2023/1/16 知っておくと役に立つ2023トレンド


2023年1月16日(月)、2023年最初の講座が行われました。代表理事・森田昇さんによる「知っておくと役に立つ2023トレンド」です。
 
トレンドとは何でしょうか? ブームとは違います。トレンドとは、目指すべき理想、体験や経験がしにくい憧れなのです。ブームは作り出されますが、一過性で終わります。トレンドは時代の流れであり、目的や指針となり得るものなのです。
 
ブームとトレンドの違いは、その事象がどこまで浸透するかです。ブームはアーリー・アダプターまでの初期市場で終わってしまいます。アーリー・アダプターからアーリー・マジョリティに移ろうとしても、その間には深い溝があります。
 
対人支援職に求められているものは、アーリー・マジョリティであることです。世の中で動きが発生したときに、それは何かというキャッチ・アップだけはしておきたいものです。必ずしもビッグ・ウェイブに乗る必要はありませんが、波が来ているということをきちんと把握しておいて欲しいのです。それが、情報と方法について、クライアントと私達の水位差、私達の価値になるのです。
 
情報提供をせず、コーチングだけ、カウンセリングだけならば特に必要ありません。しかし、私達の仕事には情報提供が含まれ、ブームやトレンドについての情報を出せるようにしておく方が良いのです。例えば転職相談をされた場合、今の転職市場の話をしないはずがありません。この業界は今後こうなるのではないかという話は必ず出ます。
 
2023年のブームの一つに、NISAの拡充が挙げられます。トレンドにまで行くと思います。値上げ、賃上げもブームになります。但し、インフレ率3.8%に対応できる5%以上の賃上げを予定している企業は全体の4.2%しかありません。
 
AIがイラストを自動生成することもトレンドの1つです。日本語で、「声優●●にラーメンを食べさせたい」と言えば、そのようなイラストができ上がります。イラストレーターの職はなくなるかも知れません。当初の予想に反し、クリエイティブ分野にAIが侵食し、ルーチン作業は人がやっています。
 
2023年の対人支援サービス業の特徴は以下の通りです。
●基本はデジタル、必要ならばハイブリッド。対面のみはなくなる。
●AI活用を視野に入れる。逐語録や簡単な文章作成は、AIがほぼ完璧にできる。応答もできる。
 
 AIを私達の仕事にどう活かすかを考えることが、2023年のトレンドになりそうです。

「リベラルコンサルティング協議会」
自らアップデートでき、豊かで潤いあるキャリアを歩める仲間を募集しています。
 
@liberal.consulting.association

(仲井圭二)

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