守屋恵一@デジタル系ライター・編集者

パソコン/スマホ/ネット関係を得意とするライター兼編集者。20年で300冊、数万ページ…

守屋恵一@デジタル系ライター・編集者

パソコン/スマホ/ネット関係を得意とするライター兼編集者。20年で300冊、数万ページを執筆/編集。デジタル機器やネットを使った仕事の時短術も扱う。ChatGPT/Excel/時短術/YouTube/電子書籍/電子メモ/スマスピ/スキャナー/Slack/投資などに実績あり。

最近の記事

他人を殴ってばかりの動画を見て楽しいか

政治系YouTuberのチャンネルを時々見ることがある。ここでいう「政治系YouTuberのチャンネル」とは、政治家が自らの発信源として運営しているものではなく、政治関係のニュースをネタに自分の意見を発信しているチャンネルのことだ。 彼らのスタンスは、だいたい似通っており、動画の大半の時間を政治家や大企業、有名人らへの批判で埋め尽くす。中身は面白いものもあれば、そうでないものもあって、玉石混交である。銀の盾(登録者数10万人でもらえる)以上のYouTubeチャンネルは、それ

    • 日本郵便で最も安く荷物を送る方法

      日本郵便のサービスで、小型の荷物(書籍やCD、厚手の書類のようなもの)を送付したいとき、いくつか選択肢となるサービスがある。どれを選択すればよいか、迷うこともあるので、簡単にまとめておきたい。 各種サービスの細かい違いレターパックのプラスとライトの違い ライトは郵便受けに投函されるが、プラスは人が受け取る必要がある(受け取り印が必要)ので確実。 スマートレターとクリックポストの違い 信書が同封できるかどうかと、最大サイズが異なる。スマートレターは最大A5、クリックポス

      • 【永久保存版】CD-ROMマスターの作り方

        ここ数年ほど、CD-ROM付きのムックを作っているが、マスターの作成方法を忘れがちなので、ここにまとめておく。最近は、市販書籍だけでなく、同人誌界隈でもCD-ROMをプレスする機会がほとんどないと思われるので、ほとんど不要な情報になっている。そのためもあって、ちゃんとまとまった情報源がなかなか見つからないので、書き留めておきたい。 プレスするためのCDのマスターを作るとき、注意しなければならないことが2つある。1つ目はファイナライズの有無である。 ファイナライズファイナラ

        • Illustratorのシンボルの色を変更するには

          よく忘れるので、メモ。 シンボルをアートボード上に配置して色を変えようと思っても、なかなか色が変わらなくて困ることがある。これは、アートボード上に配置されたシンボルが、元々のシンボルからリンクされているため。リンクを切ってやれば、あとは色の変更は簡単にできる。

        他人を殴ってばかりの動画を見て楽しいか

          ChatGPTでTwitterをちょっとだけ便利にするChrome拡張機能を作ってみた

          カバー写真は、YUTO@PHOTOGRAPHERさんの素材です。 さて、数日前からTwitter(現・X)の引用リツイート(現・引用リポスト)を表示するのが面倒になってしまった。そのうち戻すのではないか、という意見もあるが、ふと思いついて、Chrome拡張機能を作ってみた。ちなみに、ツイート(現・ポスト)の個別ページのURLに「/quotes」を追加すればいいのだが、いちいちやるのも面倒だ。 もちろん、私にはChrome拡張機能を自分で書き下ろすだけのプログラミングスキル

          ChatGPTでTwitterをちょっとだけ便利にするChrome拡張機能を作ってみた

          『ChatGPT 120%活用術』目次を公開します

          ChatGPT 120%活用術 https://www.amazon.co.jp/d/4299043006 ChatGPTの使い方をいろいろと解説した『ChatGPT 120%活用術』(宝島社)の発売が明日(2023年5月10日)に迫ってきました。予約も順調のようですが、ネットで買おうかどうか迷っている人向けに、目次を公開しておきます。参考にしてください。 (2023/5/13追記) 目次がAmazonで公開されました。 目次CHAPTER 1 CHATGPTを使う前に

          『ChatGPT 120%活用術』目次を公開します

          『YouTube活用大全』(守屋恵一著)の索引を公開します

          『YouTube活用大全』の索引を公開します。紙数の関係で本書では割愛しましたが、あった方が便利だろうと考えて作成しました。ご購入いただいた方は、ご自由にお使いください。 http://bit.ly/3yURZTR ※リンク先はGoogleドキュメントです

          『YouTube活用大全』(守屋恵一著)の索引を公開します

          「ChatGPTはウソをつく」と考えている人の誤解を解いてみる(追記2023.3.8)

          ChatGPTは誤解されやすいツールChatGPTに対して否定的な言い方として「ChatGPTはウソをつく」「ChatGPTは誤った答えを返してくる」というのがある。確かに、その通りだ。 東大の世界史の問題をChatGPTに解かせてみたところ、0点という衝撃的な結果となった。 ChatGPTに問題を解かせたら、米有名大学の試験をクリアしたという話がセンセーショナルに報道されたため、新井先生が出てきて、こういう話になったのだろうと想像する。 ただ、ChatGPTについて、

          「ChatGPTはウソをつく」と考えている人の誤解を解いてみる(追記2023.3.8)

