見出し画像

そこに欲があるかぎり 韓国語を学ぶ理由

韓国語を学んでいる。ソウルに住むのは合算して5年になるけれど、お恥ずかしながらいまだに中級どまり。特に今回は日常生活で中級レベルの韓国語を使う機会が皆無なので、伸び悩んでいる。

そんな中、よい知らせが届いた。申し込みをしていた、韓国語の会話クラスに参加できることになった。嬉しい!

ソウル市内各所には外国人居住者向けの各種サポートを提供してくれるセンターがあるのだけど、無料の韓国語講座も開設してくれている。わたしも昨年ソウルに引っ越してきて以来、時間のあうときはいつも何かしら受講していた。今も、TOPIK対策講座の中級と高級を並行して受講中。

今回申し込んだのは、短期集中会話講座で、毎回2時間×5日間のコース。元来は通学型だったのだけど、この時期だからということで、Zoomを使ったオンライン対応。ありがたい。
(でも会話クラスなのにメールの宛先にはわたしを含め16人もいる。全員一緒なのか、少人数のグループにわけてくれるのか)

日常生活で使うレベルの韓国語は身につけているので、必要もないのに勉強を続けるのは、モチベーション維持が難しいときがある。はじめて韓国語を学んだ10年前に比べると、集中力も記憶力もガクンと落ちているので、勉強を始めてもすぐつかれてしまうし、単語を覚えようとしてもすぐに忘れてしまう涙。特に目指している目標もないので、自分さえ気にならなければ、いくらだって放置してしまえる。実際、今だって週2回のTOPIK講座は毎回の出席こそ死守しているけれども、授業以外に勉強している時間なんて、ほとんどない。

それでも、わたしにはまだ欲がある。韓国語をもっと上手になりたいし、韓国社会のことをもっと知りたい。韓国ドラマや韓国映画を、もっと細かい部分を含めて、存分に楽しめるようになりたい。演劇やトークショーにも行ってみたい。つたなくてもいいから、言いたいことをすべて伝えられるぐらいの会話力も欲しい。できれば興味のある分野でボランティアだってしてみたい。そういう、韓国語にまつわる諸々の欲があるのだ。

だから、どんなに遅々とした歩みであっても、続ける理由がごくごく個人的に欲以外になくても、ほそぼそと韓国語の勉強を続けるつもりだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?