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結局、「楽しいかどうか」だよ。

人から依頼を受けて絵を描くことが稀にあります。


殆どが、ペットのワンちゃんとか猫ちゃんの依頼で、

所謂「観賞用の絵」です。


なるべく依頼主の意向を聞くようにしていますが、

基本的に、構図だけはこちらで決めさせてもらっています。


要は、題材だけ頂いているといった感じですね。


例えば、ワンちゃんの全身が映った写真を送られてきても、「顔だけの方がカッコよくなりそう」と思えばそちらを提案させていただきます。


殆どが「おまかせ」なので、こちらの提案に渋い表情を浮かべる方は、今のところいらっしゃいませんが、ここは小さなこだわりでもあります。


題材は勿論大事なのですが、もっと大事だと思うのが余白の使い方です。


「題材」と「余白」のバランスを見ながら、全体的な構図を組み立てなくてはいけないと考えています。

やはり、

「仰せのままに~!!」と、何でもかんでも要望を聞き入れるっていうのは、あまり良くない・・・というか、

単純にいいものはできないと思います。


「うっわ!コレなんだかカッコよくなりそうだ!」

と作成の過程で、自分自身がワクワクしないとダメです。



正直、私は犬も猫も興味ありません。


しかし、


「ん~・・・犬かぁ~・・・」


と思いながら描いたところで、楽しくないし、当然いい作品にはなりません。

だったら、自分が楽しめる方向にもっていくしかないのです。



「自分が楽しめるかどうかが一番大事」

というと、なんだか独り善がりで、勝手な印象を持たれるかもしれませんが、

割と本心というか、絵を描く本質はそこにあるんじゃないかなと思います。


好きなことを、好きなように、楽しんでやる。


これ以上にエネルギーが沸き上がる術を、私は知りません。


今日はここまでにします。

読んでいただきありがとうございました。

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