恋愛で例えると、「この人と結婚しようと思った瞬間」みたいなものに近かったと思います(笑)。

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様々な声、世間体、不安に苦しんだ就活期

ですが、そんな熱い想いだけでは入社の決断はできませんでした。なぜなら、弊社への入社は"普通の選択"ではないからです。

周りの仲良い友達は当たり前で大手に行きますし、もちろん親も有名な会社に行くと思っていました。私自身もそうです。

知らない会社に行く判断をしたら、親が激怒するのは想像できていましたし、友達にはもしかしたら就活に失敗したと思われるかもしれない。家族たちが周りの人に話しづらいだろうし、おじいちゃんには言っても伝わらないだろうな、など考えていました。

ましては同期どころか、平社員はいないし、就業規則もない。新卒として入って、ただの学生である自分は何ができるのか。「2人目」として入社するというのは、ただベンチャーに入社するというよりも遥かに難しい選択でした。

ベンチャーに行って"ちゃんとした社会人"になれるのか、もし合わなかった時、会社が倒産した時に自分は何になれるのか。考えれば考えるほど、不安に苛まれました。

そこからは、自分との対話の繰り返しでした。
"普通の選択"でないので、人に相談できないことは本を読んで知見を得ようとしました。

【当時読んでよかったな思う本】
NEW ELITE
嫌われる勇気 / 幸せになる勇気
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~


周りからの期待に応えることが、自分にとっての本当に幸せなのか

まさに五里霧中だった私が考えていたことは、「もしもひとりになってしまった時、本当に幸せだと思える道はどれか」ということです。

家族も友達も自分自身もいつ死ぬのか、いつ裏切るのかわかりません。家族の期待や、世間体を気にしていても、自分がもし孤独になった時にはそんなもの意味がないものです。

結局、自分の人生を作るのは自分で、自分が決めた人生は自分しか歩けないもので、自分でしか自分を幸せにできないと思いました。

そう自分に何度も繰り返して問いただした時、「幸せだと思える道はMorning Laboだ。」と気づき、入社を決断しました。

入社の理由についてはこちらの記事をご覧ください。


とはいえ、こんなかっこよく言っても、当時はもう苦しいほど悩んでいました。思い出すだけで苦しくなるくらいです。笑

心配症な私は、たくさんの方にOBOG訪問をさせていただきました。その時に多かった声が「最初は大手の方がいいと思うよ。その後にやっぱりMorning Laboで働きたいと思ったら、戻ってもいいんじゃない?その方が会社を大きくできるかもよ」というアドバイスです。

もちろん、すごくありがたいお言葉ではありますし、確かに言う通りかもしれません。ですが私は、「今」働かなければ、選ぶ意味がないと思っていました。未来がどうなるのかなんて誰にもわかりません。

もし、自分がそこで選ばなかった時に、他の誰かが私のポジションに入り、会社を大きくしていたらとても悔しいと思いましたし、「Morning Laboでこんな仕事がしたい」と思ったことに対して、自分の人生なのに、自分に嘘をついて後悔をしたくないと思いました。

当時、最後まで決断の気がかりだったのはです。
受験も、部活も、私がやること何から何まで手厚くサポートしてくれた親を、なんだか急に裏切るような気持ちになり、とても辛かったのを覚えています。

そのため、親にはなかなか本音で相談ができず、モニラボからの内定を承諾した後に報告をしました。結果、「人生なめるな!」と怒鳴られ、代表がうちの家までに挨拶を来てくれたという、本当の結婚の挨拶みたいなことがありました。最後は理解をしてくれて、今ではすっかり弊社のファンです。笑

大袈裟かもしれませんが、たとえ弊社への入社がきっかけで家族に縁を切られたとしてもいいと思っていました。家族からの期待に応えることが、自分の幸せの全てではない。「もしもひとりになった時」、そう考えられたことが、覚悟を決められる第一歩だったのだと思います。


「生きる」を全力で楽しみながら働く

入社してから、もうすぐ1年になろうとしています。

よかったことは、自分の働く環境に自分の血を入れられること
そして何よりも、モニラボを舞台に、少しずつではありますが自分の夢を叶えられていることに幸せを感じます。

働く環境に自分の血を入れられるというのは、なかなか経験できないことではないかと思います。「2人目」として入社をしたことで、会社の理念に自分の言葉を入れることができたり、webをや名刺を自分の思い描くデザインにできたり、会社のここイケてないなと思うところを、自分で変えることができるのです。

また、自分が心からやりたいと思えるサービスをリリースできたり、自分が本気で思う「あったらいいな」を企画にできたり。自分の夢を全力で応援してくれる上司がいて、上司の夢を叶えたいとも思える。

厳しい意見や、意見の衝突、企画が通らないこと、もちろんそういうこともたくさんありますが、全て会社をよりよくするためです。

そして、会社をよりよくするということは、自分の人生をよりよくすることです。このように日々過ごしているため、「生きる」を全力で楽しみながら働くことができています。

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かわいいわんこもいるんです🐶

最後に

周りの目を気にせずに、自分の本音に向き合うことはとても怖いことです。でも、それを乗り越えた後の覚悟は別格だと思います。

よく新卒が陥る「会社が辛い」「楽しくない」「辞めたい」。そんなことは、一瞬たりとも考えたこともありません。私は、たとえ華金や、週末が楽しかったとしても、週に5日も苦痛を感じながら憂鬱に過ごす人生は嫌です。

自分を幸せにできるのは自分でしかないですし、その「幸せ」の定義は人によって違うと思います。

あなたが今思う「幸せ」ってなんでしょうか。

「もしもひとりになってしまった時、本当に幸せだと思える道はどれか」

このnoteを読んで、少しでも自分の幸せを考えるきっかけになり、就活や転職など、何かの選択に迷われている方の参考になると嬉しいです。

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