「明確な趣味」より「ちょっとした楽しみ」
前回の記事でも下記の調査内容を取り上げましたが、読んでいく中で、趣味に関する新しい見解があったので、共有したいと思います。
■幸福度の高い人の56.2%は「明確な『趣味』はなし」
私は常々『趣味を持つことはいいことだ!』と思っているし、人に趣味を持つことをオススメしてきました。
しかし記事によると、
幸福度の高い人の56.2%は「明確な『趣味』はなし」
とのこと!
半分以上の人が趣味を持たずして幸福感を得ることができているという結果に。
自分の経験や体感として、趣味があれば幸福感や満足感は上がるとずっと信じてきたので、このデータは個人的に少し残念でした。
もちろん良いことではあるんですけどね・・・。
■楽しく続けていることや、習慣がある
しかし、幸福度を感じている人に“趣味といえるほどではないが、日々の生活の中で楽しく続けている習慣があるか”と問うと、実に86.5%の人が『ある』と返答。
「趣味といえるほどではない・・・」
という背景には、
趣味というにはレベルが低いと感じる
ルーティン化しているため趣味とは思っていない
時間を忘れるほどのめり込んではいないため
などなど、様々な理由があるようです。
気になるその内容はというと
美味しいものを食べる
ポイ活
好きなミュージシャンの歌を聴く
など、日常生活に馴染みやすい内容が並んでいました。
改めて『趣味とは何ぞや』と自分なりに考えてみましたが、趣味とよべるものと、そうでないものの線引きは、曖昧というか、そもそも存在しないように感じました。
個人によって捉え方も様々ですし、ここでのポイントは『楽しく続けているか(続いているか)・習慣になっているか』という点だと思います。
さらに“それらが日常生活においてどのような影響を与えているか”という問いには、多くの人が『気分転換・リフレッシュになる』と答えており、先日書いた記事↓の通り、
自分のベクトルを外に向け、自分のことを考えすぎない手段として成り立っているように感じました。
■人生100年時代
そして、近年『人生100年時代』といわれている現代においても、隠れ趣味を持っているということは大きな意味があるように感じます。
なぜなら、今現在、楽しく取組めること、夢中になれることを積み重ねることが、長く人生を楽しむことや、長期的な人生設計に繋がっていくように感じるからです。
『あなたの趣味は何ですか?』
という質問をされると、少し力が入ってしまいますが、
『あなたの楽しみは何ですか?』
という質問なら、いくつか思い浮かびそうですよね。
それらが自分の幸福度を左右している可能性は充分にあるし、改めて観察することで、また新たな『楽しみ』に出会えるかもしれません。
人生を豊かにするうえで、明確な趣味があるに越したことはないと思いますが、あまり肩肘張らずに、自分にとって楽しいと感じることをたくさん増やしていけるといいですね。
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