スクリーンショット_2019-01-12_14

あなたのチームは『勝ち』の定義を持っていますか?

先日スポーツ関係の方々とお話ししていた時に、スポーツには審判がいるからこそ『勝利』の定義が明確だという話になりました。
各競技に存在する厳格なルールに則った上で、如何に勝負に勝つか。

『できないこと』が一定あるからこそ、『できる』枠の中で、如何にパフォーマンスを最大化するのには知恵が必要です。そして実行には、チーム力が必要です。

ビジネスの世界ではどうだろうか?


サッカーや野球ほどルールが厳格にある訳でなく審判がいる訳でもない。スポーツ以上に自由度が高い。

更にスポーツほど明確に勝ちというものが存在せず、時間軸もスポーツ選手に比べると長い。

ビジネスの世界では、何が勝ちなのでしょうか?
業界1位なのか、売上が増えることなのか、社会にイノベーションが起きることなのか。

僕は色々な組織とご一緒させていただく中で、この勝ちの定義が非常に重要だと考えています。

勝ちの定義こそ、チームに所属する理由になる


よく戦略を考える際に、何をやるか?ではなく、何をやらないか?を決めるべき。と言われます。

リソースを集中すべきとか、ブランディングを作るためとか言われますが、僕はチームに理由を持たせる為だとも感じています。

wevoxチームの場合だと、

というルールとゴールを持っています。
このように自らできないこと(ルール)を作り制限を課す。

これはリソース以上に、自分たちにしかない、勝ちの定義になります。
ルールがないと、なんでもアリになってしまいます。なんでもアリは何もないのと同じなので、その結果誤った多様性や、拡張を実施してしまう。

なぜ自分たちなのか?

そしてもう1つ。なぜこの勝ちを自分たちが追いかけるべきなのか?
最も重要な点です。

・チームが目指す先
・山の登り方・勝ち方(ルール)
・その勝ち方で、自分たちが目指す理由

ブレイクダウンしていくと、最後はWhyにたどり着きます。

このwhyを持っている組織は非常に強く、エンゲージメントも高い。

これってゴールデンサークルと同じ

ということを考えていると、これってゴールデンサークルと同じでした。
さすがサイモン・シネック氏。やはりプロダクトで考えるフレームワークは、ほとんどの場合組織にも当てはまるな。

皆さんも、チームのメンバーと下記を問いかけてみてください。

①自分たちのゴールはなにか?
②自分たちは勝ち方(ルール)を持っているか?
③この勝ち方で、ゴールを目指す理由を持っていますか?

多くの組織を見ていると、①だけを持ち合わせた組織が多い。
目指すゴールは理解しているけど、目指し方も目指す理由も無い。

①しかない方はぜひ、②を考えてみてください。そして③を考えていく。

ゴールデンサークルでは、③→①ではなく①→③だと言われています。
しかし、多くの組織では既にファンクションがあり、チームがある。

なかなか①から考えるのはむずかしいので、③→①を考えたあと、①→③で修正を加えていくのが良いと思います。

強い人・チームには、必ず『理由(why)』がある

先日話しをしていた、スポーツ界で活躍する方や、伸びている組織、紐解いていくと、『なぜ自分たちがやるのか』『なぜこのようにやるのか』といった、理由がたくさん存在しているケースがあります。

どうやるのか?ではなく、なぜ?が重要です。
ぜひ皆さんの組織でも、なぜ?を考えてもらえると幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?