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誉め言葉をもらったら、まず「ありがとう」って言いたい

褒められると、ついつい「いやいや、とんでもないです。」とか「そんなことはないですよ」と言ってしまう人、割と多いのではないでしょうか。

私も例に漏れずで、個人的には直していきたいなと思っている部分です。

具体的にどう直したいかというと『ありがとうございます。』と真っ先に伝えられるようになりたいです。


条件反射で飛び出す『いやいやいや・・・』

つい最近も、楽器店で試奏していたところ、
『素晴らしいフレーズとテクニックですね!』
と旅行中の韓国人の男性が話しかけてくれました。

その時も条件反射のごとく『いやいやいや・・・』と言ってしまい、本当に嫌になりました。

もし彼にとって、見知らぬ日本人に声をかけることが勇気のいる行動だったとしたら

『いやいやいや・・・』は絶対違います。
真っ直ぐに『ありがとうございます』と言った方がお互いに気分がいいに決まっています。

もちろん会話の途中で感謝を伝えましたが、最初に言えていればもっと円滑なコミュニケーションができていたのではないかと思いました。

誉め言葉=良い評価なので、いただいた言葉(評価)に対して感謝することは当然で、
褒められて開口一番『そんなことはないです』というのは、相手の評価を否定しているし、不自然な感じがします。


『謙遜』と『謙虚』は違う

誉め言葉に対して『とんでもないです・そんなことはございません』というように、
自分の能力や価値を下げて自己評価することを『謙遜』といい、

『ありがとうございます』と素直に真っ直ぐ相手の言葉(評価)を受け取る姿勢を『謙虚』といいます。

『謙虚』をもう少し掘り下げると、
「ありがとうございます。いただいた言葉を励みにしてこれからも精進します!」
というように、評価を素直に受け止めて、プラスに変えていく姿勢が真の『謙虚』といえるのではないでしょうか。


過度な謙遜は要注意?

私も含めですが、時々この『謙遜』と『謙虚』がごっちゃになっている人がいます。

本人にとっては『謙虚』でいるつもりでも、

言葉の節々にマイナスな自己評価が飛び交っていたり、むしろネガティブな方向に振り切っていたりと、『過度な謙遜』になっている場合があります。

ここまでなってしまうと、褒めた側もあまりいい気持ではないですよね。

自分の評価を否定され、低姿勢を通り越してネガティブオーラを発されてしまったら、褒めたことを後悔するどころか、今後のコミュニケーションも不安になります。


結局『素直』が一番

『謙遜』自体が悪いことではないですが、

総じて『素直が一番』というところに落ち着くのではないでしょうか。

海外の方からみても、日本人の『そんなことないです』といった姿勢はどこか違和感を感じる方が多いようで、

それはどこか遺伝子的な部分であったり、これまでの歴史的な部分があったりと、一筋縄ではいかないとは思いますが、

「褒められる➡“嬉しい!”➡“ありがとう!”」

という単純明快なプロセスを心がけていきたいなと思いました。




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