          クアデルノの「マーク」はどこまで認識されるか

          クアデルノには、Kindleなどに存在する「しおり」機能が搭載されていない。代わりに利用できるのが、「マーク」だ。 マークは「☆」と「*」の2種類があり、それぞれ別々に検索できる。詳しくは公式サイトの解説を参照してほしい。 2種類あるので、適当に使い分ければいいのだが、「どっちがいいの?」となったときに注目したいのが識別しやすさだ。 「☆」より「*」が識別しやすい多少の個人差はあるだろうが、試してみた限りでは、☆より*のほうが識別されるマークを書きやすい。 *はかなり

          クアデルノの「マーク」はどこまで認識されるか

          歴史の学び方を間違えていた話

          歴史を学ぶことは辛い?歴史を学ぶ。そう聞いて、どんなイメージを持つだろうか。 学生の時は、日本史や世界史の教科書を開き、最初から最後まで書かれている事柄を等価値に並べて理解・暗記することを「歴史の勉強」だと思っていた。 最近は、日本史や世界史を石器時代から現代まで全部書いてある本を何種類も買っては、積ん読している。こういう本を最初から最後まで読み通すことが歴史を学ぶことだと思っていた。 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言われるように、歴史を学ぶことは必須だとよく

          歴史の学び方を間違えていた話

          「スマートEX」で注意すべきたった1つのこと

          東海道・山陽・九州新幹線にスマホで簡単予約・乗車できる「スマートEX」は大変便利だが、絶対に忘れてはいけない点が1つだけある。 例えば、東京-新大阪間を往復するだけなら、スマートEXで問題ない。しかし、新幹線を途中下車する場合は注意しなければならない。これを知らなかったために、改札口でUターンし、みどりの窓口で紙の切符を買い直すという手間をかけてしまった(みどりの窓口に並んだのは、何年振りか思い出せない)。なお、スマートEXを紹介しているブログは多数存在するが、これについて

          「スマートEX」で注意すべきたった1つのこと

          ChatGPTが作った文章をChatGPTが読む世界

          「記事をChatGPTで書いてみた」系の話がnoteでも目立ってきた。今は「執筆省力化に成功!ウェーイ」(←そこまで軽薄なのはないw)が目を引くが、ちょっと気になることがある。 MicrosoftがBing検索にOpenAIが提供するGPT-4エンジンを搭載することは、すでに周知の通りだ。こいつはかなり高性能らしい。従来の検索の概念を変えてしまう可能性がある。Googleも「Bard」なるAIを用意しており、近日中に内容が公開されるだろう。 検索行動が根本から変わるこいつ

          ChatGPTが作った文章をChatGPTが読む世界

          ExcelのtipsをChatGPTにやらせてみる

          Excelのtips本を何冊も作ってきたが、どのくらいChatGPTで代用できるのかを知りたくなったので、やらせてみる。一部は、すでにTwitterで公開済み。なお、トップの画像はMemeplexに作ってもらった。 名前を姓と名に分ける姓と名の間に空白があれば、Excelの関数を使ったり、フラッシュフィルを使ったりできるが、空白がない場合はかなり難しい。というか、Excelだけではほぼ無理だろう。 住所を都道府県、市町村、それ以外に分ける住所から都道府県名を分離するのは、

          ExcelのtipsをChatGPTにやらせてみる

          ChatGPTなどAIによる記事制作は止められるか

          記事の末尾の方に、この技術に対して規制は必要ないかとの疑問が呈されている。個人的には、規制は無理だと思う。 もちろん、個々のケースで禁止することは可能だ。例えば、特定のメディア内で記者に対して、記事制作にAIを使うことを禁止することはできよう。 例えば、大手新聞社や大手出版社が社員に対して禁止することは可能だ。しかし、外部の寄稿者や外注のプロダクションに対して禁止するのは難しくないか。 また、個人がSNSで発信する際にAIを使うことを止めることはできない。表現の自由などの

          ChatGPTなどAIによる記事制作は止められるか

          ChatGPTの行方(仮)

          ChatGPTなど文章生成AIをそのままWebコンテンツとして使うのは、現在のところ、難易度が高い。理由は、こんなところ。 出力に誤りが多い 新しい情報が入りにくい(特にChatGPT) 癖がなさすぎる SEOに弱いという一部情報がある ゆえに、現在のところは企画作成時の「壁打ち」の相手とする程度が安全だろう。ネタ出し時のサポートツールとしては優秀だが、任せてしまうわけにはいかない。 以上、前提条件。 高広さんから「コンテンツの価値、およびコンテンツを作る事業の

          「BOOX Tab Ultra」レビュー

          究極の電子ペーパー搭載タブレット。そう言うべき端末がOnyxより発売されました。どこが「究極」なのか。Twitterに投稿したツイートをまとめておきます。 高速表示が可能 まずこれに注目。そもそもYouTubeなど動画サイトを見るための端末ではないので、動画表示性能を取り上げても仕方ないのだが、以前の端末よりはずっと高速になった。細部は判別できないので、映画鑑賞は無理だが、とりあえず我慢できるレベル。 また、Webサイトを表示するときにスクロールが速くなり、使えると言っ